策士、新型にボコボコにされる。
お読み頂きありがとう御座います。
この時の俺は絶好調だったなぁ…。
レベルアップも上手く行き改造も出来た。魔石吸収のお陰で飛躍的に戦闘可能時間も延びてたから。
だが、この後改造の為のレベルアップにと地下二階のエリアに入ってからとんでも無い事になる。
いつもならワラワラとキラーマシン軍団の気配がするのだけど、今回は全くしない。
アレ?もしかしたら弾切れか?オレ倒し過ぎたのかな?でも、その前に帰ったキラーマシン結構居たよね?
その後、いくら待っても出て来ないので、仕方無く俺の方から向かって行ってやろうって思っちゃったのよね…。
何でそんな事を思い立ったのか…今となっては魔が差したとしか言い様が無い。
階段を降りて行ったのだが、やはりキラーマシンが居ない。仕方無く気配を辿りながら俺が元担当だった区画を抜けて更に奥へと行ってしまった。するとキラーマシンの気配…結構な数が居たのだ。こりゃあ俺に恐れをなして隠れてやがるな…ウヒヒヒ…。
よし、ビックリさせたろ!俺はキラーマシンが集まっているその場所に突っ込んで行った!!
其処に居たのは…見た事の無いロボットの大軍勢だった…。あれ〜?
(ガ、ガイドさん…アレは何?)
CODE:K2―0049
LEVEL:42
HP:25469/29850
MP:14860/14860
スキル:物攻防御、魔法防御、風神斬り、大魔神斬り
《以上です》
K2って…T2みたいやん…カッコイイやん…。アレ?何か凄く睨まれてる気がするんですけど…し、失礼しま〜す…。
逃げろおおおおお!!!!
物凄いスピードで逃げ出したがやっぱり追っかけて来るーーーーー!!
ヤバいヤバいヤバい!!
俺は全力で逃げてるがK2速すぎいいい!!
後ろから矢をバンバン撃って来やがって!当たってんじゃねーかよ!!俺はバックしながらファイヤーアローを連射で撃ち込んた!何体かは足止め出来たみたいだが、ほとんどが追ってくる!
もうアカーン!!俺はMP1000を使って無属性魔導気を発動させた!何とかスピードが少しだけ上がったので何とか引き離すが三分間で逃げ切れるのかコレ?!でも何とか階段の近くまでやって来たぜ!!逃げ切れる!と思った瞬間、階段の前に一体居る気配がする…クッソーマジか…。もうこうなったらソイツと殺り合うしかねぇ!!いてもうたるわ!!!
階段の前に待ってたのは…えっ…このキラーマシン…角生えてるんすけど…。
CODE:K3―152
LEVEL:48
HP:35799/39850
MP:24860/24860
スキル:物攻防御、魔法防御、ぶん回し、攻撃予測
《以上です》
うそーん!!ケ、ケ、K3て!!何でボスキャラみたいのが階段の前で待ってんだよ!!後ろからも迫ってるからコイツを倒すしかねえ!!時間もかけられない…
ならば高速機動使うしかねえな!!
(良し!高速機動発動!!カウントヨロシク!!)
《高速機動発動しました…60,59…》
俺は一気に間合いを詰めてファイヤーアローの連射を撃ち込んた!!が、野郎避けやがった!攻撃予測って奴か??クソー俺のより凄えのか??
俺はぶん回しで吹き飛ばされる!!が、何とか立て直して更に迫る!!すると自動で予測解析が発動した!俺は予測上の相手の動きの裏を描く動きでファイヤーアロー連射をぶち当てる!!お陰で向こうの機動力が落ちた!もう一度ファイヤーアロー連射を放つと避け切れずにHPがごっそり削れた!
俺は一気に勝負を決めようとダブルアタックを付与して斬りかかった!
しかしK3は予測て避けた後でカウンターのぶん回しで俺のHPをごっそり持っていく…マズい!!もうこれ以上は耐えられない!!
その時にもう一度予測解析が発動した!俺は遠隔射撃の攻撃予測に基づいて、近距離攻撃をする為に間合い詰めようとしたその時、無属性魔導気が切れた…俺の勢いが止まったその目の前を、K3のぶん回しが俺を捕らえ切れずに空振りした。オレは再び無属性魔導気を発動の瞬間にダブルアタックをカウンターでぶち当てる!!
K3は動きを止めた!
俺は喜ぶ暇も無くそのまま階段を駆け上がる!!何とかギリギリで階段を登り切った俺は、後4秒ってトコで何とか外に出れた…。
俺は今、二分間の機能停止状態である…それどころかまだ休まないとHPとMPが満タンにならない。
何故なのか??
何でK2だK3だとワケの解らん上位のキラーマシンが出て来るのか?
コレって完全にマザーが俺を殺しに来てるよね?
しかも最後のあの時、俺の予測解析はK3の攻撃予測を外した。そして向こうの予測は間違い無く当たっていた。もし、タマタマ無属性魔導気が時間切れでスピードが落ちて無ければ、綺麗にぶん回しがブチ当たって俺がクラッシュしてたわな。
しかしK3の経験値は俺のレベルを更に押し上げた。
《改造レベルに達しました。今回の改造は防御回路の改造です。改造しますか?》
(いえす、あい、どぅう〜)
と、アホの何とかさんのマネで言う。
《防御回路のパッチプログラムの召喚を開始…》
《防御回路のパッチプログラムの召喚が完了。インストールを開始…》
《完了まで…5.4.3.2.1…インストール完了。補助防御回路の改造に成功しました。魔導障壁Lv1を獲得しました》
(魔導障壁の説明お願いしゃす!)
《魔導障壁はMP1000を消費して、3分間の間、相手に見えない透明な魔力障壁を張り、物攻と魔法を防ぐ事が出来ます。時間はスキルのLv依存、強度はレベル依存です》
これまた微妙なヤツ来たな…強度はレベル依存だから強くなれば使えるかな…。まあ、頑丈そうなボディーですけど、盾になるものが有ると安心だよね。そしてその後もまだレベルアップするみたいだ…K3の経験値凄えな。
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
…
おいおい、どんだけ上がるんだよ??K3ってやっぱりボスキャラだったんじゃね?そんなもんを使って来たマザーの本気度が判るぜ…。だけどマザーも俺に倒されるとは思っても見てないだろうなぁ…「あの旧型キラーマシンは化物か??」なんて言ってたら笑えるんだけどね…ってちっとも笑えねえわ!!
その内にあの声まで聞こえて来たりしてビックリなんすけど…。
《改造レベルに達しました。今回の改造は攻撃回路の改造です。改造しますか?》
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