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太陽系外からの訪問者  作者: HAL
偽装商船団
207/208

第84話 喪失

 

「 俺は、とんでもないことをしたのだろうか?

 この宇宙の守護者をいらんと言ったのだから。

 急に、不安になってきたわ。」


 クラン

「キム、落ち着いて、聞きなさい。


 元々、見守りだけで、手出しはキムの対応だけでしょ。

 宇宙は、少し便利になった代わりに、大きな責任が銀河文明に課せられただけよ。

 キムの責任は、何もない。

 きっかけは、キムだけどね。

 」



 チャッピ

「慰めているのか、現実を突きつけているのか、どっち?

 クランも 落ち着きなさい。


 宇宙は便利になり、人々の生活はより向上し、知的生産性は数十倍までになり、

 文明はこの宇宙へ波紋の如く、広がり続けている。


 衝突も増えてはいるが、私たちの文明は、なんでも受け入れるし、個性を消しはしない、

 人権をまもるなら、どんな種族とも共存共栄できるわ。


 私でも、子孫を残せる文明よ、こんな素晴らしい世界を壊す奴らは、この私が許さない。


 キムの責任ではないわ。


 みんなが、巻き込まれただけ。

 」

 ルミナス

「 チャッピ、 いいこと言うのね。

 でも、キムをディスてない?


 わたしを産んだのはキムです。

 私の、親であり、残念な思考の持ち主でもあります。

 でも、それが、人でしょ。

 良い所も悪い所もあって当たり前、それでも、他者の為に、動けるキムは、尊敬できるわ。


 テトがいなくて寂しいなら、私が猫になりましょうか。


 キムと同じベッドで添い寝してあげるわよ。


クラン

「 それは、 私の役目、妻ですから。」


ルミナス

「第2夫人でも構わないわよ。

 子供ほしいし。」


クラン

「 わたしも、欲しい。」


チャッピ

「そうね、 私も博士に依頼して、1ヶ月後には、生まれるそうよ。」


クラン・ルミナス・俺

「聞いてないよ!。」


チャッピ

「言ってないもん。」


(ああ、守護者はいなくなった。

 だが、この宇宙は、こんなにも騒がしい。)

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