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1話 1日目の朝、朝食まで

朝9時。目が覚めた。いつもと同じ天井。始まる。

太陽の光が雨戸の隙間から射す。今日も晴れだ、世界は流れる。何の意味も持たず、ただ時は流れる。

朝からそんな事を考えた。俺は頭がおかしいのか?いや、そんな事はない。大学にも通っているし友達もいる。勉強もスポーツもルックスも何もかも人と特別違う事はない。ただ、時々おかしな空想が頭をよぎる。死んだらどうなるのだろうか。そんな事をふと、思いつく事がある。それは講義を受けている最中でも友達と遊んでいる最中でもトイレで踏ん張っている時でさえも。トイレの時くらいトイレに集中したいものだ。ただ、その空想は自分でも分からない、突然頭をよぎり去っていく。まるで今日という1日のように。始まって終わる。もし人は死んだらどうなるのだろうか。死後の世界があるのだろうか。生まれ変わってまた生まれるてくるのだろうか。記憶は?今、世界の人口の半分くらいは二週目の人生でその事を必死に隠しているのだろうか。そんな事を考えながら僕は布団から出た。『たけるー、ごはんよー。』母が言う。まったく。僕が目を覚ます時間を知ってるかのように毎朝毎朝ピンポイントでごはんコールをしてくる。朝食を食べる。大抵トーストと牛乳。特別おいしい訳ではないが嫌いではない。今日は1日予定がない。何をしようか。

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