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太陽系外からの訪問者  作者: HAL
辺境監視基地 
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第19話 キムの秘密

 

 俺は、クランを仲間を守れるのか?

 俺たちは、もっと知らないといけない。

 仲間になるには。




 クランが辺境に志願してきたのはなぜか?

 知らない。

 家族は?

 知らない。

 何を食べる。

 原子エネルギー  それだけか?

 趣味は?

 知らない。

 休みは何してる。

 知らない。

 両親はいるのか?

 知らない。

 寿命は?

 知らない。


 俺は、任務だけの付き合いしかしていない。

 それで、仲間といえるのか?


 チャッピはどうだ。

 戦闘ロボで人格AIに最近なった。

 休みは?

 食事は、エネルギーパック。 それだけか?

 趣味?

 寿命?

 人格AIは人だな、人として接したか?

 いつも、サポート=手下じゃないか?


 でも、知るほど、クランは、鍵であり、爆弾でもある。

 つまり、知ると戻れないいから、逃げていたんだろ。


 そうだな、そうだ。


 チャッピも同じだろ。

 知りすぎると、戻れなくなる。


 覚悟しな、仲間を守り、生きて帰るのは、

 全ての手札を見せなければ、できないだろ?


 わかっていたが、怖かった。


 また、失うかもしれない。


 一線を超えない、知りすぎない。


 常に、安全圏をまもる。




 俺と朝霧は家族同士の付き合いだった。

 あいつはいつも正義の味方で、おれは憧れていた。

 あいつの前では、俺は全てを曝け出した。

 隠すことは何もない。

 あいつも俺の前では、普通の女の子だった。

 隠す必要がなかった。

 あいつが士官学校へ入る。

 おれも追うように入る。


 ある時、家族旅行で、朝霧とワーレンで、

 あいつの士官学校卒業を祝い、豪勢な豪華客船で船旅をした。

 そう、定番の事故だよ。

 あの当時は、地球は、戦争しているのが当たり前、

 流れ流れて、航路に迷い込んだ、古い機雷と接触。

 浸水、救命ボートは、初めから船員分 100人 

 3000人が 10分で海に消えた。

 隔壁なんてない。

 穴があき、エンジン停止、排水ポンプ停止。

 両親は俺たち2人に救命ブイを渡し。海に消えた。

 あの事故は、行政の怠慢だった。

 新聞は政治との癒着と書き立てたが、どうでもいい。

 あいつは、悲しみから立ち上がった。

 でも、俺は、地球が嫌になった。

 逃げたかった。

 士官学校は中退して、辺境の採用に志願した。

 生きるのが嫌になったんだ。


 でも、辺境は想像を超える過酷さだった。

 手順を間違えただけで死ぬ事も普通だった。

 先輩は、生きる事を教えてくれた。

 「 死んだら終いさ 何も残らない。」

 「 生きてるから、リベンジできる。」

 くそ、先輩はおれが死んでもいいやという

 気持ちを知っていたんだ。



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