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「ヨウコお姉様!?異世界で王子に懐かれすぎて困ってます!」

パーティー事件で助けたナディア妃。

しかしその後、彼女との不思議な日常が始まる――

甘えん坊でちょっと過剰なスキンシップに、ヨウコは振り回されっぱなし!?

ギルヴァントは相変わらずヨウコ一筋。王宮で巻き起こる小さな騒動に、あなたも思わず笑ってしまうこと間違いなし。


パーティー事件から数日後――

あのとき助けたナディア妃が、すっかり私に懐いてしまったようで、毎日のように遊びに来るようになった。


「ヨウコお姉様♡」

18歳になったナディアは、まだ若く甘えたい盛りなのか、私に会うといつも抱きついてくる。


私も彼女が可愛くて、つい頭を撫でたりしてあげるのだが――

そのスキンシップは少し過剰だった。

抱きつくたびに胸元に顔を埋めてスリスリと甘える。「大きい……柔らかい……幸せぇ〜✨」

さらにお尻に触れて「弾力あって素敵です♡」などと冗談交じりに言ってくる。

さすがに私は「やりすぎでは?」と内心思うほど。

イザークさんも目のやり場に困っていた。


ある日、ナディアの宮に遊びに行くと、誰もいないはずの奥の部屋に人影が見えた。

覗いてみると――そこには湯浴み中のナディアが!

しかしその姿は、短いピンク色の髪に胸は平らで――思わず二度見してしまう。


「え……?!」 思わず絶叫しかける私。

するとナディアは「あぁ~!待って待って!事情説明するから〜」と慌てて言った。


とりあえず服を着てもらい、私はジト目で「で?事情は?」と聞く。

ナディアは涙目で「そんな目で見ないで、お姉様〜」と訴える。


話を聞くと、彼は本来、妹ナディアが嫁ぐはずだった小国の王子ナディールであると。

ナディアとナディールは双子で、顔立ちはそっくり。

だがナディアは護衛の恋人と駆け落ちしてしまい、後には引けず、ナディールが身代わりとして嫁ぐことになったという。


嫁いだ当初は、年若いナディールがギルヴァントの食指にかかることもなく、誰にもバレることはなかった。

しかも現在、ギルヴァントの心はヨウコ一筋。

まだ当面、身代わりがバレる心配はなさそうだとナディールは安心したように語った。



---


今回はヨウコとナディア妃(実はナディアの身代わりとして嫁いだナディール王子)との日常を描きました。

甘えん坊でちょっと過剰なスキンシップに振り回されるヨウコの様子や、ギルヴァントとの関係にも注目です。

ナディール王子が妹ナディアの身代わりであることも明らかになり、今後の王宮での騒動にも目が離せません!

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