表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クワンティエンの夢  作者: 多谷昇太
昼食、人柄、ア・ラ・カ・ル・ト

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/80

料理の鉄人、梅子と郁子

「まあ、本当。すごいわね。食べるのがもったいないくらい。写真に撮っておいたら?」「もう撮りました」織江が小さい声で答える。こしらえたところで家で撮っておいたようだ。「これはたぶん、醤油に浸したカツオ節で色をつけたお握りに、白いご飯のお握りをのせてパンダをこさえたんですよ。目鼻立ちは海苔かな。わあ、マヨネーズで瞳まで入れたりして、超可愛いーっ!待っててね、織ちゃんと絹ちゃん、まだ食べないで。後学の為に写真撮っとくから…」そう云って携帯カメラを取りに行く郁子。匡子と慶子にも見に行くようにとけしかける。織枝と絹子はなかなか箸をつけられそうもないが、普段注目されることがない分嬉しそうにしていた。

 その様子をあずま屋からちょっと離れた所で眺めながら梅子グループが弁当を使っている。来る途中で買って来たフライドチキンに豪快にかぶりつきながら「梅子さん、弁当食べないんですか」と恵美が訊く。「あいつ(郁子)に見られたくないんだよ。うるさいったらありゃしない」「ほんとっすよね。花より弁当ですよ、見てたってしょうがないじゃん」。しかし加代が「でも梅子さん、料理は郁子といい勝負じゃないですか。むしろ見せつけてやればいいのに?」と不思議がって云う。普段から梅子の家に恵美とともに訪うかして梅子の料理好きとその腕のよさを知っていたのだった。郁子についてはこさえた手料理を時々部活に持ち込んでは皆に食べさせるのでその腕のほどを熟知していたのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ