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第二話 原因・・同居!?

ちょっと長文です。今回は僕の突然変異の原因です

あまり、ストーリーには関わりませんが、頑張って書いてみました。

 楠木さんは僕の部屋に立っていて、僕に銃を向けている、僕の部屋で・・

「昨日の続きかい?」僕は疲れているのか、そんな台詞しか口から出せない。

「なにいってんの?」

彼女は笑みを浮かべてこういう。

「そろそろ、いい加減にして貰わないと・・」

彼女の銃の引き金が・・・


パシンと音がした。パシン?って


そうしている内にずぐに二発目が来た。

「痛っ!」

そこでやっと目が覚めた。

そうか、さっきのは夢だったか・・

目を開けると、新聞紙を持った活発な少女、いや、同い年の子が立っていた。

「おっ、由香か・・おはよ」

由香は僕の幼なじみだ。家が近いから、小学生の頃から仲が良かった。

僕が遅刻しそうになると、たまにこうして無断で家に上がりこみ、叩き起こすのが彼女の日課である。

ちなみに身長は麻衣よりも下だ。

「昨日、後輩に告られたからって、考え込んで・・」

「なんで知ってるんだよ、そんな事」

「学年女子の間ではすぐに噂が広まったからね、まあ、同じクラスだしこう何年もつき合ってると分かるのよ」

由香の話を聞きながらながら制服を着る。

「朝から低血圧だね、もしかして、振られたの?」

「なんで振られたことを前提に話すかな・・」

「告られた事自体奇跡だし、2日も続かず終わるかなって」

「案外酷いこというな、お前」

 そんなこんなで、今日は由香と登校する事になった。

「頭の具合はどうなの?」

やはり、由香も心配してくれていたのか。

「もう、平気だから」

 彼女を心配させまいとついた嘘だった。何時になったら、この痛みは取れるのだろうか。

寝不足もあるが、今日はまた一段と酷い。

楠木さんに聞かないといけないな・・

*** 

 早速、昼休みに彼女の教室に行ってみる。廊下を歩いている時は、昨日の事もあってか、

周りからの視線がものすごく多いような気がした。

「楠木さんいるかな」

教室の前で女子を引き止めて呼んで貰った。

「麻衣~先輩呼んでるよ」

彼女はお弁当を広げて食べていた。

「ごめんね、食事中に」

「いえ、大丈夫ですから、なんですか」

「頭痛は何時、治るのかな?」

「ここだと、長く話せないんで他の場所で」

彼女は僕の手を握って、校舎裏まで連れていった。

「頭痛はじきに治ります。でも、心配なので、上に頼んで薬を作って貰うことにしました」

「あっ、そうなんだ。でも何で校舎裏に?」

「突然変異の原因と昨日、私があなたを殺そうとした理由を話しておこうと思いまして」

 彼女は小声で話始める。

「じゃあ、此処はどこですか?」

「東京のはずれ」

「数週間前の事です、米軍の新型偵察機の塗装が剥げて日本の在日米軍基地に着陸したんです」

「その塗装が原因?」

「恐らくは・・最初はうちの研究所のミミズから発見された異変で、大体が50、60代の人が発症してるんです。この学校の先生方の中にもこの症状を出している方がいます」

「でも、僕は十七だよ」

「稀な例です。ロシアで二人、ヨーロッパで五人、アメリカ西海岸で四人、中国はアメリカの偵察目標らしいんで百人程度が確認されています。これは資料から算出したものですが」

「全員殺したの?」

「中国にこの情報を流せば外交が悪くなります。他の国々は政府の命令で全員軍によって秘密裏に」

「で、なんで僕を見逃したの?」

「それは、先輩がもっともな理由を言うから・・でも日本は政府が暗殺を拒否したから、研究所の命令で秘密裏にやろうとしたので、見逃す余地がまだあったんです」

「でも、なんで研究所にいるの?普通の学生なら・・・」

「父が重役の研究者なんで、その助手です」

「君のお父さんが僕を?」

「いえ、その上の人です」

「そっか、やっと分かったよ。じゃあ薬を飲んだら、晴れて自由の身だね」

「いえ、そこが問題だったんです。暗殺は免れたとしても、監視は続行されます。その条件の下日本は暗殺を拒否したんです」

「えっ、じゃあ、家の中にカメラとか付けたり、ストーカーとかされるの?」

「はい、そうなると思います。ただそれだけでなく、あなたが結婚したりして、子供を持つとしましょう。それも監視対象に入ってしまいます」

 あまりに衝撃的なので僕は言葉を失った。まるでSFのような話だと思っていたが、僕の子供まで巻き込むとは。僕は落胆する。

「わかったよ。じゃあ、僕は教室に戻るね」

「先輩・・」

 楠木さんはまだ僕に伝えるべき事があるらしい。もう放って置いてくれ、構うな。

「まだ、なにかあるの」

「わ・・私と同居・・いえ、結婚してください!」

「えっ、それって・・・どういうこと」

「私を決められた婚約者だと思ってお願いします」

言われてみれば彼女は研究者だ、昨日のこともある。監視名目で済ませればそんなことも可能なのだろう。だが、彼女に迷惑を掛けてはいけない。

「無理しないでいいよ、君には君の人生がある」

「無理なんかしてません、昨日の告白も、私が見逃したのも・・先輩のことが好きだったから!」

 振り返ると彼女は泣いていた。

 それを待っていたかのようにチャイムが鳴る。僕も彼女も授業には出られそうもない。

ごめん、楠木さん。


         

前書きで話した原因は、彼のような症状が、世界中で発生していて

世界各地で同年代の子供が暗殺されているという、事を書きたかったので書きました。

楠木は彼を見逃しました。それは政治的な絡みも彼の言い分もあったのですが、

彼女が彼に好意をもっていたことが大きかったようです。

長いですが、読んでくださって本当にありがとうこざいます。

まだまだ頑張って、続けていきます。


感想や、アドバイスがあれば書いていって頂けると幸いです。


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