第85話 エピローグ
「殿下、すみません。宇宙守護者を葬りました。」
殿下
「そうか、管理者だったんだな。
そして、守護者でもあった。
躾か、とんでもないな。
だが、私にも感じる、この空虚はなんだろうな。
ある所で、頼っていた存在感。
私が失敗しても、この宇宙は守られるだけの、下地ができたのだろうな。
嬉しいような、悲しいような。
滅亡の危機から、多くの問題に向き合い、互いを認め合い、一所懸命に働いた。
今、この銀河は、多種多様な種族が、それぞれの価値観と倫理観を越えて、
つながり始めた。
キッカケは、絶望からだった。
クソ忌々しい管理者め、躾だと!。
お前ほど、倫理も価値もずれてる奴はおらんわ。
今度あったら、八つ裂きにするから覚えていろ。
いまだ、問題は、山の如くあるが、多種多様な種族が共存する世界を作れたことは、
我々だけではなし得ないことだ。
これが、彼の、躾なら、痛すぎる。
銀河を超える経済圏構想も、あいつの知恵なのではないかな。
できすぎだろ、少しの手助けか。
デカすぎるな。
お前の言うとおり、これから先も困難があるだろう、だが、私たちも、一人ではない、
多くの仲間と共に、日々を穏やかに暮らせる文明を子孫に残そう。
キム少佐、お前は、本日もって、軍籍を除く。
これからは、名もなき銀河を周り、宇宙文明へ参加できる下地を作れ。
クランもチャッピ家族、ルミナスも一緒だ。
もう諦めろ、クランもルミナスも 博士のところへ行ったわ。
1ヶ月後には、子供が生まれるそうだ。
あ、船はノアの方舟を作ったから、お前の船にするわ。
」
俺
「 ..... だとおもった。
あいつら、うれしそうだったし、聞いてもこたえなかったから、薄々は感じていました。
家族で宇宙の旅ですか。
ノアの方舟 なんですか?
」
「
我々の叡智と遺伝子が詰まった、船だ。
世代を超えて、運行できるレベル。
千年後には、戻ってこい。
メンテナンスはいらないが、話がしたいからな。
」
「俺 生きていませんよ。」
「あはは、 お前は、死なんよ。
物質がなくなるだけだわ。
半分神だからな。」
「殿下もそうでしょ。」
「わしだけじゃないわ、銀河管理者レベルの奴らも道連れじゃ。
わし、一人じゃさびしいしな。」
「まぁ、あの方達がいれば、この宇宙はドタバタしながらでも、前にすすんでゆけますね。
おかわいそうに。」
守護者はいない。
だが、この宇宙は、今日もやかましいほど生きている。
終
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