第21話 クランの秘密
(クラン、あとはお願い。)テレパス。
殿下は私に押し付けて帰った。(ため息)
クラン
「キム、あなたの行動全てが、あのプレートにでるのよ。
場所も、言葉も、感情までも、
そして、転移ができます。
ただし、管理者クラスの場所だけね。
殿下とも、ダイレクトに通話できます。
あなたのデバイスレベルでは今までは普通だったはず、
そして今は、ゴールドになっている。
全ての人格AIはあなたを守ります。
その命をかけます。
これから話すことは、文明の秘密です。
管理者クラス
皇女殿下、マーズ、地球のご夫婦、大佐、キム、私
の7名。
皇女殿下:銀河を俯瞰する能力(巫女が覚醒しつつある)
マーズ :銀河帝国思考力能力(次元への思考力が増加中)
地球のご夫婦:
男: 人間を選んだ精神生命体 多次元生物に勝った
女: 古代銀河文明の子孫 巫女 多次元生物の標的
朝霧大佐:未知の戦闘力 不明
キム少佐:未知の戦闘力 不明
私 :観察者 この銀河の太陽族が気になるから来た
朝霧、キム、どちらも、成長中である。
異常な戦闘力は、把握できていない。
ただ、両親の事故は、事故では無い可能性がある。
これも、はっきりしていない、靄の中。
資料しか残っていないので。
機雷があの海域に現れる事が確率10%以下である事。
巻き込まれたのか、あの中にいたのかそれも不明。
私たちがまだ把握できていない、第3の能力者
がいるかもしれない。
私の寿命は1万年。
生まれるには、恒星崩壊(超新星爆発)が必要。
両親は、恒星崩壊にて私を産んだ。
宇宙クラゲは、次元生物。
次元は物質が存在しない。
子供を作るには、この時空の巨大なエネルギーが必要。
だから、時々、現れる。
宇宙クラゲは普通は次元層に漂っている。
次元層は、流れがある。
例えるなら、山の湧き水から集まり急流から大河へ大海へ流れる。
この流れは太古から変わらず、循環していると見ているが、
我々もわからない。
次元層は 多層であり、それぞれ水と油で混ざらない。
層は、深いほど、エネルギーが高い。
住みやすいが、他の次元生物もいるから、餌にもなる。
次元層を超えるには、膨大なエネルギーがいる。
宇宙クラゲが渡れるのは、A層の鍵とB層の鍵の両方もっているからだ。
例えると、素数で考えると早い、層は素数で唯一無二。
宇宙クラゲは層の鍵を自動で作れる=エネルギー必要。
どの層でも滞在している時は、その鍵だけだから、エネルギーは最小。
では、そのエネルギーはどこにあるか。
この次元の 恒星エネルギー を使用する。
私は、生まれた時から、自分が宇宙クラゲらしくなかった。
両親も古老もただ漂うだけ。
何が面白いの? 刺激がない、つまんない、退屈。
反抗期なのかしら、そんな時期なのね。
でも、その理由は、
自分の中のもう一つの人格を理解したの、観察者をね。
事件が、起こった。
次元層が騒がしい。深い層で何かがうごめている。
感覚が危険を感じる。
すぐではない、私たちの感性は万年単位だから。
でも判断は、早かったわ。
早速、移民OKなここへ、一族連れて避難したわ。
他のとこより、ましだろうし、画期的宣言するこの文明は
おもしろそうだった。
趣味は、観察と揶揄いです。
思念体は気にいったわね。
私、3歳で女の子ですよ。
甘えたい年頃で、反抗期はすぎたとこ。
人間で言えば17歳、チャキチャキのプルプル、
はち切れんばかりのダイナマイトボディーで
男の子を泣かすのが最高に楽しい。
」
俺
(もう食えません、消化不良。)
(そうだ、お前はいつも俺を手玉にとり、転がす。)
「次元を潜れる船はお前のその考えで成り立っている。」
「次元位相は高エネルギーが必要で、鍵を作るため。」
「深いほど高エネルギーが必要で、鍵が大きいから。」
「なるほど、だから、隙間に全て動力炉があるわけか。」
「でも、俺たちはこの時空に縛られている。
次元にはいったが問題なかった。
なんでだ?」
クラン
「私の方法と同じ、鍵を二つ持っているからよ。」
「船の時空の鍵と 次元のある層の鍵を二つ持つ。
例えるなら、石鹸ね、右手に水 左手に油 。
水から見たら水と見える=同類 攻撃しない
油から見たら油と見える=同類 攻撃しない
3層以上で同時にもぐる時は、今まで経験がないので
わかんない。
でも膨大なんて比じゃないだろうね。
ごまかしているともいえるわ。
相手から見れば、グレー。
あやしいいけど危険そうではない。
わかった? ダーリン。うふ(ウインク)。
」
俺
「最後に、次元層で攻撃するには、
その鍵をつけて発射することになるの?」
クラン
「次元層で、こちらの武器が使えるか?.......
キムのアイデアは試す価値がある。
通常は、逃げる。 位相を超える。
次元層の生物は位相にしばられるから。
例外が、多次元生物ね。」
俺
「わかった。 手札は揃った。
これから、戦略を練る。」




