第28章 ガーディアンプラネットガニメデ(GPG)
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
木星衛星軍事要塞計画:GPG(Guardian Planet Ganymede)
表向き:実験都市開発計画
裏の真実:太陽系最大の軍事要塞化計画
1. 衛星表面を覆う「板」の正体
地球の観測衛星が捉えた衛星表面の銀色の板。
それは本来、
《衛星を丸ごと軍事要塞化する外装アーマー》
である。
厚さは最大2000m
多層構造の超物質
物理攻撃は無意味
位相攻撃・次元攻撃も透過しない
表面には都市に見える建造物が配置されているが、
実際はすべて迷彩で、都市機能はほぼダミー。
2. 内部全域は《兵器の森》
衛星内部は空洞化され、
太陽系でもっとも危険な武装が集積されている。
反重力砲(Anti-G Cannon)
敵船の重力場を逆転崩壊させ存在の支えそのものを破砕する。
次元切断砲(Dimensional Sever Lance)
攻撃対象の「空間の接続」を切断し、
対象をどこにも存在しない状態へ押し出す。
高次元思考防御システム
精神生命体・上位次元存在への迎撃兵器。
異星帝国の本国ですら配備が限られる超技術。
量子パルス反射砲
敵の量子通信・観測・索敵を反射撹乱し、
戦場そのものを見えなくする。
反物質位相発射装置
反物質を「位相ずらし状態」で射出することで、
通常物質の防御をすべて抜ける。
命中した瞬間だけ位相を合わせ完全消滅を発生させる。
3. なぜここまでの武装が必要なのか
公式には沈黙。
だが異星文明の将校の間では、
来るかもしれない相手が存在すると噂されている。
皇女の母星が敗北した天敵
精神生命体でも制御できない無の侵食者
帝国本土ですら迎撃が困難な存在
その何かが太陽系へ来た場合の最終防衛線。
それが
GPG:Guardian Planet Ganymede
である。
4. 配備体制
人員の9割はAIロボット
残り1割は選抜された異星文明の精鋭
地球人は出入り不可
皇女ですら全範囲には立入できない
※本国の保守派は
「太陽系への武装強化はやりすぎ」
と反対しているが、
皇女は水面下で強行させている。
5. 木星圏の戦略的位置
木星は太陽系最大の重力盾。
その周囲に衛星型超要塞群を複数建造することで、
太陽系全域を覆う、防御ドームを形成できる。
ガニメデ:破壊兵器
カリスト:情報・索敵中枢
エウロパ:防御・封印系装置
イオ:動力供給ノード
これらが連動し、
太陽系を異次元レベルで守る結界が構築されつつある。
6. 皇女が語らないさらに深い真実
皇女は地球側には説明していない。
だが本国の将軍部が把握している記録にはこうある。
「食らうもの(デヴォアラー)」の気配を木星圏で観測。
軌道変動データは接触前兆と一致。
つまり、
ガニメデ要塞は侵略のためではなく守るために作られている。
そして皇女は気づいている。




