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太陽系外からの訪問者  作者: HAL
地球
29/205

第28章 ガーディアンプラネットガニメデ(GPG)

この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。


 木星衛星軍事要塞計画:GPG(Guardian Planet Ganymede)

 表向き:実験都市開発計画

 裏の真実:太陽系最大の軍事要塞化計画


 1. 衛星表面を覆う「板」の正体

 地球の観測衛星が捉えた衛星表面の銀色の板。

 それは本来、

 《衛星を丸ごと軍事要塞化する外装アーマー》

 である。

 厚さは最大2000m

 多層構造の超物質

 物理攻撃は無意味

 位相攻撃・次元攻撃も透過しない

 表面には都市に見える建造物が配置されているが、

 実際はすべて迷彩で、都市機能はほぼダミー。


 2. 内部全域は《兵器の森》

 衛星内部は空洞化され、

 太陽系でもっとも危険な武装が集積されている。

 反重力砲(Anti-G Cannon)

 敵船の重力場を逆転崩壊させ存在の支えそのものを破砕する。

 次元切断砲(Dimensional Sever Lance)

 攻撃対象の「空間の接続」を切断し、

 対象をどこにも存在しない状態へ押し出す。

 高次元思考防御システム

 精神生命体・上位次元存在への迎撃兵器。

 異星帝国の本国ですら配備が限られる超技術。

 量子パルス反射砲

 敵の量子通信・観測・索敵を反射撹乱し、

 戦場そのものを見えなくする。

 反物質位相発射装置

 反物質を「位相ずらし状態」で射出することで、

 通常物質の防御をすべて抜ける。

 命中した瞬間だけ位相を合わせ完全消滅を発生させる。


 3. なぜここまでの武装が必要なのか

 公式には沈黙。

 だが異星文明の将校の間では、

 来るかもしれない相手が存在すると噂されている。

 皇女の母星が敗北した天敵

 精神生命体でも制御できない無の侵食者

 帝国本土ですら迎撃が困難な存在

 その何かが太陽系へ来た場合の最終防衛線。

 それが

 GPG:Guardian Planet Ganymede

 である。

 

 4. 配備体制

 人員の9割はAIロボット

 残り1割は選抜された異星文明の精鋭

 地球人は出入り不可

 皇女ですら全範囲には立入できない

 ※本国の保守派は

「太陽系への武装強化はやりすぎ」

 と反対しているが、

 皇女は水面下で強行させている。


 5. 木星圏の戦略的位置

 木星は太陽系最大の重力盾。

 その周囲に衛星型超要塞群を複数建造することで、

 太陽系全域を覆う、防御ドームを形成できる。

 ガニメデ:破壊兵器

 カリスト:情報・索敵中枢

 エウロパ:防御・封印系装置

 イオ:動力供給ノード

 これらが連動し、

 太陽系を異次元レベルで守る結界が構築されつつある。


 6. 皇女が語らないさらに深い真実

 皇女は地球側には説明していない。

 だが本国の将軍部が把握している記録にはこうある。

 「食らうもの(デヴォアラー)」の気配を木星圏で観測。

 軌道変動データは接触前兆と一致。

 つまり、

 ガニメデ要塞は侵略のためではなく守るために作られている。

 そして皇女は気づいている。

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