第37話 考える人と使う人
ルワ・カレバイ
(通称:ルイ 本人承諾済み)
ジョン・カーソン
(通称:いらん。
宇宙最高の理論物理学者 なら許可する
なげーーよ。)
博士
「なんで、こんな式をたてるのだ。」
ルイ
「これが、運用して効率がいいからです。
これで、貴方の理論の実現化ができますね。」
博士
「運用の話ではなく、論理が成り立たん。
式から 実現の間が通らんでは無いか。
こんなもの、学会でだせるか!。」
ルイ
「......使えればいいのですよ?。」
今日は、博士の研究の進捗確認
俺が紹介した。
気が合うかなと、気軽に、紹介したんだが、
話は合うのだろうな、互いの数学? 難解な式? の前で
意見を出しているのだから。
俺? 始めからチンプンカンプン。
「ルミナス わかるか?」
ルミナス
「式の構成は分かりますが、意図が読めませんから、わからないです。」
クラン
「きくまでないでしょ!。」
チャッピ
「同意。」
学者は、真理を探す。
技術者は、削って、使う。
考える人と、使う人。
メカニズムと、ドライバー。
同じ物を見ているようで、
見ている世界は、まったく違う。
俺たちは、使う方だから、論理・理論・式 どうでもいい。
ルイによれば、機械化したおかげで、効率は90%と良い。
分野別専門家がおおくいる。
反対に、閃きがなく、ブレイクスルーが全くない。
分野別専門家の交流をしても、相手のしていることが理解できない。
一子相伝の秘伝書?
読んでもわからんでは、しょうがないと思うのは、俺だけ?
100億は最低必要な人数らしい。
何が壊れたら、どこどこの誰が担当だとか?
本当に効率がいいのか?
でも、こんな感じで文明が混ざると、互いの刺激から、
新たな視点が生まれる。
いいね。
宇宙はもっと交流しないといけない。
知らないから、戦争が起きるのだ。
技術は使い方しだい。
俺みたいなのはNGだがな。
貴方の理論の実現化=原子エネルギーの変換モデル
クランの原子を食べるから発想したらしい。
簡単に言えば、物質の原子からエネルギーをとりだすが、
素粒子までエネルギー変換してしまう。
変換できる。
物質 → エネルギー → 物質
冗談だろ?
ゴミがエネルギーになる。
エネルギーから、物質が生まれる。
……宇宙の財布を、ひっくり返す理論だ。
聞いたことを理論にする発想、閃き。
常人はできない、常識で考えない。
非常識が二人。
混ぜると、
宇宙が消えるかもしれない。
.......危険だ。
(皇女殿下様。
またやらかしました。
先に謝っておきます。)
(はぁ……
あんたが責任取って監視しなさい。
技術と運用方法は、こちらで考えるわ。
ルイも血の契約必要ね。)
後日談
ルイ 血の契約をした。
撤回も、逃亡も、不可能。
皇女は変装して、
地球の学者たちに
原子エネルギーの変換モデルを見せた。
「今日はエイプリルフールですか。ワハハ」
「天地がひっくり返ってもありえませんよ。ぷ。」
理論は、五分で却下された。
皇女は、静かに怒った。
(……なら、こちらでやるわ。)
原子エネルギーの変換モデルの実証試験。
担当:ルミナス。
失敗した場合の被害想定は、未提出。
俺たち以外無理。
マル秘できる場所。
当事者が近くでやり取り可能。
なんか、俺たち、
モルモットの気分だか?
……いや、
モルモットは、ここまで危険じゃないか。
前は、俺が命令者だった。
今回は、皇女が命令者。
立場が変わると、
受ける感情は、ここまで違うものなのだな。
命令は、相手を拘束する。
受け手への配慮を欠けば、
それは必ず遺恨として残る。
殿下も、大佐も、
上に行くほど、その立場は苛烈にならざるを得ない。
逃げ場がない。
……俺は、これ以上、上には行かない。
時々、ヘマをして。
怒られて。
そのくらいの位置が、ちょうどいい。




