第16話 銀河交易 宇宙経済モデルの布石
ルイの記憶では、死の銀河。
近づきすぎると、死の思念波が大きくなる。
ここに、殿下は来ている。
このルートには殿下が鍵。
ここに、管理者の装置がある。
殿下がいるだけで、鍵は開かれる。
空間のベールが開く。
ないはずの銀河がある。
誰もしらない、銀河。
ルイさえ知らない。
こんな最重要機密は知りたくなかった。
俺たち以外無理だよね。
何をするかって、宇宙文明を維持するシステムをここに立てるため。
布石、俺たちが消えても、このシステムが、宇宙の安寧を守る。
例の、経済モデルの基盤となるインフラ=宇宙の銀行だよ。
元々ここには、神殿のマスターサーバーがある。
古代文明の人々すべて情報がある。
知的生命体全てが保存されている。
要するに、倫理デバイス判定が既に揃っている。
調べる程に、未来永劫とも言える、管理システムです。
我々の信用情報システムは、余裕10%も負荷にならない。
簡単に 構築できた。
恒星から無限のエネルギーを取り出せる、遥か未来がここにある。
恒星を消すこともできる兵器と戦艦達。
恐ろしいが、これほどの防御と安全装置は、頼りになる。
このルートは鍵がないと来れない。
死の思念波=鍵かどうか検査してるに過ぎない=で脳が焼ける。
知性体だろうと非知性体だろうと、関係ない。
宇宙中でやり取りする取引情報をテレパス高圧縮通信でやり取りし、記録する。
だから、太陽系の倫理マスター情報もここに、移設した。
あとは、物理的タグ管理をリンクさせるだけ。
品物、倉庫、コンテナ、全てにタグが付く。
着いていなものは、違法商品=闇取引となる。
表に出ない、出せない。ブラックマーケットだ。
でも、それも、経済モデルは駒としている。
倫理ではない、経済=人体モデルだ。
血が経済、流れるなら文明は生き残る。
人体モデル
骨格=インフラ
血液=経済
細胞=惑星
神経=情報網
免疫=警察・ギルド・海賊(やりすぎを抑える存在)
脳=連邦(意思決定は遅いが全体を見ている)
我々は、このインフラ・情報網を立ち上げる。
情報を武器とする。
情報が金だ。
革命思想だ。
太陽系から始める。
人知れず、静かに浸透してゆくだろう。
次第に、商人なら気づく、とても便利だと。
信用するレベルが=倫理で担保される。
物は動かない。信用取引ができる。
情報だけで、宇宙のどこでも商売ができる。
タグを参照するだけで、取引情報が開示される。
情報が取引材料だ。
この銀行、誰とでも取引する。
誰とでも、倫理関係ない。
経済が流れることが重要である。
連邦、警察、ギルド、商人、個人、海賊 すべてお客様。
情報を担保する1〜10%。
合理的で容赦ない。




