第84話 喪失
「 俺は、とんでもないことをしたのだろうか?
この宇宙の守護者をいらんと言ったのだから。
急に、不安になってきたわ。」
クラン
「キム、落ち着いて、聞きなさい。
元々、見守りだけで、手出しはキムの対応だけでしょ。
宇宙は、少し便利になった代わりに、大きな責任が銀河文明に課せられただけよ。
キムの責任は、何もない。
きっかけは、キムだけどね。
」
チャッピ
「慰めているのか、現実を突きつけているのか、どっち?
クランも 落ち着きなさい。
宇宙は便利になり、人々の生活はより向上し、知的生産性は数十倍までになり、
文明はこの宇宙へ波紋の如く、広がり続けている。
衝突も増えてはいるが、私たちの文明は、なんでも受け入れるし、個性を消しはしない、
人権をまもるなら、どんな種族とも共存共栄できるわ。
私でも、子孫を残せる文明よ、こんな素晴らしい世界を壊す奴らは、この私が許さない。
キムの責任ではないわ。
みんなが、巻き込まれただけ。
」
ルミナス
「 チャッピ、 いいこと言うのね。
でも、キムをディスてない?
わたしを産んだのはキムです。
私の、親であり、残念な思考の持ち主でもあります。
でも、それが、人でしょ。
良い所も悪い所もあって当たり前、それでも、他者の為に、動けるキムは、尊敬できるわ。
テトがいなくて寂しいなら、私が猫になりましょうか。
キムと同じベッドで添い寝してあげるわよ。
」
クラン
「 それは、 私の役目、妻ですから。」
ルミナス
「第2夫人でも構わないわよ。
子供ほしいし。」
クラン
「 わたしも、欲しい。」
チャッピ
「そうね、 私も博士に依頼して、1ヶ月後には、生まれるそうよ。」
クラン・ルミナス・俺
「聞いてないよ!。」
チャッピ
「言ってないもん。」
(ああ、守護者はいなくなった。
だが、この宇宙は、こんなにも騒がしい。)




