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太陽系外からの訪問者  作者: HAL
辺境監視基地 
123/208

第57話 異常が普通

年末 最後は 笑いで。

 ルイ

「整理しましょう」


 端末を操作し、淡々と読み上げる。


 ニア・エド・マク・ルード様

 男神


 ニア・カーター様

 女神


 朝霞 香織 様

 ドラゴン


 キム・ワーレン様

 托卵中

 」


 一拍。


「……なるほど」


 俺

「何がなるほどだ!!」

「何一つわかってねぇだろうが!!」

「なんで俺が托卵せにゃならん!!」

(ぜい……ぜい……)


 ルイ

「落ち着いてください」

「わかりましたよ」


 俺

「わかった!?」


 ルイ

「托卵中=男神と女神の子供ですね」


 俺

「は?」


 ルイ

「身に覚えは?」


 俺

「あるか!!」


 ルイ

「では説明します」

「あなたの戦闘力は」

「母性本能です」


 俺

「……」


 ルイ

「戦わない」

「逃げる」

「来たら、守る」

「凶暴なほどに」

「ほら」

「ピッタリです」


 俺

「……」


(反論が、思いつかないのが一番ムカつく)


 ルイ

「次」


「朝霞 香織 様」

「護衛役です」


 大佐

(無言)


 ルイ

「破壊神」

「つまり、ドラゴン」

「戦いが、彼女を育てる」

「ほら」

「ピッタリです」


 大佐

(……否定はしない)


 ルイ

「では」

「男神と女神」

「同時にエネルギーを使用」

「結果」

「卵が生成」


 俺

「待て待て待て」


 ルイ

「そのため、お二人は機嫌が悪い」


 皇女

(……)


 巫女

(……)


 ルイ

「寝ていれば、回復するでしょう」

「エネルギー不足のため」

「共鳴も弱い」

「だから、今は安全」

「ほら」

「ピッタリです」


 俺

「……」


 ルイ

「以上」

「Q・E・D」

「証明終了」


 沈黙。


 俺

「……やってられん」

「もう突っ込む気にもならん」


 ルイ

「やはり、お疲れですね」

「托卵中ですから」


 肩に手を置かれる。


 ルイ

「お大事に」


  完

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