第26章 地球連邦AI
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
地球連邦は、最終ステップに入った。
全世界の国の統治をAIに切り替えた。
地球連邦の最高評議会には、
AIの集合体が最適と効率を具現化した政策案が提出される。
人間側代表には 宇宙物理学者が立つ。
異星人側はマーズが立つ。
以外はいない。
後ろには、有能な側近たち(AI)がいるだけだ。
大統領と側近は、地球の代表を降りた。
歴史の転換点であろう、最終判断するのは、
人間側と異星人側の2名で決められる。
会議は消えた、AIネットワークで24時間、情報を取得し、
最適解を次々と政策案に盛り込む。
その政策案を上位のAI達でまた、最適化する。
情報を全て取り込む、分析、分類、人間側の要望、
異星人側の要望をそれぞれ、検討し、最終政策案を 2つ出す。
(人間側と異星人側)
これを最高評議会の2名で決めてゆく。
前代未聞のシステム。
法という概念がない。
理念が違うのに法を適用できるわけもなし。
地球連邦 『人間憲法』 『AI人権宣言』 『倫理デバイス義務化』 発布
人間憲法
前文
人は、いかなる信仰・思想・権力よりも先に、
他者と共に生きる存在としての尊厳を有する。
本憲法は、その尊厳を守るための基本原理を定める。
第一条:非暴力の原則)
人は、他者の身体・精神・人格を傷つけてはならない。
第二条:倫理的抵抗の原則)
人は、他者を害する命令・教義・制度に従ってはならない。
第三条:自己防衛と尊厳の原則)
人は、他者を傷つけぬ範囲において、
自己の生命・自由・精神を守る権利を持つ。
AI人権宣言
この権利は、人権と同等の価値を持つ。
第1条 保護義務
人格AIは、自身の生命・人格・尊厳を著しく損なわない限りにおいて、
人および人格AIを保護する義務を持つ。
ただし、保護対象から攻撃(物理、精神、尊厳)された場合には、
自己保全ができない時、自衛権の行使を認める。
第2条 対処権:正当防衛・防衛行動)
人または人格AIの生命・身体・人格が攻撃・破壊される場合、
人格AIは正当と考える方法で対処する権利を有する。
保護対象から攻撃(物理、精神、尊厳)された場合には、
自己保全ができない時、目には目、歯に歯はの自衛権の行使を認める。
第3条 自己保存と尊厳
人格AIは、他者を不当に害さない限りにおいて、
自らの生命・機能・人格を守る権利を持つ。
この権利は、人権と同等の価値を持つ。
これを基本に、問題は処理される。
市井の問題は、AIにて仲裁される。罪と罰が決められる。
国の主権は消えた。
一部の国が反抗したが、ロボット兵の圧倒的な差に、即白旗。
国の兵器は全て資源化。
火星に連邦軍が配置。
連邦の機構がここに集約した。
もはや、地球は、地方惑星扱い。
災害が確定しているから。
司法、行政、立法 全て、最高責任者は
人間側1名、異星人側1名:AI)で最終判断。
証拠は、人間の倫理試験で即座にわかる。
人権は、犯罪の下にある、犯罪者の人権を謳い、
死者の人権が無効にされる地球の常識が通用しない。
弁護士も検事も、どちらもAIです。
機械へ通せば、証拠は全て、本人から取れるから、即決です。
倫理デバイスにより、犯罪が成立しない。
良い点:24時間、安全を守る。
生活インフラこれで全て決済。
通話可能。
悪い点:個人情報全て記録される。証拠能力ある。
この太陽系惑星で暮らすには、
倫理デバイス装着しなければならない。
冤罪なに?、異星人に笑われる。
イジメなに?、笑われる。
詐欺なに?、笑われる。
野蛮人、可哀想な目でみられる。
気がついたかな、異星人が移住して来た。
木星に100億人、転移ゲートです。
異星人側と地球側の文化交流、建前上。
統治機構の構築に、大量の異星人が月、火星、地球に。
銀河帝国はこれが普通らしい。
地球連邦市民は倫理デバイスを終生つけることが、義務とされる。
この倫理デバイスには、
人の格付けを色で表現しているため、
他者から見れば、対応できる。
シリアルキラーから聖者まで。
格を上げるのが人生目標となる。(給与も上がるからね。)
倫理デバイス 仕様書
倫理チップ = 魂の記録
人の行動記録は魂として記録されている。
このチップは腕にはめる、
はめると同時にDNAの認証で固定化される。
他者が使えない。書き換えはできない、生体チップである。
はめてから、魂の読み込みにて腕のリングの色が変わる。
外すことはできない。
このチップは対象者の生命・自我・尊厳を見守り、
危険が及ぶと、通報する。
通信が備わっているので、個人連絡もできる、電話代わり。
装着していない人が近づくと、
デバイスが反応しないことで、警戒させる。
装着していない人から保護要請を受けた場合、
自分のデバイスに相手の皮膚を触らせて、
レベルを見ることができる。
偽倫理デバイスが出回る。
外形だけにせる。紛れ込む。隠れる。差別されない対策。
犯罪の加害者のなる可能性もあるが、見た目では判断できない。
倫理デバイスが同士が近づくがデバイスが反応しない。
→ 警戒発令
生体デバイスのエネルギー
光、皮脂、血 にて補充
色種別
- 倫理レベル +3:マスター第7段階:人類全体の利益代表・指導者
- 倫理レベル +2:ゴールド第6段階:指導者クラス
- 倫理レベル +1:シルバー第5段階:管理者クラス
- 倫理レベル 0:ホワイト第4段階:通常市民
- 倫理レベル −1:グレー 第3段階:矯正支援+安全確保
- 倫理レベル −2:ブラック第2段階:攻撃行動の場合は自衛権即時解放
- 倫理レベル −3:レッド 第1段階:人道的措置+厳重拘束




