第30章 X DAY
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
とうとう、Xデーがきました。
地球は3日前から、全休(全地球レベル)、電力会社も停止。
全てが停止。
地球人は全てシエルターに避難しています。
5日前から、地球の技術でもわかる、変動を検知しており、
連邦は、直ちに避難開始を宣言しました。
完了したのが3日前です。
地球停止の日は、ただ静かに、時間が流れています。
ただし、最新のセンサーレベルの振幅幅はランダム
なれど異常値を検出しており、
関係者は 気が抜けないレベルです。
月は幸い、裏側にあり、直撃はないそうです。
安全のため、シエルターに避難はしているようです。
火星も同じく、避難はしております。
シエルター余るほどありますから。
このイベントが終わったら、ユニット住宅にして売り出すそうです。
こんなでかいの住宅にできる場所あるか?
しょうもないことを考える余裕が今はあります。
異星人がいなかったら、
地球人は死滅していたでしょうね、感謝します。
2日前:
子供が焦れ出す。
一部の大人も痺れを切らす。
寝る場所は、カプセルホテルだから、イビキがうるさいよ、隣。
男女別のトイレもあるし、食事、水、環境はいいが、娯楽はないからね。
気の利いた奴が、娯楽用品を持ち込んでいた。
子供達が、遊んでいる。
大人は、無線で、災害情報センターからの情報を見ている。
不気味な振動が時々起こる。
すでに、バースト2倍が到達しているようだ。
1日前:
ここは、オーストラリア。
直撃だ。
動物まではほぼ対応できない、
一部を山のトンネルへ誘導しておいた。
3日ならなんとかなるが。
振動が強い。
当日:
9時ごろ、センサーが振り切れた。
人体にはなにも感じないが、外は、放射線の嵐のはず。
誰も声を出さない。
災害情報センターからの情報はホワイトノイズだけ。
1時間、2時間、......3...4.....5時間
緊張とアドレナリンで、異様な精神状態だ。
握る拳、目の眼光、石の如く動かない体。
見つめる先は、モニターホワイトノイズ。
(映れー、写ってくれーー。)
モニターにチカ、チラ、時々 映像がみえたりする。
通信衛星は全滅しているはず、どこから送っているのだろう。
映像がでた。
「回線確認中、 大丈夫ですか。
OK ? 写っているの?」
「災害センターから報告します。
バーストはレベル30%です、30%。
奇跡がおきました。涙」
「今後も、不安点が少しありますが、次第に下がってきています。」
「今後、安全のために、モニタを監視していますが、
24時間はこのまま待機をしてください。」
「今後、安全のために、モニタを監視していますが、
24時間はこのまま待機をしてください。」
「今後、安全のために、モニタを監視していますが、
24時間はこのまま待機をしてください。」
同じフレーズを何回も落ち着いていながら緊張した声が響く。
そして、耳のモニターを聞きながら、
「...... 今開けると、放射線で死ぬ可能性があるとのことです。」
「 23:59:59」 センサーグラフ
「 23:59:58」 センサーグラフ
モニターに映る 時間とグラフ
「助かった」
「やったーーーーーー」
怒号が響いた。
いびきのうるさいおじさんとだきあった。
1日後:
「0:0:0」
「災害センターから、みなさん、もう大丈夫です。」
「外は、大変な状況かもしれません。」
「気をつけてでてください。」
外気温、湿度、空気、放射線。
シエルターのデータを確認してすべてOKだ。
ドアを開ける。
外は、何事もなく、快晴の青空。
ただ、とても静か、音がしない。
動物の声が聞こえない。
ここは、山、いつもなら、なんらかの動物の声が聞こえる。
周辺を探索する。
小鳥の群れが死んでいる、鹿も、川の魚。
夏のクリスマスイブは一生忘れない光景を映していた。
南半球は生態系の打撃が大きく、森も草原も静まり返っていた。
鳥の声が消えた世界は、想像以上に空っぽだ。
「戻るには百年……」生態系チームの報告に、誰も反論できなかった。
だが、その横で異星技術者が淡々と端末を操作していた。
「DNA再生処理は開始済み。
森は五年、動物は十五年……地球時間での予測です。」
地球の科学者が目を見開く。
百年が十五年になる。
それだけで胸が軽くなる報告だった。
北半球は表面上無事に見えたが、専門家の診断は違った。
放射線と重力波乱流で、大陸プレートそのものが歪んでいる。
建物は立っているが、内部の骨格はバラバラ。
そして
① 数千の衛星が軌道を外れ、遅れて落下する
大部分は燃えるが、数パーセントは落ちてくる。
都市部に落ちれば甚大な被害。
宇宙港は、緊急回収部隊をすでに編成していた。
「全部は拾えない。優先度Aの衛星だけ回収する!」
② 食料供給の崩壊
農地は凍り、海洋は死にかけ、輸送網は壊滅。
地球人は栄養ステックでしのぐ日々が確定していた。
「3ヶ月はステック生活だ。我慢してくれ…!」
③ 気候は3ヶ月不安定
重力波の余波によってジェット気流は乱れ続け、
天候はランダムに切り替わる。
・真夏の翌日に雪
・豪雨のあと急激な乾燥
・海霧が街を覆い visibility 0
異常気象は収まるまで3ヶ月という予測だった。
最悪の事態:再びシェルターに退避
連邦の判断は早かった。
「地表は依然として不安定。
状況によっては三日間の再避難を行う。」
市民たちの顔には、疲労と諦めと、
そして覚悟が混ざり始めていた。
俺は、リング(地球連邦の全域通信装置)へ接続した。
全世界のシェルターに、青い光の波が広がる。
胸の奥が熱くなる。
昨日まで死を覚悟し、今日は未来を取り戻す番だ。
俺は息を飲み、叫んだ。
「さあ、みんな……これから仕事だ!!
地球を、取り戻すぞーーーッ!!」
「「「おおおおおおおお!!!」」」
地の底から響くような叫びが各国のシェルターで爆発した。
泣きながら叫ぶ者もいた。
拳を天へ突き上げる者もいた。
俺たちは生き残った。
次は、地球を救う番だ。
リングを通して、俺は続けた。
「これから各地域で復旧班、衛星回収班、食糧生産班、
そして生態系復元班が動く!
絶望するな。
地球は終わっていない。
俺たちが……立て直す!!」
その瞬間、全世界が再起動を開始した。




