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Prosopagnosia

作者: ツツン




いま僕の考えてた事わかるかい?


君を殺してあげたいなって考えてたんだよっ!!


そう言うと君はいつも嬉しそうに笑うね

ビョウキ?

いいさ、僕は君の全て好きだから悲しそうな顔も嬉しそうな顔も好きだから!もちろん病気の君も好きだから!!


嘘 は 嫌い だけど ね!!

あははっ、だってそれってよくないことだよね、ボクはよくないことは嫌いだよっ!!


ところで君


その手に持ってるものは何かな!


包丁?

物騒な物持ち歩いてるね!!僕も持ってるよ!!


ほらっ、見て!

ナ イ フ !!

包丁よりは弱いけどね、充分だ

これで、充分だ

君を殺すにはこれで充分だ!!!!!


君の生きてる意味は!?

僕は!?

ない!?ないでしょ!?


だ っ た ら 死のう!!


死んじゃえば一からやり直せるよ

だって、

今はとてもつまらないじゃないか

やり直せるのならやり直そう、僕ら を


急がないと!!


早く!死んでしまおう!!

待って!


君…もしかして自殺する気じゃあないだろうねえ




ににに、にににっ




殺 し て あ げ る











そう言ってニタニタ笑う彼は不気味だった


けど、


もう彼の不気味な笑顔とはおさらばだ

ああ、これでやっと私は死ねる


「さようなら、見知らぬ誰かさん」




呟いて


死んだ の




「やだなぁ、いつも会ってるのに…いい加減覚えてよ」



自分の好きな人が相貌失認だったら覚えてくれなきてもついていく。

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