第47話 石器から始まり
移民してきたこの惑星、銀河団の辺境である。
辺境の銀河のさらに辺境にある。
光子種族のライフサイクルを考え、公転周期で近いのが、ここだけ。
1万年だから、端になるのは確実です。
手付かずである、大地。
何も持たず避難してきたから、衣食住がない場所を見て、
唖然としている。
事前に情報を得ているが、何もない。自然があるだけ。
多種族の担当者。
「今日からここが、あなた方に、譲渡される惑星です」
森には、木の実、野生動物達がたくさんいます。
川には、魚がたくさんいます。
海にも魚がたくさんいます。
では、皆さん、衣食住に分担してくださいね
寝るところを作る
食べ物を取りに行く
衣類の材料の草を探す。
10人毎、家族毎に、作業をしていきましょう。
「家はないの?」
「テントは?」
「水を飲むコップは?」
「トイレは?」
「ありません。
私たちは、移住したら、全てを作ります。
気候も温暖で、食糧も多いので、その日の分だけ
作業するだけ、後は、のんびりと過ごしています。
道具は手作業で作ります。
そこにある物を、使って加工して生きていけます。
」
そう言って、当然だと。
石器時代から始まりましたよ。
当然、避難を助けてくれた、心優しい多種族、
我慢するけど、不満が溜まってゆく。
文明人でさらに、文明度が高い彼らは、
自然は鑑賞するもので、生活する場所とは、考えもしない。
野蛮人と言われる、地球人だってウオシュレットは必需品です。
誰が好んでサバイバルゲームをしなきゃいけないの?。
手ぶらでと言っても、機転のきく方はおられる。
避難の基本。
1、非常持ち出し袋(1日分 家族五人)
水、食料、金、灯り、バッテリー、ヘルメット、軍手
防水・防寒衣類、タオル、消毒液、常備薬、絆創膏、
体温計、生理用品、携帯トイレ、
2、備品
火打石、レトルト食品、簡易トイレ、ナイフ、
トイレットペーパー、ゴミ袋、ガムテープ、ラップ。
大型シート(テント代わり)、エアーマット、通信機
3、家族
乳幼児:粉ミルク、哺乳瓶、紙おむつ、清浄綿、バスタオル。
一部のほんの一部の方々は、
テントを張り、防水シートを敷いて、
防水・防寒衣類に包まり、簡易コンロで、レトルト食品を温め、
火を起こし、肉を焼いていた。
肉:野生の小動物をボウガンで仕留め、皮を剥ぎ、内臓を取り、
ナイフで小分けし枝に刺し、焚き火で焼いていた。
こんな方もいたのね。
彼らも、手助けはしたんですよ、焼石に水でしょ。
で、99%が1日目で不満溜まりました。
誰が、好き好んで、葉っぱでお尻を拭かにゃいけない。
俺でも嫌だもん。
文化的生活する為に、太陽系に移民申請が急増しました。
女王ヌリ
「気候も食料も豊富だから、皆さん満足されて、
心の傷もいえることでしょう。」
側使マエ
「あの惑星なら、公転周期も近いし、違和感なく暮らせるでしょうね」
側使イジョ
「100億人でも十分な環境ですよ。」
「姫様、これで、光子種族を同胞に迎え、
技術開発して、太陽系のように、多種族と共に、
強力な防衛力を得て、我が民の教育を文明のレベルアップが
できますね。」
知らぬが仏なり。
上に行くほど、現場を知らない。
だから、揉める。




