5/5【コンビニバイトの闇に染まって自虐癖が加速した】
こんにちは、みのりです。
聞いてください……昨日買ったちまき、今日半額になってました……。
しかも昨日から数が変わってなかったから、高い値段で買ったのって私だけだったみたい。
ホント運が悪すぎますよね、泣きそうです。
そもそも、コンビニと私って相性が悪いんです。
私は昔、コンビニでアルバイトをしていました。
高校生の頃から、専門学校時代まで四年間働いていました。
自転車で20分の距離にある、知り合いがなるべく来ないところで働いていました。
別にコンビニが好きで働いていたわけでは有りません。
私は早く一人暮らしをしたいと思っていたのでお金を貯めたかったんです。
もともとお洒落に興味がないほうだし、友達もいないので貯金はできました。
おかげで、専門学校を卒業し就職と同時に家を出ることができたんです。
嫌なことは多かったですが、やめると言い出せないまま四年間働くことになりました。
コンビニのオーナーさん、店長さんはとても優しい人でした。
物覚えのよくない、愛想の悪い私にいつもニコニコとしてくれていました。
でも、コンビニってやっぱり客商売なんですよね……。
おかしなお客さんが結構来るので、嫌な思いをたくさんしました。
タバコの年齢確認ボタンを押してくれない人にお願いするのがいやでした。
おでんのからしを大量に欲しがる人にお断りするのがいやでした。
お金を投げて渡すおじさんが嫌いでした。
いらいらしているOLさんが苦手でした。
毎日ゴミ箱に生ゴミを捨てていくおばさんが嫌いでした。
家まで荷物を持っていけと命令するおじいさんが大嫌いでした。
必ず手を握っておつりを受け取るおじさんが苦手でした。
絶対にトイレを流さないで帰るおじさんが嫌いでした。
絶対に何も買わずにトイレだけ使うお兄さんが嫌いでした。
成人本の返本処理をしている時に私を見つめるおじさんが嫌いでした。
商品の詰め方がおかしいと説教をするおばあさんが苦手でした。
常連面をしてタメ口で私を馬鹿にするおじさんが嫌いでした。
コンビニバイトにだったら暴言をはいていいと思い込んでいるおじいさんが大嫌いでした。
箸を入れ忘れて本部に苦情を入れたおばさんが苦手でした。
廃棄のお弁当をタダでよこせとねだるおじいさんが嫌いでした。
笑顔でいらっしゃいませといえないのかと怒鳴るおじさんが大嫌いでした。
あんたなんかどこに行っても働けないよと笑うおばさんが大嫌いでした。
タバコを売れと怒鳴るヤンキーが怖くてたまりませんでした。
私の書いたPOPを見てへたくそだと笑う子供が苦手でした。
一番くじで不正をはたらこうとして逆切れした男性が怖くてたまりませんでした。
店内のポスターをはがして持っていく女性がうっとおしくてたまりませんでした。
明らかに使用済みのものを返品しようとする学生が苦手でした。
働いている私を見に来て笑った両親が苦手でした。
働いている私を励ますために友達を大勢連れて来る兄が苦手でした。
働いている私を店の外から見ていた妹が動画を撮るのがいやでした。
母親の友達が限定販売の品物を予約したいとごねたので問題になって腹が立ちました。
ドリップの機械の調子が悪くて使用禁止にしたらブチ切れたおじさんが怖くて警察を呼びました。
肉まんがまずいから慰謝料を払えと怒鳴り込んできたお爺さんが怖くて警察を呼びました。
コンビニでアルバイトをしたおかげで、警察に連絡することに慣れてしまったと思います。
常に悪いことを想定するようになったのは、コンビニで働いた経験のせいかもしれないです。
いつでも警察が呼べるよう、心の備えをしておいたほうがいいと学んだ感じです。
ハンバーガーのお店で働いていたら、もっと明るい女性になれていたかも……?
少しでも明るい人間になりたいです。