4.出産に向けてのこころがまえをしておく
物理的な準備の次は精神的な準備です。
育児は大変。出産は痛い。……ものと散々聞かされ、怖がる妊婦さんは多いと思います。
一般に、あれらに関しては痛い苦しい経験ばかりが語り継がれるので、なおさら恐怖を助長させるように思います。
確かに、産んでみないことには分かりません。
育児も、実際に産まれてこないことにはどうなるかなんて、誰にも分かりません。
ちなみにわたしは超不安で、ガラケーで検索ばっかりしていました。振り返ると、妊婦の時期をもっと楽しんでおけばよかったとも思います。
痛いのが嫌いでものすごく臆病者のわたしでもなんとか乗り切れました。人間の火事場の馬鹿力というのは、侮れません。
そして。産まれてきた子に会える瞬間は格別でした。これでも、いろいろな経験をしてきましたが、あんなに嬉しかった瞬間など人生ほかに見当たりません。
『幸せ』なのは共通、……というふうに、思っておいてください。
産後どのくらい寝れるかは赤ちゃん次第ですが。とにかく、まとめて寝るようにしておくこと。できるかぎりのストレスを発散しておくことです。ほどほどに食べるなり、たくさん歩くなり。――映画なんてしばらく見れませんよ? 美容室にも行っておきましょう。わたしの場合、産後しばらくは小説を読めませんでした。目が滑るのです。いまのうちにたくさん読んでおきましょう。
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