表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クワンティエンの夢  作者: 多谷昇太
クワンティエンの伝説

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/80

ベトナム戦争における奇談(1)

「梅子さんの云うとおり、クライマックスは実はこれからです。同じベトナムのお話ですがこんどは猿と人間の女性との間における、恋愛の話です」。鳥羽があきれはてたように苦笑いしながら首を左右にふる。「ま、ま、社…いや会長、会長」なだめつつ「彼のベトナム戦争の真っ只中、ジャングルの中で、あり得べからざる事態が出来いたしました。アメリカ爆撃機の眼を逃れながら、ジャングルの奥深い一角に、兵士らの休息所を北ベトナム軍幹部らが設置したそうです。大きな洞穴があり、近くにはきれいな泉があったとか。そこに…」「また女が沐浴したわけね」徐々にしおらしらをふりおとしつつ恵美が茶々を入れる。一同は笑ったり(恵美を)たしなめたりするが僧は構わず「そこに接待係として妙齢の女性兵士2人が配属されました。彼女らはホ・チミンルートを行き来する兵士らの慰安接待係を仰せつかったわけです」「慰安婦かいな」とこんどは鳥羽。それへ「いいえとんでもない。彼女らは立派な北ベトナム軍の正規の兵士、単に飲食の提供のみです。言い寄る兵士らも間々あったそうですが2人は、就中1人は、まったく相手にしません。婚約者がいて、その彼も同じ兵士なのですが、目下前線の最大の激戦地で米軍と戦闘中だったのです。かなりの確率でその死が予想されたらしい。ために思うのはその婚約者が激戦地から交代して、撤退する途中にここを通らないものかとか、とにかくその無事を祈るばかりでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ