第65話 俺たちでは止められない
俺たちでは、この紛争は止められない。
銀河帝国の内紛だから。
最後のピースが最大の切り札。
殿下・マーズと次元潜航艇10隻 を招集。
戦うつもりはない、惑星を守るため。
無益な戦争はいらない。
これまでの、経緯は逐次連絡しているが、
帝王と宰相を相手にするには、格が違うので、来ていただいた。
帝王 ガルシニア・エド・マク・ルード
宰相 ドノバン
第1皇太子 ドルス
第2皇女 フル
第3皇女 ニア
人格AI マーズ
銀河級の家族の揉め事で、火付が宰相だ。
銀河帝国の法を一番知っている、二人だ。
幕は開いた。
銀河全土に響く、強烈なテレパス。
「銀河帝国 第3皇女 ニアより 通達。
武器を納めよ。
」
どんなに抗おうとも、この力には逆らえない。
王という次元を超える、命令は、脳髄を拘束する。
いつもは、我儘殿下だが、ここぞの時程、その力は光り輝く。
惑星の小競り合いが、一瞬で停止した。
「帝王 ガルシニア
お前は、いつから 帝王と名乗る権限を得た?
銀河帝国 の王は 女王 カエ・エド・マク・ルード である。
お前は、女王の夫である。
それだけだ。
」
宰相
「 恐れながら、女王 カエ・エド・マク・ルード様は、
お亡くなりました。よって、夫である、ガルシニア様が継ぐのが
自然であり。銀河帝国の議会も貴族議員も全員承認されております。 」
「 宰相 ドノバン
お前が私に意見を言えるとは、何を持って発言するか?
」
宰相
「 王のご意志を銀河へ伝えるため、この身をもって諫言いたします。」
「 ほう、諫言とな。 私は、何をまちがっているのか?」
「 .......... 貴方様が、いない内は、政の責任は王様にあるからです。 」
「 お前は、全く、勘違いをしておる。
銀河帝国の政事は、権限ではないわ。
資格よ。
全議会議員 及び 貴族議員よ。
お前らの資格は、いつから、宰相になった。
ほれほれ、資格もなく、欲に溺れ、金にまみれた、
己の姿が見えるじゃろ。
ほう、殺しまでやるとは、人身売買、麻薬、賄賂にとな、
己が罪が浮かび上がるだろう。
消えはしない。
銀河帝国臣民よ
お前らの魂は、いつから、腐り果てた。
見て見ぬふり、触らぬ神に祟りなし。
なるほどな。
お前らを助けるために、散った同胞1000億が、嘆き悲しんでおるわ。
聞こえるだろう、誰の命か、自分の命か?
それは、その魂は、犠牲の上にあるのがわからんか?
恥じることのなく、怠惰に生きて、なにがたのしいのだ。
お前達の罪も暴き出そう。
己が罪が浮かび上がるだろう。
消えはしない。
」
銀河全ての民が、己の罪で苦しみ出す。
当然、罪なき人々は何も感じない。
恐ろしい、これが、銀河を総べる力。
これが巫女と言われる血か。
殿下なら、なんとかするだろうと、予感はあったが。
これは、神の領域だよな。
神より、苛烈だ。
過去の行いが自分に帰る。
忘れる事も許されない。
想像を超える。
俺より上が居て、安心する。
神を見て
俺より上で
安心だ
お粗末 キム




