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クワンティエンの夢  作者: 多谷昇太
白峰の巻き

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嫁のもらい手がなくなりまっせ

「梅子、いいから」と鳥羽の無礼を咎めようとする梅子を制して「いいえ、決してそんなことはありません。今日だけ、今だけちょっと高ぶっているかな。鳥羽さんとお坊様にお会いしてからこの方、なぜか。フフフ、たぶんお2人のインパクトが強かったからでしょう。論破癖はふだんからありますので、お2人に負けまいとしたんだと思います」などと場をとりなそうとする。「ほー、なるほど。しかしそれにしてもえろうきつうおましたな、今の剣幕は。まあ面と向かって云うとまたなんやから…これは独り言やけど、ちょっとお…控えることを覚えたほうがええんやないかな。年頃のいとはんであるならば。嫁のもらい手がなくなりまっせ」最後は関西人らしくユーモアを効かして鳥羽が間接的に梅子を諌めた。しかしそれにサーッと真っ赤なオーラを立ち上らせた梅子に「まあ、まあ、梅子さん、梅子さん!ちょっと待って!」と僧がこれを制し「いや、会長、激高癖とおっしゃるならさきほどの拙僧へのそれもなかなかのものでしたから、梅子さんばかりを云うこともありますまい。およそ無碍に激高するということは人にはあり得ません。必ず理由があってのことです。恐れながら会長で云うなら日頃の経営者としての叱責癖がお出になったのでしょう。しかしこの梅子さんの場合はいささかなりとも違います」こう云って改めて梅子を真正面から見詰め直した。「梅子さん、ザッツオーヴァーと云ってすべてを切ってしまうのは簡単です。

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