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屋上2(すみれ視点)
「わ、私は清水 すみれって言います。高等部1年で…。」
ひえっ、声裏返ってる。
変に思われたかな。
「すみれ!。素敵な名前だね~。陽菜のことは陽菜って呼んでね!それと、敬語じゃなくていいよ!」
天使のように可愛い子にすみれって呼んで貰えるなんて・・・。
陽菜っていきなり呼び捨てなんて凄く嬉しいけど緊張する。
そして、すごい見られてる・・・うぅ、顔が眩しすぎて直視できない。
え・・・。
陽菜の手が私の頬に触れる。
そして、私の髪を撫でる。
手小さくて可愛いなぁ。
全身の血管がドクドクと音をたてている。
「あっ、ごめんなさい、陽菜いきなり髪の毛触っちゃって。」
全身の血管がドクドクと音をたてている。
陽菜と目が合う。
申し訳なさそうな表情もかわいい。
胸がじんわり熱くなってくる。
「まつ毛長…んっ…!」
気づいたら私は陽菜を抱き寄せ、キスをしていた。