表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キラーマシンな俺は、いずれ赤い塗装を施して『機動力3倍』を目指す件  作者: 鬼戸アキラ
第一章 遺跡からの脱出
3/6

師匠の屍を超えてゆけ!!

お読み頂きありがとう御座います。

魔石回路の改造を行ったお陰で戦闘時間が1分増えただけで無く、HPとMPにプラス補正が入ったのは本当に計算外だったが、嬉しい誤算となった。

HPが増える事で伸びた戦闘時間をフルに使える事になった。もちろん持ち時間ギリギリで安全な自分の持ち場に逃げ込めば、戦闘時間の半分で魔力の充填は回復する。しかしながらHPを削られる…つまり破壊される事の自己修復にもある程度の時間が掛かるので30分は待っている計算になる。コレもマザーからの魔力供給が有ればこそ早いのだが、支援外だと3倍は掛かるのだ。

やはり魔力は必要不可欠。最初に魔石回路を改造した俺って凄くね?


そして戦いやすくなったのも事実で、今まではボコボコにやられてたけど、今はソコソコの被害で済む。

今回も時間ギリギリで戻ったけど、自己修復の時間はかなり減って来ている。


レベルが13になった頃には速さでホバーシステムを持つ俺の方が若干上回ってきた。そしてレベル14の時に遂にその時がやって来た。

俺は師匠に一気に近付くと師匠の攻撃を避けながら後ろに回り込む!そして後ろから何度か斬り付けると師匠は左側から振り返るが俺は脚を斬り付けながら逆側へと回り込む。師匠はぐるぐる回るが俺が常にバックを取ってるので何も出来ない。俺はボウガンを連射しながらガンガン斬り付けると遂に師匠が崩れ落ちる。


(し、師匠おおおお!!)


俺は絶叫した。今までキツかった師匠とのバトルが走馬灯の様に頭の中を駆け巡る。


《キラーマシンK―1984を倒しました。レベルが上がりました。改造可能レベルに達しました。改造しますか?》


そうだ、改造が先決だ!落ち着け!俺。


(ゴホン…じゃあ演算回路の改造で!!)


《演算回路の改造ですね。演算回路のパッチプログラムの召喚ダウンロードを開始します…》


《演算回路のパッチプログラムの召喚ダウンロードが完了。インストールを開始…》


《完了まで…5.4.3.2.1…インストール完了。演算回路のオペレーションシステムの高速演算領域の構築に成功しました》


《レベルが上がりました》


《レベルが上がりました》


《レベルが上がりました》


《回収される前に魔石を吸収しますか?》


(イエ〜ス!!)


何か勢いで言ってしまったが、果たして大丈夫なのだろうか…?


《魔石吸収を開始します…》


《魔石吸収を完了しました。魔石よりの魔力出力が増加しました》


(魔石吸収すると魔力出力が上がるけど何が変わるの?)


《魔力出力が上がると戦闘時間が増えます。キラーマシンの場合3分です》


こりゃあラッキーだなあ…3分も増えるのか。

魔石吸収が終わってしばらくするとキラーマシンの残骸が床に出現した魔法陣に引き寄せられ消えてしまった…。するとその直後、また魔法陣が現れて其処からキラーマシンが出現したのである。


(またキラーマシンが出現したとは次の師匠が降臨か?…ん?動いてないなコイツ…)


魂魄プログラムが無い為、作動しません》


(じゃあコイツは何時動き出すんだ?)


《いつ魂魄プログラム召喚ダウンロードされるかは不明です》


なるほど…それまでは動かないか。とりあえず先に進むかな。

師匠…今まで本当にありがとう。ボコボコにされた事忘れないよ…(とーい目)


(そうだ、このエリアは誰の担当だ?)


《魔石吸収によりこのエリアはK―2049改の暫定的担当になりました》


ヨッシャ!!コレで次のエリアに向かえるぜ!!まるで陣取り合戦みたいだなあ。


(隣の守護者ガーディアンのレベルは?)


《K―1942のレベルは16です》


おいおい、マジかよ…俺の方がレベル高いじゃねーか!ここはサクっと倒して次に行こう!師匠との壮絶な猛稽古も無駄じゃ無かったって事だな。うん。

俺は師匠との激闘の傷を癒やしてから次に向かった。

師匠、俺はアンタの屍を超えていくぜ!


次に向かったエリアのキラーマシンを見ると何か赤く光ってる部分が3箇所程ある。


(あの赤く光ってるのって何?)


《赤く光ってる部分が弱点です》


おおお!!遂に役立たずだったモノアイCBSクリアボヤンスシステムが役に立つ日がやって来やがったぜ!!

俺は一気にエリアに入るとホバーシステムで相手の攻撃をかわしながら、赤く光ってる目の部分に矢を連射してキラーマシンを簡単に倒してしまった。

何かスゲー早く倒せちまったなあ…コレも改造のお陰なのかな?


《キラーマシンK―1942を倒しました。レベルが上がりました》


《レベルが上がりました。改造可能レベルに達しました。改造しますか?》


(動力回路の改造で!!)


《動力回路の改造ですね。動力回路のパッチプログラムの召喚ダウンロードを開始します…》


《動力回路のパッチプログラムの召喚ダウンロードが完了。インストールを開始…》


《完了まで…5.4.3.2.1…インストール完了。動力回路の魔導炉オンラインシステムの構築に成功しました》


《改造が規定数に達しました。スキル【改造Lv2】が【改造Lv3】にレベルアップしました》


いよいよお待ちかねのスキルアップだよ〜ん。改造Lv3も楽しみだなぁ〜。


《レベルが上がりました》


《回収される前に魔石を吸収しますか?》


(もちろん、イエ〜ス!)


《魔石吸収を開始します…》


《魔石吸収を完了しました。魔石よりの魔力出力が増加しました》


(ガイドさん、改造Lv3は何が改造出来るの?)


《改造Lv3で改造出来る箇所が指定されます。今回は魔導回路です。次はレベルが10上ると指定された回路の改造が可能》


(魔導回路について詳しく教えてくれ)


《魔導回路は装備した武器に魔法の力を付与する回路です。改造する事で回路を使用可能になります》


ほうほう…つまり魔法剣や魔法の矢を使えるって事か。そりゃあ凄いな!攻撃力が増えるのは良い事だ。


(じゃあ魔導回路の改造で!)


《魔導回路の改造ですね。魔導回路のパッチプログラムの召喚ダウンロードを開始…》


《魔導回路のパッチプログラムの召喚ダウンロードが完了。インストールを開始…》


《完了まで…5.4.3.2.1…インストール完了。魔導回路の復元に成功しました。魔法付与は追加されたメニューから選べます》


ガイドさんの声が終わると視界の右上にメニューが出ており、それを見ると剣と弓のツリーが出ていて、どちらかを意識すると付与魔法のツリーが出ると言う訳だ。剣は『ダブルアタック』弓は『ファイヤーアロー』か…。


(ガイドさん、それぞれの魔法付与を教えてくれ)


《ダブルアタック:戦闘中一度の攻撃で2回分のダメージを与える。消費MPは100で効果は戦闘終了まで。威力はレベル依存》


《ファイヤーアロー:火属性の魔法矢を放つ。消費MPは1本につき10で威力はレベル依存》


何とか使えそうだな…。

さてと…改造も終わった事だしそろそろ次に行くかな。


意気揚々と先の区画へ向かう俺だったが、この先に思いもしない孔明の罠が張ってある事にまだ気付いて居なかったのである。


ーーーーーーーーーーーー


CODE:K―2049改


LEVEL:21


HP:4725/4725

MP:2205/2205

戦闘可能時間:1179秒(19分39秒)

スキル:改造Lv3、弓連射(14本連射可能)、武器魔法付与Lv1(ダブルアタック、ファイヤーアロー)


面白い、また読みたいと言う方は、ブクマや☆を頂けたら嬉しいです。

宜しくお願い致します。

投稿中の作品です。見て頂けると嬉しいです。


転生したら属性魔法を使え無いので、金属使役魔法を極めて生き抜く予定です。

https://ncode.syosetu.com/n0176gh/


落ちこぼれテイマーの俺は、ユニークスキル魔獣武装ビーストアームスで無双する。

https://ncode.syosetu.com/n9186gs/


精霊楽士は笛の音と共に〜テルミナ大陸魔戦奇譚〜

https://ncode.syosetu.com/n8722gs/


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ