第21章 月:富裕層の崩壊と委員会の無能
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
月面では、富裕層の土地権利はすべて回収され、資産も没収された。
抗議する者は例外なく執行妨害で拘束される。
富裕層
「どこどこのお偉方だぞ!手を出すなっ!」
宇宙警察隊
「執行妨害で逮捕します」
一方、太陽系再開発委員会は相変わらず無能だった。
無意味な会議
決まらない議題
責任の擦り付け合い
そこに、AIマーズが進行スケジュール表をズラりと提出し、
会議室は凍りついた。
皇女
「決まらないならこちらで進める。
文句は後で聞く。
仕事をしろ」
政府側は「選挙」だの「主権」だの言う。
皇女(怒)
「災害が起きた時、お前らの怠慢だよ。
録画してるからね?
個人情報?
被害者の前で言えるの?」
会議室は沈黙した。
火星:計画が順調に進み、安心が生まれ始める
火星では、工場建設と移民の受け入れが順調に進み、
ロボットの生産ラインも稼働率80%に到達した。
マーズ
「さすが優秀な方達です。地球のためによく働いています」
半年でここまで完成したのは奇跡に近かった。
現場責任者たちもようやく安心し始めていた。
地球:生産性が壊滅的に低い
対して地球は最悪だった。
宇宙船工場 → 予定の半分の生産量
転送装置工場 → 人員不足+士気ゼロ
理由は単純。
G20だけが優先的に物資配備を受け取り、
現場の労働者は干上がっていた。
作業員
「あいつらだけ三食ついてるのか…やる気でねえよな」
物資不足を補うため、
火星から宇宙船で月・地球へ物資を運ぶ羽目になる。
G20
「なぜ転送しない?(上から目線)」
配備担当
「貧しい地域が最優先です。
あなた方は三食あるでしょ?
文句は委員会へどうぞ」
G20の顔が真っ赤になる。
一部富裕層グループが略奪を開始。
宇宙警察軍(月基地所属)が即出動し、数分で首謀者を拘束。
その後は地球の闇の徹底清掃が始まった。
帝国AI連邦の分析により
政治家・警察・企業の腐敗データを完全公開
全世界に配信され、大統領さえ逃げられない規模のスキャンダルへ
皇女
「知らんがな。責任は取ってもらうよ」
その後、地球の生産性が急に上がった。
皇女
「お、やればできる子ね」
地球の権力は宇宙軍に効かない
ロボットには金で買収不可
宇宙軍にも政治圧力が通じない
転移で重要人物は守られ、暗殺は不可能
政治家たちは次々と引退し、
後任にはマーズの選んだ腕輪付きの人物が就任する。
そして3ヶ月後、国連 → 地球連邦に移行。
ただし、決定的な違いがある。
地球連邦に主権がある。
拒否権も通じず、武装蜂起も不可能。
各国は渋々従うしかなかった。
ネットの噂板(某掲示板)
スレ:地球連邦、ブラック企業と化す
(でも衣食住は保証されてる模様)
・火星は女子と子供で溢れてるってよ
・富裕層は土地没収+資産没収で3交代勤務だって
・豪華宇宙船は移民輸送に使われてる
・火星は自由恋愛OKだってよ
・子供できたら産休!神!
ID:AsteroidAdmin(アステロイドベルト管理責任者)
「なんか聞きたいことある?」
名無し
「生産どうなん?」
ID:AsteroidAdmin
「ロボット君たちが頑張って、予定の1.5倍です。
今日も火星に納品しました」
名無し
「すげぇ…」




