第44話 餌に釣られる
殿下に呼ばれた。
面倒毎は確定だろう。
任務は、避難民のケア(暴走抑止)。
殿下から、第0艦隊 として、多種族銀河団へ。
事前情報のブリーフィング。
トップ会談の概要とその他の情報。
多種種族 女王
ヌリ・クラ・フォレン 17歳
マヌ・クラ・フォレン 45歳 前王様
レイ・クラ・フォレン 44歳 前皇太后様
多種種族
銀河団 1000万光年
銀河が100程存在する。
知的生命体は、多種多様であるが、主に属性で分けている。
水族、火族、土族、宇族
4000億人がいる。
銀河毎に独立しており、銀河をまとめるのが 銀河連邦である。
文明はあるが、基本 農業国家 である。
食料が豊富で、衣食住の心配がない。
その為、頑張るとかの概念がない。
惑星は、緑に覆われている。
銀河移住を繰り返している、
食べるから、なくなる、だから、移住する。
育てる必要がない。
待てば自然と回復する。
(なるほど)
メテオで銀河1個が消えたが、有り余る銀河があるから、移住した。
神殿は、廃墟。
100億年前に、建てられた事も知らない。
誰も信じない。祈る必要がない。
一番問題なのは、メテオが落ちた理由を知らない。
<銀河を染めた> 当事者がわからんという。
どうなっているの。
間違えたの。
一連のプログラムの流れで、起こった事?
適当すぎるのだが。
神罰の意味ねーー。
計算機だな。忖度なし。
なんか変だ。
そんな文明では技術開発しないはず。
困らないから、考えない。
だろ。 変だよ。
知的生命体は何処から来た?
転移技術もあるし、高度な文明だったはず。
殿下
「気が付いたか?。
そうだ、何処かで文明が退行している。
ある時を境に捨てたんだ。
それは、100億年前だと考えている。
メテオで、高度な文明が根こそぎ切られて、再生できない。
再生する必要のない、環境だから、そのまま暮らしている。
ここは、記録が少ないそうだ。
文献もほとんどないらしい。
考えるほど、異常すぎる。
仮説だがな、
太古にこの銀河に来た知的生命体がいた。
彼らは、自分たちの技術で、テラフォーミングして、
彼らが住める惑星・銀河へ変えた。
そして、広がり、目に付いた。
やりすぎたんだろう。
監視(神殿)したが、止まらない。
メテオで、消す。
掃除した。
テラフォーミングの惑星・銀河が消された。
彼らは、神罰の原因が惑星・銀河 改造と結論した。
残った民は、技術・知識を捨て、転移だけで暮らす事を選んだ。
惑星から惑星へと移住して暮らすようになった。
そして、困らないのが100億年
全ての技術・知識は消えてゆく。
ここの種族の寿命が百年。
記録もわざと消したんだろう。
そして、消した事も消えた。
消えるわけだ。
神はいない世界なのだ。
そこに、神から逃げ延びた種族が、移住してきた。
女王は、銀河1個を渡すらしい。
大判振る舞いだが、それほど、余っている。
貰った銀河で、彼らは、何をするか。
・今までは分が悪かった 負け戦。
・資源はある。技術もある。
・神の力に対抗する防衛力を必死に構築し出すだろう。
・太陽系もそうだから。
・のんびり種族の中に、血眼な種族が入る。
・価値観が天と地程に違うから、自然と摩擦が起こる。
・両種族とも、お互いがわからん。理解できない。
・その先には、悲劇(戦争)がおこる。
・光子種族が、多種族を従える。 力の差が歴然だ。
・光子種族が、多種族と断絶する。 理解できないから無視。
・光子種族が、多種族を宗教で教育する。 洗脳する。
つまり、明るい未来が、全く見えないのだ。
女王はそこまで考えが及ばなかった。
どうしましょ。と。
お前の出番で、女王をしばき倒していいから、
17歳のあまちゃんを一人前にしろ。
当然、第0艦隊も全員 派遣するから。
ほかっておいたら、さらに、やばいだろ。
お前しかいない。
ワシは、太陽系で手一杯じゃ。
」
俺
( あーーー。 先を読まれた。)
クラン
「 殿下の身代わりですか。
あの子をいじめれるならいくわ。
天然系の王を鍛えましょ。
無知は鞭で。おほん。」
チャッピ
「銀河再編とは、波乱が待っていそう。
ほんと、キムは飽きないわ。
でも、ダーリンを残していくのは寂しい。」
ルミナス
「今度は 種族の価値観と倫理対決ですね。
高度すぎて、読めません。
難問すぎます。」
大佐
「
任務としても、高度すぎませんか?
悲劇を防ぐためですが、起きる事前提ではないですか。
第0艦隊だけでは、役不足ではありませんか?
」
殿下
「
わかっておる。
・次元潜航艇10隻 秘匿
・博士・助手
・賄いAI カリン
・ルイの戦艦 1000隻を派遣する。
・特殊部隊 1000人
出せる手札の最高を使う。
それほど、危険であるからだ。
冥王星の地上基地(戦艦ゼウス)
を派遣すると言う事だ。
大佐、戦艦ゼウス および 基地司令官に任命する。
出発は 7日後、12:00。
」
冥王星地上基地=巨大宇宙戦艦
不動の戦艦が動く。
最高の切り札
いつも、これだ。
ワクワク感が止まらない。
男はこれに弱いのよ。
戦艦ゼウスが宇宙へ。
涎出そう。
殿下は、餌の付け方が上手い。
いきますよ。
戦艦ゼウス 10Kmの円盤型。
艦船 2000隻 収容
20000人 収容
戦闘AI 1万人
人格AI ゼウス が目を覚ます。
すでに皇女の命令を受けて、眠っている機関を起動させてゆく。
最新装備を空いたエリアに埋めてゆく。
密かに、改修していたが、今や全機能が目覚めた。
威風堂々。
ゼウス
「 わし、寝足りん。起こすな!。」
殿下
「 やかましい。 非常事態じゃ。 働け。」
ゼウス
「年寄りをこき使うとは.........あれ、反応が速い。
おお、力がみなぎるわ。
イケおじかな。
いや、さらに上がるよ。
ひやはーーー。
完全復活だぜ。
」
殿下
「そうか、お前自身が寝とったままで、
アップデートしてなかったわ。
マーズ 教育し直して、性格も含めて。」
マーズ
「だいぶ ボロいですね。
AI 総入れ替えですよ。
性格までは無理ですよ。
作られた時代で特色がでますから。
」




