僕が“変態”と呼ばれても語りたかったこと
俺は、“見る側”だった。
女子のこと、正直よくわかってなかった。
細い子を見て「スタイルいいな」とか、
弁当の量が多い子を見て「意外だな」とか、
なんでもないような目で、なんでもないように見てた。
でもある日、早矢が言ったんだ。
「食べなきゃ走れない。走らなきゃ、生きられない」って。
その言葉、マジで、腹に刺さった。
女の子って、みんな苦しそうにしてる。
見られるために食べない子、食べたあとに後悔する子、
「可愛くいなきゃ」って、ずっと誰かの期待と戦ってる。
そんな世界の中で、自分の身体を、自分のために使ってるやつらは――
本当に、かっこいいと思う。
男として思う。
「女らしくあれ」って、俺たちが無意識に言ってること、期待していること、マジで多すぎる。
何気ないひと言が、誰かを一日中苦しめてるかもしれないって、わかってなかった。
だから、ちゃんと考える。
自分がどう見てるか、どう語るか。
「誰かの身体は、その人だけのもの」って、もう当たり前に思いたい。
もし今、読んでる君が誰かの身体を笑ったことがあるなら、
俺は、やめようぜって言いたい。
もし誰かに“女らしさ”や“男らしさ”を押しつけられてしんどいなら、
「そんなもん知らねぇ」って言っていいと思う。
俺たちの命は、誰かに消費されるためじゃない。
笑われるためでも、役に立つためでもない。
ただ、生きてるだけで、もうすげぇことなんだよ。
俺は、そう思う。
食って、走って、笑って、泣いて、
それを隣で見てたいと思える誰かがいるなら、
その人の痛みを、面白がるんじゃなくて、支える方でいたい。
俺は、これからもそういう男でいたいと思ってる。




