表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽系外からの訪問者  作者: HAL
辺境監視基地 
118/208

第52話 お告げ

 

 氏 名:ニア・カーター

 肩書き:

 役 割:巫女 思念の感応

 能 力:古代銀河文明の子孫 巫女 

 状態:多次元存在の標的

 

 存在は隠されている、保護のため。

 家族も全てが、意図的に、消されている。

 普通のモブであるように。

 


 ここは、オーストラリア。

 牧場跡。

 太陽バースト直上で、南半球の動植物が全滅した。


 あれから、五年、未だ傷跡が癒えない。

 植物は、異星人のおかげで、再生がしているが。

 動物は、まだあと十年かかる見込み。

 海の生物も全滅している。


 最近は、異星人(水生生物)が移住してきて、海が賑やかだ。


 住人は、99%火星に移住した。


 ここがいいと、住んでるもの達は、日々、農作業をしながら、

 足りない栄養は、宇宙船から配給されている。


 この大陸に 人は 1000人ほど。

 場所が、ここに集まっている。

 宇宙船があるから、その周りに居住だ。

 いつでも、飛び出せるように。

 防衛が、最大であるから。

 大地は、未だに傷を残している。

 人の心にも傷を残した。

 彼らは、目にした、動物が平原一面に群れを作りながら、

 子を守りながら死んでいた。

 守れなかった。悔しさ。

 放牧するしかできなかった。

 少しでも奇跡が起こればと。

 傲慢と言われようと、守りたかった。

 ダメとわかっていても。


 なぜ、ここに住むのか?

 故郷だから、先祖の土地だから。

 遺伝子がこの大地から作られた。

 理屈はない。


 家族持ちはみんな、仕事を求めて、地球を出た。


 静かな、時が流れる。

 遠くで、鳥の囀りが聞こえる。

 あーー、やっと戻ってきた、昔に聞いた鳥の声、

 懐かしい、あの時の思い出が、街の賑わい、騒がしい街の日常

 が蘇る。


 老人たちの憩いの場は、宇宙船テラスでお茶を飲む事。

 宇宙船に住むのは、「いや」機械的で味気ない、センスが悪い。

 古びた机の傷、剥がれたペンキ、ギシギシとなる椅子

 これでいいのよ。

 すべてが、私のもの、空間も時間も。


 あれから、全てが、変わった。

 でも、悪い方ではないわ。

 穏やかな生活ができる。

 希望がある。

 今日も、仲良しでお茶会よ。


「ニア、エスプレ 1つ コーヒー 3つ お願いね。」


「はい、 腰は大丈夫? 」


「大丈夫、昨日、医者が来て、再生なんとかで治してくれた。」


「この婆さんが、亡くなる訳ないじゃない。ねぇ。」


「あんたより、先には逝かないわよ。」


「集まると口喧嘩か。 毎日ようやるわ。」


「あんたは 黙っとき。 

 黙ってコーヒー飲んでれば、渋い、いい男なんだから。」


「俺は、見てくれだけでなく「はい、はい、それも 聞き飽きた。」」


 ニア

  故郷でもあり、隠れる場所としても最適、

  誰も見向きもしない場所。


 女給 カム

  ニアの護衛である。

  その容姿はナイスボディーだが、

  戦闘力は、戦艦を相手にできる。


 子供達は、月にいる。

 旦那は、

 月、火星、地球と毎日何処かに飛んで、調整官です。


 いつでも、転移で集まれるから、寂しくはないけど。

 そこにいない寂しさが込み上げる。


 宇宙空間に現れる、夥しい戦艦。

 放たれる、兵器。

 空間が裂ける、飲み込まれる、星々。


 最近、夢を見る。

 リアルすぎる、夢。


 前の夢は、


 皇女が、見守り続けるといった。

 その部屋がリアルだった。


 彼女は、まだ自分でもよくわからない、

 ただ、良いことではなさそうだと、

 何かが、おこる。 起きた。

 未来なのか 現在なのか 過去なのか。


(殿下 よくない事が育っているようです。)


(お姉様、どうしました? )


(殿下にお姉様と言われるほど若くもないし。)


(いいですか、貴方は遠い血筋であり、皇族の遺伝子をお持ちの方。)


(その話はいいから、なんか分からないが、気をつけたほうがいいわ。)


(どんなお告げですか?)


(お告げじゃなくてね。

 

 昨日から、同じ夢が、視点を変えて見てるの。

 ただ、夥しい戦艦が宇宙空間にいた。

 空間が裂けた。

 放たれる、兵器。

 飲み込まれる、星々。


 私の見るのは、過去か未来か現在か わからないの。 

 

 貴方のしたことは、見えたわ。

 ただしい、判断だわ。

 『見守り続ける。』 


 )

 

(え? 見えたの。 

(難しい顔)集合してすり合わせね。 )



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ