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クワンティエンの夢  作者: 多谷昇太
昼食、人柄、ア・ラ・カ・ル・ト

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21/80

懲りずに梅子グループのもとに…

得たり賢しとばかり郁子は「これはですねえ、ちょっと手が込んでますよお。こちらの温かなのがアボガドとベーコンの辛子味噌あえサンドイッチで、こちらの冷たいのが小倉あんとバナナ、それに焼いたクルミとホイップクリームの合わせサンドイッチです。バターもたっぷり塗ってあります。こちらはまず豆板醤をレモン汁で溶いて、それに刻んだベーコンとアボガドを加えペースト状にし、それをパンではさみます。それをホットサンドプレートに入れて両面を焼けば出来上がり。こちらの小倉あんサンドは…」などと滔々と述べたあと、「みなさんに試食してもらおうと思ってこんなにこさえてしまったんです。いかがですか、匡子さん、おひとつ」と進める。しかし大仰に手をふって「うんん、無理無理」と云って箸で自分のお重箱を指し示す。慶子も同様で亜希子は「あとでいただくわ」とだけ云う。織江と絹子ももじもじしながら「あとで…」と部長に順ずるばかり。人に勧めてないで自分がまず食べればいいだろうに、そうも行かないのが‘シェフ’の性なのか、それではとばかりあちらのグループに目を遣る。先程の一件などケロッと忘れ、ニコニコしながら梅子グループへと向かって行く。ちょうど口にものを入れたばかりの亜希子がモグモグ云って止める間もなく行ってしまった。「よお来たの、われ」という目で始め郁子を迎えた梅子だったがなぜか急変し、笑みすら浮かべて「あら、上手に作ったじゃない。じゃあいただくからそこに腰をおろしなさいよ。恵美と加代もいただいたら」と子分にも勧めてみせる。

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