表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

71/86

僕が“変態”と呼ばれても語りたかったこと

 俺は、“見る側”だった。


 女子のこと、正直よくわかってなかった。

 細い子を見て「スタイルいいな」とか、

 弁当の量が多い子を見て「意外だな」とか、

 なんでもないような目で、なんでもないように見てた。




 でもある日、早矢が言ったんだ。


「食べなきゃ走れない。走らなきゃ、生きられない」って。


 その言葉、マジで、腹に刺さった。




 女の子って、みんな苦しそうにしてる。

 見られるために食べない子、食べたあとに後悔する子、

「可愛くいなきゃ」って、ずっと誰かの期待と戦ってる。


 そんな世界の中で、自分の身体を、自分のために使ってるやつらは――

 本当に、かっこいいと思う。




 男として思う。


「女らしくあれ」って、俺たちが無意識に言ってること、期待していること、マジで多すぎる。

 何気ないひと言が、誰かを一日中苦しめてるかもしれないって、わかってなかった。


 だから、ちゃんと考える。

 自分がどう見てるか、どう語るか。


 「誰かの身体は、その人だけのもの」って、もう当たり前に思いたい。




 もし今、読んでる君が誰かの身体を笑ったことがあるなら、

 俺は、やめようぜって言いたい。


 もし誰かに“女らしさ”や“男らしさ”を押しつけられてしんどいなら、

「そんなもん知らねぇ」って言っていいと思う。




 俺たちの命は、誰かに消費されるためじゃない。

 笑われるためでも、役に立つためでもない。


 ただ、生きてるだけで、もうすげぇことなんだよ。


 俺は、そう思う。




 食って、走って、笑って、泣いて、

 それを隣で見てたいと思える誰かがいるなら、


 その人の痛みを、面白がるんじゃなくて、支える方でいたい。


 俺は、これからもそういう男でいたいと思ってる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ