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クワンティエンの夢  作者: 多谷昇太
昼食、人柄、ア・ラ・カ・ル・ト

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20/80

天真爛漫O型郁子

その隙に「あ、ほんとだ。これは凄い。さすがは和食の鉄人、梅子さんです。型ではない俵型のおむすびと云い、おかずのレイアウトも…」「こ、この、勝手にフタ開けるな!」「キャー、ごめんなさい」と遣り取りしてはみんなを笑わせ和ませる。まったくのところ八方美人というのではないが一切人見知りをしたり臆することのない、郁子のO型ぶりだった。蓋しこれは将来処世し行くにかなりの武器となる人の器と知れる。その天真爛漫の表情の奥にどのような狡知と度胸があるのか、未だ人には見せぬ、また本人自身が自覚もしていない、潜在した能力とも、あるいは業とも付かぬものの持ち主であった。もし然るべき時と縁が至れば表出するのかも知れないが今は皆の取り持ち役として、また道化役としてあるばかりである。

 梅子から逃げ帰って来たその郁子に「そう云う郁子さん、あなたこそどんなお弁当こさえてきたの?人のばかり見てないでご披露なさいな」と匡子が訊く。息をはずませながらも「よく聞いてくれました、匡子さん。いまお見せします」と云ってリュックからちょっと大き目のサンドイッチケース二個を取り出し、フタを開けて中を見せる。「まあ、おいしそうなサンドイッチだこと」とその匡子「あらあ、またいっぱい作って来たわねえ。こんなに、お一人で食べれるの?」慶子が聞き「さっすが。シェフ郁子。レシピを云いなさいよ」と亜希子が訊く。

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