第40話 3種族会談
なぜ、俺が、種族代表をせにゃならん。
給与に合わん。
多種種族 女王 ヌリ・クラ・フォレン
光子種族 営業 バザ・ムクレ
人 種族 少佐 キム・ワーレン
本日の会議は、
光子種族 営業 バザ・ムクレ 様の
言動の真意を多種種族 女王 ヌリ・クラ・フォレン 様に
確認していただき、今後の、外交交渉の橋渡しを
お願いするとともに、光子種族の本星の危機と
詐欺被害の拡大防止案を検討することです。
尚、バザ・ムクレ様には、真摯な対応をお願いすると共に、
人を煙に巻く言動は、謹んでいただきたい。
では、始めます。
<< 光子種族の本星の危機 >>
バザ・ムクレさん、説明を求めます。
「はい、真摯に対応することをここに誓います。」
「ブラックホールが拡大していることは事実です。」
「近年、本星を守り抜く為に、うちの銀河だけでは、
足りないのです。
購入するにも、資源がほぼ使い果たしており、交換できません。
それで、神様営業で、お布施をいただいている次第であります。
」
「女王様 これは事実ですか?」
「はい、たしかです。」
「バザ・ムクレさん、ブラックホール拡大なら、
どれだけエネルギー追加しても未来はないですよね。
現在、女王様の銀河から10%なら、他も同じでしょう。
相当な、量ですよね。それでも、足りないのでしょ。
自転車操業なのでは、倒産が目の前です。
わかりきっているのに、なぜ、早く移住先を探さないのですか?
」
「移住ができないのは、本星に神殿があるからです。
これを守らないと、また神罰が下り、
多くの同胞の命が消えます。」
「神殿が消えると、神罰がおりるのですか?
最近、見守るとなったはずですよね。」
「誰も、信じません。
また災厄がくるからと。」
「困りましたね。神殿の方があなた方の命より大事ですか?」
「全銀河のエネルギーを与えたら、他の種族が全滅します。」
「それでも、ブラックホールは止まりませんよ。」
「そして、あなた方も全滅します。」
「吸われ続けている時点で、もう事象の地平線を超えています。」
「手遅れ、本星はすでに死に体です。」
「もう、こんな会議どころの話じゃない、本音でいいます。
あんたは、詐欺師で神様が得意でしょ。
だから、 一世一代の芝居です。
貴方が神になり、本星に全て伝えるのです。
貴方の銀河の同胞は何人いるのですか?
移住しなければ、全滅するのです。
エネルギー充填期限はいつですか?
」
「俺の案を出します。
神を信じないが、恐怖で動けないから、
さらなる恐怖を与えて、動かす。
ある日、神が天に現れ、
『この銀河はわしが住むから、
お前たちはそうそうに、立ち去れ。
生命の保証はせんぞ。』
そして、神殿を最初に、消し飛ばす。
原子レベルで破壊し、全てが消える。
これで、破壊された恐怖で、宇宙へ飛びだす。
女王様、避難場所の確保を依頼したい。
貴方は、この種族をよく知っているようだし、
相手もしっているなら、避難誘導の広告塔になれる。
神殿の構造物を原子エネルギーにしてブラックホールへながす。
その間に、本星の残りエネルギーで宇宙へ逃げる。
個人転移もできるし、テレパスも自在なら、可能では?
移住先は、太陽系なら、
カイパーベルトの外側にコロニーを作ればいいのでは、
公転周期は合わないだろうが、なんとかなるでしょ。
あなた方の技術なら。
我々は、カイパーベルトの外側に、1万隻の宇宙戦艦があり、
1000人は収容可能。当座はこれで、
コロニーは増産する。
どうだ?
」
女王
「銀河の人口は 100億人だわ。
人口はどんどん減っているわ。
エネルギーを食べられているのだから。
私も助けたいです。
そして、以前から、避難先として、打診していたの。
でも、だれも来なかった。
」
「神の力で、神殿が原子になれば、確かに恐怖の上書きでしょね。
神殿が消えれば、転移してくるわ。」
「出来るの?」
「ああ、恐怖の神殿なんか、いらない。
消してやる。」
「バザ・ムクレ
お前が、やらなければ、全滅は明日かもしれんぞ。
お前の、支離滅裂は、ここからきているのだな。
恐怖の日々は、今日でお終いにする。
明日からは希望のために生きる。
神になれ、怒髪天 荒ぶる 神だ。
恐怖ならさらなる恐怖を見せるまでだ。
できるな。
」
バザ・ムクレ
「 ああ、やるよ。
助けれるなら、なんだってできる。
魔王にでもなれるさ。
俺の詐欺師の一世一代の大仕事だ。」
全員へ通達
( サイは投げられた。 )




