第六話 怜の家に
今回は、真由と別れて、令の家に向かいます。
PSPにはこれが限界。
小出しに出していこうと思います。
「じゃあ、僕はこれで」
彼女と少ししゃべった後、僕は帰ることにした。
すると怜はすぐに「先輩、お怪我ひどいようなので、手当しないと」と言った。
確かに擦り傷やあざが少しあってジンジンと痛んでいた。
「じゃあ、お言葉に甘えて」 僕はそういった。もしかすると、彼女に甘えたかったのかも知れない。
「でも、私が怪我させたんだし」真由は反論する。
「大丈夫、それに私の家近いから」
彼女は名残惜しそうな顔をしたが、
「分かった。じゃあ、先輩、お大事に」
といって、怜に仕事をまかせた。
彼女の家は本当に近かった。ざっと見積もって、100メートル位だ。
しかも、彼女の家は少し値打ちの高そうな、洋風な建物だった。
「さっ、あがって下さい」
「お邪魔します」
彼女はスタスタと家の中を歩く、立ち姿も綺麗だ。
家の感じもそうだが、こういうのをブルジョアって言うのかな?
でも、こう見ると、真由とは全く違うオーラが彼女にはながれているような気がする。
おしとやかで清楚だ。でも、何故、怜と真由は友達になったのだろう?
「一つ、聞いてもいい?」
「なんですか、先輩」
「どうして、深谷さんと友達に?雰囲気が結構違うなって感じたけど」
彼女は自分の部屋について絨毯の上に座る。
今回のおさらいは、
真由と怜の性格の違いです。
真面目で、一直線な真由、上品な怜。
何故、二人は友達になったのでしょうか。