表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽系外からの訪問者  作者: HAL
偽装商船団
151/208

第28話 遊園地


 殿下

「ねえ、遊園地作ってよ。 大人が遊ぶ、遊園地。」

 俺

「なんで?」

 殿下

「地球には<〜ランド>が沢山あったけど、全部、廃墟じゃん。」

「わかるでしょ、太陽系がヒートアップしてるの、吐口が必要よ。」

 俺

「なるほど」


 思考中


 土星は十分もうけているから、

 木星は、防衛拠点で、民間・異星人が来るのはいやだし、

 火星とアステロイドベルトで資源化できない(ゴミ)区画を 

 一大リゾートランドにして、

 宇宙へ行く準備に、船のアトラクションコース(先輩を噛ませる)

 小学生から初めて、中、高、大、企業、星、太陽系 とランクUP

 初心者コースから、最高難易度コース、個人対抗、団体対抗

 そして、最後は、太陽系周回 最速レースを星対抗戦でしたら、

 太陽系外からの観光客と、レース参加で、銀河リゾートランド拠点に、

 スポンサーだろ、オッズは銀河レベルだろ、

 儲かる、金が落ちてくる、うふうふふ。

 勝ったな。


「やりましょう、ぜひ」


 殿下

「お前の考えは、手に取るように、見えるわ。

 お主も悪よのう。」

 俺

「お代官様こそ。」


 うは、うはは 越後屋と代官ごっこ中。


 クラン

「仕掛ける 殿下、組み立てる キム 

 混ぜるな危険」

 チャッピ

「? 人権? 問題ないけど?」

 ルミナス

「わたしも、やってみたい。あれ。」

 大佐

「やめなさい。 沼にハマるわよ。」



 大佐

「……で、気づいてるか?」

 俺

「何をです?」

 大佐

「これは遊園地じゃない。教育兵器だ。」

 俺

「言い方。」

 殿下

「褒めてるのよ。」


 計画は、静かに動き始めた。


 名称:

 SOLAR FRONTIER PARK(仮)


 通称:

 ソラフロ

(ネーミングは殿下。異論は却下された。)


 構成はこうだ。


 ・初心者区画:

 無重力迷路、G体験、姿勢制御遊具

 小学生可(親同伴)


 ・中級区画:

 単艦操縦、簡易回避、疑似デブリ帯

 中高生〜


 ・上級区画:

 カイパーベルト再現コース

 先輩監修(事故率0.00% 気絶率は非公開)


 ・企業・軍・星代表区画:

 団体戦、資源防衛、護送、妨害あり

 賭けは禁止(表向き)


 ・最終区画:

 太陽系一周・星対抗レース


 チャッピ

「これ、教育プログラムとして優秀ですね。」

 俺

「遊びながら、逃げ方と、生き残り方を覚える。」

 チャッピ

「戦わない勇気も学べます。」

 殿下

「点数じゃなくて、完走したら全員拍手。

 それでいいの。」


 クラン

「……で、私はどこ?」

 俺

「演出。」

 クラン

「ほう?」

 俺

「逃走不能ゾーン担当。」

 クラン

「楽しそう。」

 大佐

「やめなさい。」


 ルミナス

「香り制御区画、作ってもいい?」

 俺

「……消臭限定で。」

 ルミナス

「残念。」


 先輩

「で、俺は?」

 俺

「最難関コースの、偶然居た教官役。」

 先輩

「鬼か。」

 俺

「いじり倒せますよ、伝説枠です。」

 先輩

「悪くない。」



 そして、開園初日。


 子供が笑い、

 大人が真剣になり、

 企業が本気になり、

 星が意地を張る。


 そして皆、

「宇宙、怖いけど、楽しい」

 と言って帰っていく。


 殿下

「ねえ。」

 俺

「はい。」

 殿下

「戦争を減らす遊園地って、ちょっと素敵じゃない?」

 俺

「……平和的で、いいですね。」

 殿下

「でしょう?」


 クラン(小声)

「混ぜるな危険って言ったでしょ。」

 チャッピ

「結果的に、良い混合です。」

 大佐

「……人類、進化したわね。」

 俺

「 それは無い。 あれ見てみい。」

 

 先輩、オッズを見て、百面相。


 大佐

「 絞めてやろうかしら。」

 俺

「 かかあ天下 決まり。」

 


 そして今日も、

 太陽系は少しだけ騒がしく、

 少しだけ平和になった。


 誰かが言った。


「ここは、戦わずに強くなる場所だ。」


 俺は、それでいいと思った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ