第30話 ラブレター
孫にも衣装だな
お前も着てみるか
俺じゃ 勝てんわ
ちげね
ギャハハ
食堂から聞こえる
間違いなく俺で盛り上がる隊員たち。
誰だこれ、 ラブレターが置いてある。
クラン
「同棲愛に目覚めたのでしょ お返事書いてあげないと」
差出人 不明なんだよ。
チャッピ
「お任せください。
この名探偵にかかれば ふふふ わかりましたよ。
あの時に手伝った時の字体ですから。(ドヤ顔)
あの先輩です。」
嘘、先輩 男好き?
いやいやないわーー。
あの部屋 あらたな戦利品で、
ブロマイドがピンナップガール
好きだねーー。
記録してるのかな?心配だ。
とするとこれは、揶揄い。
なかなか高尚な作戦する。
あの脳筋が?だれかが、入れ知恵してるかな?
よし、逆にはめたる。
公開処刑だ
ラブレターを食堂に貼り、
愛を二人でかわしたいです。
ナナシ様へ
どうだ!。参ったか。
嘘、 食堂の掲示板がラブレター掲示板になる。
くそ、皆んな イベントに乗って楽しんでる。
誰のラブレターが一番かでかけてる。
お遊びは 我先だな。
食堂
(ざわ……ざわ……)
隊員A
「この文面、凝ってるな……」
隊員B
「比喩が多い。これは玄人だぞ」
隊員C
「賭け成立! 三番テーブル、五口!」
俺
(なんで分析会になってるんだ……)
さらに悪化
クラン
「ねえ、あなた。
ナナシ様って、誰?」
俺
「……知らん」
チャッピ
「統計的に、
ナナシ様=匿名の美学を好む人物。
この基地では──」
俺
「やめろ」
チャッピ
「三名該当します」
俺
「やめろって言ってるだろ」
ルミナス、致命傷を与える
ルミナス
「感情解析によると、
この文章を書いた人物は
照れと優越感を同時に感じています」
隊員
「あーーー!」
俺
「やめろォォ!」
皇女
「……何をしているの?」
食堂
(静まり返る)
皇女
(掲示板を見る)
皇女
「……なるほど」
俺
(終わった)
皇女
「これは?」
俺
「……教育的指導です」
皇女
「誰の?」
俺
「……自分への」
皇女
「よろしい」
皇女
「では、
本日の優勝ラブレターの朗読係は、キム少佐」
俺
「!?」
皇女
「メイド服で」
食堂
(拍手喝采)
俺
「……
愛を二人でかわしたいです。
ナナシ様へ」
(沈黙)
皇女
「続けなさい」
俺
「……
あなたの沈黙が、
私の鼓動を加速させます」
クラン
「あら、上手」
チャッピ
「感情値、急上昇」
俺
(死)
皇女
「結論」
皇女
「この基地では、
恋文は禁止」
隊員
「えーー!」
皇女
「代わりに」
皇女
「月一で、
朗読会を開催します」
俺
「……俺、原因ですよね?」
皇女
「主催ね」
俺
「……はい」
クラン
「ね?
逆にはめるつもりが、
巻き込まれるって言ったでしょ」
俺
「……人生、カレーと同じだな」
チャッピ
「具材を入れすぎると、
収拾がつかなくなる」
ルミナス
「学習しました」
俺
「次は静かに生きる」
皇女
「無理ね」




