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クワンティエンの夢  作者: 多谷昇太
西行庵

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これが西行庵?!

恵美が「頼もしいっす。ケンカの時には必ず恩返しますからよろしくお願いします」と云えば「まー、おっかない。恵美さん、あんた男なの?それにお3人とも爺、爺って。爺なら…あら、私も云っちゃった。そんなお爺さんなら応援なんか頼まなきゃいいんじゃないの?」慶子が揶揄を入れると「あたしはさあ、歌の感性じゃ負けないけど、古語とかなると今一…」などと恵美が言い訳している間に先行組から9人中一番の郁子の黄色い声が伝わって来た。頭のてっぺんから出るような声でよく通る。「わあ、着いた!これが西行庵、感激いーっ!」。負けじと亜希子も「着いたわよー!みんな来てー!梅子、止まってないで早く来て!」と大声を出す。しかしうるさそうに「先に‘参拝’すればいいじゃんかよ」と愚図る梅子だったが亜希子は辛抱強く待つ様子。「うふふ、梅子さん、見学、でしたよね」と皮肉ぽっく確かめる匡子にひとこと「うるさい、見てなさいよ…」と返して渋々と、しかし何か秘策ありげに、取り巻き2人を従えて亜希子の待つ庵へと近づいて行った。

「うわー、何これ。お粗末うー!」「ほとんどバラック」恵美と加代が実感を吐露し、梅子がしてやったりとばかり「へー、これが聖殿ねえ。たいしたもんだわ。(中の西行像に)こんちは、西行さん。それで亜希子、ここで私たちに何させるつもり?」とすっかり自信を取り戻した感じで訊く。



脚注:写真が掲載できませんが実際の「西行庵」はアッと驚くような粗末なものなのです。ほとんどバッラク小屋と云った感じ。小屋の中には西行像が安置されています。

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