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クワンティエンの夢  作者: 多谷昇太
昼食、人柄、ア・ラ・カ・ル・ト

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22/80

梅子さんも一目置いてんのよ

「おっ、うまそうじゃん」と云いざまアボガドサンドイッチを無造作に取って恵美がパクつきはじめる、左手にフライドチキンを持ったまま。加代は小倉あんの方を取って自分の弁当箱のフタに置き、行っちゃダメよとばかり「ほら、梅子さんの云ったとおりそこに腰をおろしなさいよ。ここで食べなさいよ」と親分の意を強要する。なぜ梅子がそうさせるのかその意を測りながら。「そうですか。では部長に断って来ます。向こうから飲み物を持って来ますから」と応じる郁子に「断んなくてもいいわよ。郁子の努力と好意を踏みにじるような奴らなんか、思わせぶりに、無言のままで当てつけて来なさいよ」と云って梅子は自分の箸を置き、小倉サンドイッチを加代同様に取ってはしかしこちらは無理にでもパクついてみせ、「うーん、おいしい」と世辞か本音か知らないが一言云う。いまさらのように加代が合点して「そうよお、わかったでしょ?梅子さんのやさしさが。部長、部長ってばかり云ってないでさ、あんたもそれなりに大物なんだから…梅子さんも一目置いてんのよ」と持ち上げてみせる。「1メートル55センチの私が大物とは思えません。亜希子さんのコバンザメみたいな女ですし…とにかく一言断って来ます」と云って亜希子の側へもどろうとした刹那30メートルほど先の路上に1人で坂を下って来る鳥羽の姿を目ざとく発見する。

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