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クワンティエンの夢  作者: 多谷昇太
この道や行く人なしに秋の暮れ

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78/80

もの凄いニタニタ笑いをする恵美

蓋しこちらは梅子のコバンザメのような塩梅だったろうか?さてその梅子は「怖いとはなによ。あんな坊主や鳥羽など…誰が。いいからあたしに任せておきなって。いいかい、恵美、それに加代…」とここからはさらに声をひそめて「あたし、さっき思い出したんだけどさ、あの東尋ってやつは…」とばかり何事かをボソボソと2人に告げるのだった。聞きながら加代が吹き出し、恵美は例のごとくものすごいニタニタ笑いを顔に浮かべた。どうも記憶力抜群の梅子が東尋のことでなにごとかを思い出したようだ。はたして乞食然としたこの東尋御坊は赤の他人である梅子がその名に思い当たるほどに、意外やなにかの有名人なのだろうか?その東尋の話が再開するような気配を察して最後に梅子が「とにかくさ、恵美、あたしも抹香問答をこれ以上続ける気はないんだ。ブチかませとは云わないがそれらしいことをイラつき気味に云っておくれよ。それをきっかけにしてあたしがあいつの正体をみんなにバラしてやるからさ。ハナっからじゃなくていいよ。もう少しあいつにしゃべらせてやりな」と早口で告げて、さて何食わぬ顔で僧の説法を鷹揚に聞く素振りをするのだった。

鳥羽や亜希子主流派と歓談しながらもあたかも梅子らの密談が聞こえているかのように、さても謀議はすみましたか?とでも云いたげに涼しい顔をしてやおら僧が説法を再開する。「さて、いつまでもわたしがお邪魔をしていいというものでもありません。話をまとめたいと思います。

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