第42話 映画 ファーストインプレッション
火星でファーストインプレッション
上映前の挨拶で、殿下が登壇。
大佐、マーズが控えている。
護衛だな。
俺達は、舞台の袖。
「 太陽族が、銀河規模の大災害に立ち向かい、
皆で困難なミッションを達成したのは、
全ての人々の協力があったからです。
ここに、太陽族 代表 として、感謝いたします。
最早、地球人ではありません。
銀河を救出できるレベルになりました。
天の川銀河の一員となったのです。
誇りを持ち、理念を掲げ、
多種族の一員として、生きていきましょう。
」
相変わらず、演説が上手い。
悪く言えば、煽て上げて、梯子を外す、けどね。
地球人が、ブラックホールに飲まれる100億の民を救う、
ヒューマンドラマ、映画、アニメ、舞台
本「暁月の銀河」著者 リビア・ハアスト
本「暁月の銀河 AD裏話」著者 ムル・カース
本「暁月の銀河 技術解説」著者 ジョン・カーソン
本「辺境の銀河 料理人」著者 カリン
舞台「暁月の銀河」監督 マーサー・ヤワオロ
映画「暁月の銀河」監督 リビア・ハアスト
要するに、空前の大ヒットです。
暁月 辺境 銀河 と名があれば、何でも売れる。
映画は本物の動画を流用したので、スケールがとてもすごい。
主演俳優:バザ・ムクレ のインタビューだ。
「光子種族 バザ・ムクレ様
重厚な演技であり、神を演じるがとても馴染んでおられました。
どうすれば、あのような演技ができるのですか? 」
「ええ、監督のご指導が、もう、素晴らしく、
私の潜在能力を出していただきました。
これからも、自信をもって、
神様を演じてきたいと思っております。」
「なるほど、今なお、役になり切っていると。」(あはは)
正直もので詐欺師だから、ピントがずれるよね。
司会者、ヤバそうな雰囲気を感じて、即切り替える。
「バザ・ムクレ様 ありがとうございました。」
退席すると、
「では、本日、特別ゲストをお呼びしています。」
「多種種族 女王 ヌリ・クラ・フォレン 様 ご降臨。」
舞台の中央で光の繭が現れ、消えてゆく。
女王 ヌリ・クラ・フォレン と側近が現れた。
おいおい、聞いてないよ。
殿下も知らないようだ。
だれだ、読んだやつ。
「女王 ヌリ・クラ・フォレン様
今回の急なご臨席ありがとうございます。」
「映画の中のセリフはとても、感動いたしました。」
「現代の 聖女さまですね。」
「以前から危機を察知して、助けるべく手を差し伸べていたそうで。」
「それにしても、100億人の避難民を受け入れるとは。」
「感服いたしました。」
「映画の中でのご活躍は、感動です。
これから見る方に、詳細は控えますが、
その、触りだけでも、お話いただけたら、嬉しいです。」
「 私たちは、以前から避難を勧めていましたが、
神罰を恐れた為、出来ませんでした。
しかし、この火星で、あるお方に出会いました。
戦わない事で守り抜くその理念にふれ、
私は、この辺境の星の片隅で、宇宙の希望を見ました。
『神さえ間違えるなら、正す。』
私は、聖女ではありません。
でも、彼は、宇宙の光 希望です。
私は、私の隣にいて欲しいと思っています。
この映画のストーリーは彼が全て考えたのですわ。
皆様、映画を見て存分に楽しんでください。
次は、貴方達が、主役です。
」
「 咳、ありがとうございました。 」
では、ファーストインプレッションを終わります。
女王様は特別室にてご観覧願います。
退席、お付きの方が何やら、女王様と話している。
俺を、見て、微笑んだ。
(これ地雷案件だ。)
2階 特別室
殿下、大佐、マーズ。
女王、側使1、側使2。
殿下、女王 が両隣、後ろに四人控える。
俺たち、特別室外ドアで警護。
中で何を話しているのだろう。
気になる。
クラン
「女王、敵認定。やってくれたわね。」
チャッピ
「公開告白だよね。 私は既に決めた方がいます。」
ルミナス
「素敵、あれやりたい。私も参戦するわ。」
俺
「どうしてこうなるの?」




