第68話 作戦 海賊調査
俺
「 .....という事で、海賊の情報を仕入れてきますので、半年勤務から外れます。」
大佐
「 なにが、とういう事だ?
おまえ、暴れたいだけだろ。
前は、殿下にいい所を全部持って行かれて、
冒険者も中途半端で終わり、今回の、船団襲撃事件の調査を名目にして
海賊どもをサンドバッグにする。」
俺
「...そんな事はありません。
事実から推論するに、この銀河で海賊するには、防衛力が高いから無理、
で、銀河間なら出来る。襲って逃げるだけ。
艦隊パトロールが着いたら、居ない。
多種種族銀河と天の川銀河のゲートは、増える一方で、
パトロールは、増やせない。
で、護衛ギルドが守る。
この銀河の海賊は、ヒットアンドアウエーが基本。
多勢で襲い、商船の情報の10%をいただき、さっさと逃げる。
護衛ギルドは、殺し合いはしない。
劣勢なら、情報10%で終わる方がいいから。
戦えば、どちらも、船やら人やら、大事な商品やらとかが、使えなくなる。
要するに、戦う奴らは、文明が低いということですよ。
今回は、戦闘行為が起こった。
この銀河系ではない奴らで、俺たちがしらない者達。
戦闘好きであるから、パトロール船では無理。
これを放置しておけば、連邦が舐められる。
連邦では、取り締まる、検挙するまでだから。
奴らにとって痛くも痒くもない。
眼には目をですよ。
海賊には海賊で張り倒さないと、効果はありません。
で、この計画の承認をお願いしますよ。
」
大佐
「 ..... おまえのストレス発散を承認するのが、納得いかない。
私の、ストレス発散は?」
俺
「 そりゃ。 先輩を扱いて、未来の旦那になれるまで、扱きまくる。」
大佐
「 ..... むふ。 誠実なんだけど、バカだし。
私を、優先しないで、バトル優先するバカだし。
ようし、私の秘書にして、事務をやらせよう。
」
俺
大佐も嫌いではないようだ。
これは、ほんとになるかも?
先輩、御愁傷様。
大佐
「……半年だな。
期限を切る。
それ以上は、正式な辞令が要る。」
俺
「了解です。
成果は、数字とログで提出します。」
大佐
「成果ねぇ……
どうせ、死体は残さないんだろ?」
俺
「ええ。
残すのは...噂と恐怖だけで。」
大佐
「最悪だな。
だが、軍人らしい。」
俺
「褒め言葉として受け取ります。」
大佐
「ただし条件がある。」
俺
「なんでしょう。」
大佐
「私の知らないところで、連邦を戦争に巻き込むな。
あくまで事故と自然減少の範囲でやれ。」
俺
「心得ています。
連邦は、いつも通り何も知らなかったで。」
大佐
「……ほんとに、嫌な男になったな。」
俺
「最初からです。」
大佐
「違う。
最初は、素直で無茶なだけの馬鹿だった。」
俺
「今は?」
大佐
「計算できる馬鹿。」
俺
「進歩ですね。」
大佐
「そういう所だ。」
大佐は端末を操作し、一つの承認コードを俺の個人IDに投げてきた。
大佐
「非公式任務。
記録上は情報収集のための休職。
護衛も、艦も、全部自己調達。」
俺
「十分です。」
大佐
「……死ぬなよ。」
俺
「努力します。」
大佐
「努力で済む話か。」
大佐
「この銀河で殺しが割に合わないって事を、思い出させてこい。」
俺
「了解。」
部屋を出る直前、大佐が小さく付け足した。
大佐
「……ちゃんと、戻って来い。」
俺
「はい。」
扉が閉まる。
海賊狩りだ。




