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太陽系外からの訪問者  作者: HAL
地球
31/205

第30章 X DAY

この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。


 とうとう、Xデーがきました。

 地球は3日前から、全休(全地球レベル)、電力会社も停止。

 全てが停止。

 地球人は全てシエルターに避難しています。


 5日前から、地球の技術でもわかる、変動を検知しており、

 連邦は、直ちに避難開始を宣言しました。


 完了したのが3日前です。

 地球停止の日は、ただ静かに、時間が流れています。

 ただし、最新のセンサーレベルの振幅幅はランダム

 なれど異常値を検出しており、

 関係者は 気が抜けないレベルです。

 月は幸い、裏側にあり、直撃はないそうです。

 安全のため、シエルターに避難はしているようです。

 火星も同じく、避難はしております。

 シエルター余るほどありますから。

 このイベントが終わったら、ユニット住宅にして売り出すそうです。

 こんなでかいの住宅にできる場所あるか?

 しょうもないことを考える余裕が今はあります。

 異星人がいなかったら、

 地球人は死滅していたでしょうね、感謝します。


 2日前:

 子供が焦れ出す。

 一部の大人も痺れを切らす。 

 寝る場所は、カプセルホテルだから、イビキがうるさいよ、隣。

 男女別のトイレもあるし、食事、水、環境はいいが、娯楽はないからね。

 気の利いた奴が、娯楽用品を持ち込んでいた。

 子供達が、遊んでいる。

 大人は、無線で、災害情報センターからの情報を見ている。

 不気味な振動が時々起こる。 

 すでに、バースト2倍が到達しているようだ。


 1日前:

 ここは、オーストラリア。

 直撃だ。

 動物まではほぼ対応できない、

 一部を山のトンネルへ誘導しておいた。

 3日ならなんとかなるが。

 振動が強い。


 当日:

 9時ごろ、センサーが振り切れた。

 人体にはなにも感じないが、外は、放射線の嵐のはず。

 誰も声を出さない。

 災害情報センターからの情報はホワイトノイズだけ。

 1時間、2時間、......3...4.....5時間 

 緊張とアドレナリンで、異様な精神状態だ。

 握る拳、目の眼光、石の如く動かない体。

 見つめる先は、モニターホワイトノイズ。

 (映れー、写ってくれーー。) 

 モニターにチカ、チラ、時々 映像がみえたりする。

 通信衛星は全滅しているはず、どこから送っているのだろう。


 映像がでた。


「回線確認中、 大丈夫ですか。 

 OK ? 写っているの?」

「災害センターから報告します。 

 バーストはレベル30%です、30%。

 奇跡がおきました。涙」

「今後も、不安点が少しありますが、次第に下がってきています。」

「今後、安全のために、モニタを監視していますが、

 24時間はこのまま待機をしてください。」

「今後、安全のために、モニタを監視していますが、

 24時間はこのまま待機をしてください。」

「今後、安全のために、モニタを監視していますが、

 24時間はこのまま待機をしてください。」


 同じフレーズを何回も落ち着いていながら緊張した声が響く。


 そして、耳のモニターを聞きながら、

「...... 今開けると、放射線で死ぬ可能性があるとのことです。」


「 23:59:59」 センサーグラフ

「 23:59:58」 センサーグラフ


 モニターに映る 時間とグラフ


「助かった」

「やったーーーーーー」

 怒号が響いた。

 いびきのうるさいおじさんとだきあった。


 1日後:

「0:0:0」

「災害センターから、みなさん、もう大丈夫です。」

「外は、大変な状況かもしれません。」 

「気をつけてでてください。」


 外気温、湿度、空気、放射線。

 シエルターのデータを確認してすべてOKだ。

 ドアを開ける。

 外は、何事もなく、快晴の青空。

 ただ、とても静か、音がしない。

 動物の声が聞こえない。

 ここは、山、いつもなら、なんらかの動物の声が聞こえる。

 周辺を探索する。

 小鳥の群れが死んでいる、鹿も、川の魚。


 夏のクリスマスイブは一生忘れない光景を映していた。


 南半球は生態系の打撃が大きく、森も草原も静まり返っていた。

 鳥の声が消えた世界は、想像以上に空っぽだ。

「戻るには百年……」生態系チームの報告に、誰も反論できなかった。

 だが、その横で異星技術者が淡々と端末を操作していた。

「DNA再生処理は開始済み。

 森は五年、動物は十五年……地球時間での予測です。」

 地球の科学者が目を見開く。

 百年が十五年になる。

 それだけで胸が軽くなる報告だった。


 北半球は表面上無事に見えたが、専門家の診断は違った。

 放射線と重力波乱流で、大陸プレートそのものが歪んでいる。

 建物は立っているが、内部の骨格はバラバラ。

 そして


 ① 数千の衛星が軌道を外れ、遅れて落下する

 大部分は燃えるが、数パーセントは落ちてくる。

 都市部に落ちれば甚大な被害。

 宇宙港は、緊急回収部隊をすでに編成していた。

「全部は拾えない。優先度Aの衛星だけ回収する!」


 ② 食料供給の崩壊

 農地は凍り、海洋は死にかけ、輸送網は壊滅。

 地球人は栄養ステックでしのぐ日々が確定していた。

「3ヶ月はステック生活だ。我慢してくれ…!」


 ③ 気候は3ヶ月不安定

 重力波の余波によってジェット気流は乱れ続け、

 天候はランダムに切り替わる。

 ・真夏の翌日に雪

 ・豪雨のあと急激な乾燥

 ・海霧が街を覆い visibility 0

 異常気象は収まるまで3ヶ月という予測だった。


 最悪の事態:再びシェルターに退避

 連邦の判断は早かった。

「地表は依然として不安定。

 状況によっては三日間の再避難を行う。」

 市民たちの顔には、疲労と諦めと、

 そして覚悟が混ざり始めていた。


 俺は、リング(地球連邦の全域通信装置)へ接続した。

 全世界のシェルターに、青い光の波が広がる。

 胸の奥が熱くなる。

 昨日まで死を覚悟し、今日は未来を取り戻す番だ。

 俺は息を飲み、叫んだ。

「さあ、みんな……これから仕事だ!!

 地球を、取り戻すぞーーーッ!!」

「「「おおおおおおおお!!!」」」

 地の底から響くような叫びが各国のシェルターで爆発した。

 泣きながら叫ぶ者もいた。

 拳を天へ突き上げる者もいた。

 俺たちは生き残った。

 次は、地球を救う番だ。

 リングを通して、俺は続けた。

「これから各地域で復旧班、衛星回収班、食糧生産班、

 そして生態系復元班が動く!

 絶望するな。

 地球は終わっていない。

 俺たちが……立て直す!!」

 その瞬間、全世界が再起動を開始した。

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