第55話 銀河帝国復活
俺
「クラン 姿を消せ。
この船に残り監視をしろ。
俺たちが戻らない時は、船毎次元に入れ。
全員、レッド3完全防御で移動する。
テレパス偽装にて会話とする。
」
丁寧な、護衛付きで本星へ移動中。
周りは、船団で覆われている。
この空域でこれだけの船団が必要だと?
一体何と戦っている?
俺たちを守るのか、逃さないのか?
船は船団より10倍大きいので、係留ドックがない。
本星の空に停泊。
迎えの船に乗り、本星へ移動。
パルパスが、先導し、ついてゆく。
乗り物に乗り、高速で走る。
重力制御されているので、加速減速慣性は常に下向き。
10分で大きな建物の前についた。
大聖堂の10倍でかい。
帝国の威信を見せびらかす様だ。
( 気に入らない。)(シークレットモード中)
( 全員、言葉は普通にするが、船と次元は無しだ。)
長い階段を登り、大聖堂に入る。
どれだけ歩いたか、ついてゆくだけだが、部屋に案内された。
「ここで、しばらくお待ちください。」と彼が去る。
俺
「 あの護衛船団、おおかったな。
俺たちを守るには多すぎると思う。
敵がいるのかな。
こんな王都に? 変だな?」
チャッピ
「 この部屋、豪華絢爛ですね。
成金趣味ですね。
威厳を見せたいから、ここへ通した。」
ルミナス
「 金ピカですね。そんなに金が好きなのですかね。
殿下のご親戚にしては、程度が下がりますね。」
俺
「多分、監視しているだろうから、
俺たちの話も聞いているのだろうな。
期待はずれだな。
」
(食事、飲料は全て、デバイスが判断するが、NGなら、
自分たちの飲料があるし、
こちらの食物は調査してからにしますと。)
ドアがノックされ
「失礼します。」
メイドらしい女性が3名、執事1名、護衛5名が入ってくる。
「お飲み物を用意しました。」
グラスには、金色の発泡酒らしきもの。
俺
「 こちらの、食物は我々に合うかどうかわかりません。
検査の後にいただきます。」
護衛5名 顔に出る。 挑発にすぐ乗る。
女性3名 変わらず。 場慣れしすぎている。
執事1名 眼光。
「 これは失礼しました。
あなた方が、第3皇女殿下のお知り合いなら、
この、帝国最上級のワインがわかるかと思いましたが、
飲めるかどうかは検査後ということは、
お知り合いではないのですか。」
俺
「 私は、しがない、商人ですよ。
今回殿下の肝入りで、探索し新たな新世界を発見したら、
巨万の富を得る約束をしまして、
ギャンブルでここへ流れ着いたのです。
ギブアンドテイクですね。
で、商談できるものはありますか?
」
執事
「 新世界はここですね。
すでに、我々が、開発していますので、
あなたの、持分はありませんよ。
私たちは、現状足りないものはありません。
この銀河も、80%が支配下に収めております。
」
俺
「先住民はいなかったのですか。
それはラッキーですね。
コストがかからず、新世界を領土にした。
うらやましいです。」
執事
「いえ、先住民はいました。
文明度が一段さがっており、我々が指導して、
帝国の技術と知識を与え、
以前の暮らしより格段に良い文明に
なりました。」
俺
「そうですか。先住民も仲良く争いもなく、暮らされている。
王様の手腕がすごいのか、行政のシステムがすごいのか
どちらもすごいですね。」
執事
「 銀河帝国の理念は崇高です。
私たちの理念をあまねく銀河へ宇宙へ広げるのが、使命ですから。」
俺
「でも、前の銀河帝国は銀河毎滅ぼされたのでしょ。
ここは、再生した銀河帝国、もう一度宇宙へですか?
なぜ、滅ぼされたのに、また同じことをするのですか?
」
執事
「 お若いですな。
良いものは広げる、そして皆が平等に暮らせる社会を作る。
これが、我々の理念です。
たとえ、滅ぼされようと。
ただ、邪魔がはいっただけです。
今度は、完全防衛体制を敷いております。
あの、次元断層に対しても、対応はしております。」
俺
「 あの、すみません。知らないので教えていただきたいのですが、
この部屋、金ピカ成金趣味に見えますが、なぜここへ。」
執事
「それは、簡単、金に目がくらむ輩かどうかの監視です。
あなた方は、合格です。
6割は スプーンをポケットにしまいますから。」
俺
「新世界はあきらめます。
商談もできませんし、もう帰ります。」
執事
「それは、こまります。
是非とも、元いた宇宙へ帰り、銀河帝国再興しなくてはなりません。
あなた方の、船を買い取ります。」
俺
「俺たち帰れませんが?」
執事
「大丈夫です。生涯遊んで暮らせますよ。
豪華な屋敷も用意しましょう。
新世界は無理ですが、巨万の富なら差し上げます。
いかが、良い取引でしょ。」
俺
「帰らなければ、殿下に怒られます。
船も返さないといけません。
期限付きの航海ですよ。
店も潰れるし、残してきた家族も路頭に迷う。
無理ですよ。
一旦帰って、殿下と相談します。」
執事
「わからん人ですな。
帰れません。
この部屋から出れません。
」
俺
「これがこの帝国のやり方ですか?
人のものを略奪するのが?
船は、殿下のものですよ。
あなたに、取り上げる権限があるのですか。」
執事
「私は、この帝国宰相 ドノバン 帝王の勅命である。
船を渡せ。命は取らない。」
俺
「娘のものは俺のものということですか?
バカなの? バカ殿ですか。
どれだけ、苦労して作り上げてきたかも、
察してあげれないのですか?
」
(もう 限界だ)
宰相
「不敬罪にて、こやつらを取り押さえろ。」
俺たち、そのまま護衛につかまり、綺麗な部屋から出て
長い廊下から薄暗い廊下、薄暗い階段を降り続け。
お決まりの、牢屋です。
宰相
「 1商人風情が、帝王に不敬罪とは、無知で野蛮人だったな。」
俺
「 不敬罪とは、その国の臣民に対してではありませんか。
私は、この国でも帝国臣民でもありません。
罪になるのがおかしいですね。」
宰相
「 この銀河にいる限り、適用される。」
俺
「 なるほど、ここは俺の銀河だから、おれが法律だと。」
「 笑える、 野蛮人はあなた方です。
娘のものは俺のもの。
人の意見を聞かない奴らだから、神の裁きが降りたのだろうな。」
俺
「 この後は、拷問ですか? 脳をスキャンですか?
無理ですよ。」
宰相
「 未来のための犠牲は致し方ない。」
「 お前の脳を切り刻んで秘密を取り出すまで。」
俺
「これ、本当に、帝王の意向ですね。
そして、皆さんが従ったと。
最後の、お願いです。
帝王様と直に話させてください。
殿下が心配していましたから。
伝言をつたえたいです。
」
宰相
「 最後の願いくらい聞いてやろう。
陛下、最後の伝言だそうです。」
陛下
「 こと付けとはなんだ、申せ。 」
俺
(全員 注目 俺が話し、”終わり”と同時に、次元転移転送で船に戻る。
クラン、戻り次第、次元へ逃げる。)
「 過去の亡霊に縋る帝国は、銀河のゴキブリだから、殲滅する。」
「 おわり。」
俺たちは、彼らの転移防御もすり抜け、船に戻り、
クランが即、船毎次元に入る。
全てが、一瞬で消えた。
まさか、ここまで、ひどいとは、反省するよな。普通。
新世界を我が物にした覇権帝国は、お仕置きが必要だな。




