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登場人物紹介 3



☆ジョリイ伯爵

ヨラ侯爵の寄子であるが、現在はガランダッシュ宰相にぴったりと寄り添って腰巾着となっている。

エムリーヌに直接レンブラント伯爵との結婚(兼内偵)話を持ち込んできたのは、この人。本人曰く「ヨラ侯爵に頼まれた」。ホルベイン家はジョリイ伯爵家の寄子という立場もあり、エムは縁談話を断れなかった。



☆ヨラ侯爵

王家ともつながりのある名門高級貴族。レンブラント伯爵家とは、なにかと因縁の仲。当代の侯爵と伯爵(モリス)も仲は良くない。ジョリイ伯爵家の寄親でもある。

先の隣国(セルテ)との戦役で総大将を務めていたが、実際に指揮を執っていたのはレンブラント伯爵。それが宰相にバレて、功績・褒賞を全部伯爵に取られてしまった。

先物取引に失敗し取り返そうと投資した貿易船が立て続けに嵐で沈没、巨額の借金を背負ったうえにセルテ国への出兵、出費がかさんで実情は破産寸前という噂と、陰でその損失を補って余りある事業に成功し勢力を盛り返そうとしているという噂もある。

先の第17次セルテ戦役で、エムの父ホルベイン男爵の失態をしっ責した「司令官様」は、この人。



☆ミロリー伯爵(故人)

前カステ地方の領主。カステ地方はクオバティス沿海に面した良港をもつ南部の土地。伯爵の死後、跡継ぎ不在から後妻が領地を国家に変換し、それがレンブラント伯爵に功労の褒賞として下賜された。ジョリイ伯爵が、この土地を欲しがっていたという憶測が飛んでいる。



☆ミロリー伯爵夫人

前カステ領主のミロリー伯爵の後妻。現在は俗世を離れ、修道女として余生を送っている。

前妻の残した息子たちとは生さぬ仲で、そのあたりの事情がミロリー家断絶の原因になったという噂もある。ジョリイ伯爵家の出身。



☆ハマフ海賊団

クオバティス沿海からペンデル沖、さらにその北方までと広範囲に渡って、海上で商船への襲撃、沿岸地域の町や村での金品強奪、若い娘や子供たちの誘拐を繰り返す。人身売買組織と繋がっていて、誘拐した者たちを奴隷として異教徒の住む大陸へと運んでいるらしい。

ペンデルの街に拠点をいくつか持っていたが、ダーナー騎士隊の捜索で検挙され、仲間を捕まえられたという恨みも持っている。現在アラソラ号は拿捕され乗組員は逮捕、騎士隊の監視下にあり、海賊団の首領ハマフの乗るベラス号とフィスカ号は行方不明となっている。


☆ビスエヤ山賊団

国境沿いのビスエヤ山脈を根城とする盗賊団。腕に赤い布を巻いている。

人身売買組織に加担しているという情報もあり、宰相ガランダッシュが警戒を深めていた。



☆タビロ辺境騎士団

クレルフォン王国の東国境を守る、正規軍。主に、在郷の騎士たちによって構成されているが、団長・幹部は国王から任命を受け、王都より赴任している。これはタビロ地方が、王家の直轄領であるということにある。領都タビロスは大きな街道の分岐点でもあり、北東には国境を隔てるビスエヤ山脈がある。近年ここを根城とする山賊の被害が増えているので、タビロ辺境騎士団は出動が頻繁になっていた。

現在は宰相の密命を受け団長キャンデルは少数精鋭選抜部隊を率いてレンブラント領シュミンナ郊外に駐屯、本隊は副団長が指揮を執り国境警備を行っている。






★クレルフォン

物語の舞台、エムの母国。大陸の西の端に位置し、西はロデア大海に面し、南部はクオバティス沿海、東側の国境にビスエヤ山脈を控えた農業大国。国王が治めているが、現王は政務に熱は無く、国政は宰相ガランダッシュに任せきりになっている。王都はトリング。

レンブラント伯爵の領地、南ターレンヌおよびカステ地方はクレルフォンの南部に位置する。




★第17次セルテ戦役

セルテ王国はクレルフォン王国の北方に隣接する国。豊かな土地を求め南下したいセルテとの間で、長年争いが絶えない。第17次戦役は、2年前。レンブラント伯爵の活躍で一応の終結を見た。

この戦いに参戦しようとしたホルベイン男爵(エムの父)は、戦前の酒宴で乱闘騒ぎを起こし、右足を負傷。相手から損害賠償金を請求され、高額の請求額を支払わねばならない羽目に追い込まれている。

「エムこん」へのご来訪、ありがとうございます。

物語もいよいよ大詰め。


今回は、これまで会話の中に出てきた敵や、疑惑の人々の紹介。ご本人は登場せずも……な方もいますが、エムの知らないところでとんでもない陰謀が動いている様子。


エムやモリスを陥れようとする陰謀とはどんなものか、また誰がどれだけ加担しているのか? 推測しながらご覧ください。


ところで、ようやくエムのお国の名前が出てきました。っていうか、今まで考えていなかったというw

それでここまで引っ張ってきたのですから、加純さんがんばったぞ!

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