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太陽系外からの訪問者  作者: HAL
偽装商船団
163/208

第40話 3種族会談

 

 なぜ、俺が、種族代表をせにゃならん。

 給与に合わん。


 多種種族 女王  ヌリ・クラ・フォレン 

 光子種族 営業  バザ・ムクレ 

 人 種族 少佐  キム・ワーレン


 本日の会議は、

 光子種族 営業  バザ・ムクレ  様の 

 言動の真意を多種種族 女王  ヌリ・クラ・フォレン 様に

 確認していただき、今後の、外交交渉の橋渡しを

 お願いするとともに、光子種族の本星の危機と

 詐欺被害の拡大防止案を検討することです。

 尚、バザ・ムクレ様には、真摯な対応をお願いすると共に、

 人を煙に巻く言動は、謹んでいただきたい。


 では、始めます。


 << 光子種族の本星の危機 >>


 バザ・ムクレさん、説明を求めます。


「はい、真摯に対応することをここに誓います。」


「ブラックホールが拡大していることは事実です。」

「近年、本星を守り抜く為に、うちの銀河だけでは、

 足りないのです。

 購入するにも、資源がほぼ使い果たしており、交換できません。

 それで、神様営業で、お布施をいただいている次第であります。

 」


「女王様 これは事実ですか?」


「はい、たしかです。」



「バザ・ムクレさん、ブラックホール拡大なら、

 どれだけエネルギー追加しても未来はないですよね。

 現在、女王様の銀河から10%なら、他も同じでしょう。

 相当な、量ですよね。それでも、足りないのでしょ。

 自転車操業なのでは、倒産が目の前です。

 わかりきっているのに、なぜ、早く移住先を探さないのですか?

 」


「移住ができないのは、本星に神殿があるからです。

 これを守らないと、また神罰が下り、

 多くの同胞の命が消えます。」


「神殿が消えると、神罰がおりるのですか?

 最近、見守るとなったはずですよね。」


「誰も、信じません。

 また災厄がくるからと。」


「困りましたね。神殿の方があなた方の命より大事ですか?」

「全銀河のエネルギーを与えたら、他の種族が全滅します。」

「それでも、ブラックホールは止まりませんよ。」

「そして、あなた方も全滅します。」

「吸われ続けている時点で、もう事象の地平線を超えています。」

「手遅れ、本星はすでに死に体です。」


「もう、こんな会議どころの話じゃない、本音でいいます。

 あんたは、詐欺師で神様が得意でしょ。

 だから、 一世一代の芝居です。

 貴方が神になり、本星に全て伝えるのです。

 貴方の銀河の同胞は何人いるのですか?

 移住しなければ、全滅するのです。

 エネルギー充填期限はいつですか?

 」


「俺の案を出します。


 神を信じないが、恐怖で動けないから、

 さらなる恐怖を与えて、動かす。


 ある日、神が天に現れ、


 『この銀河はわしが住むから、

 お前たちはそうそうに、立ち去れ。

 生命の保証はせんぞ。』


 そして、神殿を最初に、消し飛ばす。

 原子レベルで破壊し、全てが消える。


 これで、破壊された恐怖で、宇宙へ飛びだす。


 女王様、避難場所の確保を依頼したい。

 貴方は、この種族をよく知っているようだし、

 相手もしっているなら、避難誘導の広告塔になれる。



 神殿の構造物を原子エネルギーにしてブラックホールへながす。

 その間に、本星の残りエネルギーで宇宙へ逃げる。

 個人転移もできるし、テレパスも自在なら、可能では?


 移住先は、太陽系なら、

 カイパーベルトの外側にコロニーを作ればいいのでは、

 公転周期は合わないだろうが、なんとかなるでしょ。

 あなた方の技術なら。


 我々は、カイパーベルトの外側に、1万隻の宇宙戦艦があり、

 1000人は収容可能。当座はこれで、

 コロニーは増産する。


 どうだ?

 」


 女王

「銀河の人口は 100億人だわ。

 人口はどんどん減っているわ。

 エネルギーを食べられているのだから。

 私も助けたいです。

 そして、以前から、避難先として、打診していたの。

 でも、だれも来なかった。

 」

「神の力で、神殿が原子になれば、確かに恐怖の上書きでしょね。

 神殿が消えれば、転移してくるわ。」

「出来るの?」


「ああ、恐怖の神殿なんか、いらない。

 消してやる。」


「バザ・ムクレ 

 お前が、やらなければ、全滅は明日かもしれんぞ。

 お前の、支離滅裂は、ここからきているのだな。

 恐怖の日々は、今日でお終いにする。

 明日からは希望のために生きる。

 神になれ、怒髪天 荒ぶる 神だ。

 恐怖ならさらなる恐怖を見せるまでだ。


 できるな。 

 」


 バザ・ムクレ

「 ああ、やるよ。

 助けれるなら、なんだってできる。

 魔王にでもなれるさ。

 俺の詐欺師の一世一代の大仕事だ。」 


 全員へ通達

( サイは投げられた。 )


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