-始まりからの目覚め-
『真歴500年』
一芸特化型教育が始まってから500年が経った頃、世界中で不思議な力を持つ者が現れ始めた。
燃えさかる炎の中にいても全く火傷を負わない者
思い通りに雨を降らすことができる者
植物の気持ちが分かる者
自由に空を飛ぶことができる者
これらの様な力を持つ者たちの出現によって、世界は一時的に混乱することになる。
しかし、
『真歴800年』
世界中、誰もが不思議な力を持つようになった。
そして、誰もが不思議な力を不思議と思わなくなった。
この不思議な力を研究していた者は、
「一芸特化型教育により、不得意な事に脳を使用することが無くなった。そして、得意な事だけに脳を使用するようになったため、脳がより活性化され、不思議な力が発現した。」
というように結論付けた。
これらの力は、似たような物は存在するが、ある条件以外では全く同じ物は存在しなかった。
そのため、この力を個性・独自性・自分らしさという意味のidentity(アイデンティティ)から頭二文字を取って
【iD(アイディ)】
と名付けられた。
『真歴970年』
【iD】の研究が進み、この力は心の本質に起因していることが判明した。
そして、その心の本質が属性で分類されるようになった。
例えば、
火:情熱、豪快・・・
水:冷静、冷徹・・・
風:自由奔放、気楽・・・
といった様に。
『真歴1200年』
さらなる研究により、遺伝子配列からその者の心の本質を調べることに成功した。
それにより、生まれたばかりの赤ん坊の遺伝子を検査して心の本質を決定し、より早い段階から一芸特化型教育を行うことが可能となった。
そして現在に至る・・・。
や、やっとこれで本編に入れる・・・。皆さん初めまして。新参者の斜雨です。え?なんで3話目で自己紹介するのかって?3話目にやっと「前書き」やら「後書き」やらをどう使ったらいいか分かったんですもの!ははは!はは・・は・・。これからも更新遅いかもしれませんが、続きを書いていこうと思います。もし感想などありましたら、どんどん!ドシドシ!書いてくださいね!続きを書く励みにもなりますし、読んで下さった皆さんとつながりができると僕としてはうれしすぎるわけでして!長くなりましたが、少しでもこの話に興味を持って下さった方、続きも読んでくださる方、これからもよろしくお願いします!




