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1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。

お金と欲しいもの

作者: 行世長旅

金銭欲に上限は無い。


欲しいものはどこまでも欲しいし、必要なものはどこまでも必要だ。


けれど、自身の収入や環境で金銭欲はほどほどに抑えられている人が多いだろう。


中には借金地獄になるほどに制御できていない人もいるが、当たり前に生活する分には当たり前の金銭があればいい。


ではもしも……、無条件で収入が今の倍になるとしたら、それを望みますか?


私は望みます。おそらく、特別な宗教に入っている人以外のほぼ全員が望むでしょう。


では、収入が増えた場合はどのように使うでしょうか。


欲しくても諦めていた物を買う。誰かのために使う。等々選択肢はたくさんあります。


ではさらに……、10倍になった場合はどうでしょうか?


ブランド品や特別な物など、必要以上の物も購入しようと検討するはずです。


いえもういっそのこと、好きなだけお金を使えるとしましょう。


お金で解決出来ることは、何でもやり放題です。


羨ましいですね。

たくさんの願望が叶いそうです。


そうなった場合、あなたは何をしたいですか。

何の苦も不自由も無い、そんな生活を続けていると、行き着く思考は「人生の継続」しかありません。


お金では手に入らないものが本当の幸せ、などという綺麗事も今は置いておきましょう。


好き放題出来る人生なら、いつまでも続けたいですよね。


最新の医療を受け、最新の技術を施され、寿命の限界まで生きるでしょう。


……その先に、求めるものはなんですか?

長生きしてでも得たいものはなんですか?


それが、あなたが本当に得たいものなのかもしれませんね。

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