表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/59

バレたら処刑!? お姉様、助けてください!

パーティー事件から数日後――

懐きまくってくるナディール妃(実は王子)の、衝撃すぎる秘密が明らかに!?

このままでは彼も国も終わってしまうかもしれない……。

そして私は、ある決断を下す――。


現実的に考えて、いつまでも秘密がバレないわけがない。


「それで、これからどうするの? あと、私にたくさんお触りしたことは、まだ許してないからね!」

強めの口調で言うと、ナディールはガクガク震え出した。


「お姉様、どぉしよ〜……。バレたら、僕も僕の国もおしまいだよぉ〜!」

情けない声色に、イザークさんの表情がさらに険しくなる。言葉には出さないが、顔には怒りがにじみ、殺気すら感じるほどだった。


ため息をひとつつき、私は肩をすくめる。

「仕方ないわね……。私がギルヴァントに言ってあげる。一応、私は恩人だし、私を不快にさせると天罰くだるらしいから……多分、大丈夫でしょ」


その言葉に、ナディールは輝くような笑顔を見せた。

「やっぱりお姉様って頼りになる♡」


まったく、調子のいいやつだ。でも、不思議と憎めない。

一方、イザークさんは「ヨウコ、そんな奴のために危険すぎる!」と、はっきり反対していた。


それでも、このままではナディールは処刑されるだろうし、国も滅びかねない。

それを見過ごすのは、なんだか目覚めが悪い。


――だから、私は今、ギルヴァントの部屋の前に立っている。

隣にはイザークさんとナディール。胸の鼓動が早まっていく。ひとつ深呼吸をして、私は扉をノックした。



---


まさかの双子&身代わり設定、皆さん予想できましたか?

ヨウコの「危険すぎる直談判」がどう転ぶのか、次回はついにギルヴァント登場シーンです!

甘々展開になるのか、それとも波乱の予感なのか……お楽しみに♡


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ