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哲学チックなヒーローの救済生活  作者: エムティー
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第1話 陰キャ◯ロガキを救ってみた!

今日現代社会では多くの人がストレスに苛まれている。大人だけではない子供もそうである。学校の人間関係は大人が思うよりもシビアである。高校の女子グループの分裂に見覚えはあるだろう。カップルの喧嘩がいつの間にか飛び火して集団リンチ(言葉だよ!手は出ないよ!)になるなんて珍しくない。

 そんな修羅の国「コウコウ」に正義のヒーローが現れた。彼はありとあらゆる人間関係トラブルを圧倒的なやさしさでほどく。彼に救われた人間は必ず彼に感謝し、人間関係のトラブルでは悩まなくなるという。ここでは彼の素晴らしき行動を共有することとする。


 それは普通にようで普通ではない昼休みのことだった。一人の男が彼のもとにやって来た。その男は背筋が曲がっており、首はミーアキャットのごとく動いていた。いかにもトラブっている。

「君が哲雄くんだね?」

そういうと長い前髪をいじった。やっと両の目がはっきりと見えた。

「いかにも」

彼、哲雄さんは美しい低音で答える。この美しさを例えるとするならば、黒の絵の具に白を入れた瞬間のような均衡が崩れこの世のすべてがその白に注目するレベルの美しさである。実際彼らのいる教室は空き教室であり普段だれも使わないため掃除もされていない教室である。

「君は一人でお昼を食べるんだね。僕と一緒だw」

つまんねぇwwwそんなくだらない話を哲雄さんにすんなよ全くw

え?何も言ってないですよ?気のせいではないですか?

「相談事が或るのだろう?聞こうではないか」

慈悲深い哲雄様はこのような相談者にも丁寧に答える。

「えーと…友達がいないんですよ。いや話す事が怖いとかではないですよ?ただ好きな話をする人が欲しいなって、〇きゲ―の良さを語らう人が欲しいなって」

は?なんだ?こいつそんな話学校ですんなよ。諦めて〇witterやっとけよ。こんな奴無視でいいですよ哲雄様

「なるほどいきなりその話は厳しいだろうな。少しずつだ。」

「でも僕はこれ以外の話はできないです。流行りのことなんかわからないし」

「小さなきっかけで良いのです。宿題を教えてくれとか。大体そのようなことで悩む必要はないのです。本来ならばあなたは周りを気にする必要などない。私はそんな世界が来れば良いと思っています。些細なことでしかないのです。長い人類の歴史の中で一瞬しか生きることのできない我々がそのように同じく歴史の中の有象無象でしかない人間に対して気を使うなど必要のないことです。あなたの悩みは歴史に残されもしないし。数年後には忘れ果てているでしょう。実にくだらない。短い命の人間がそんなことに時間を費やすなんて。さぁあなたも私たちとともに意味のある人生を!」(圧倒的フィナーレ)

「結構ですけど…ありがとうございました。なんかちっぽけなことで悩んでいたなと思いまた。とりあえず下の毛の在り方とか共通の話題から始めてみます。」

「ふむ。そうかい。また何かあれば来たまえ、いつでも私はここにいる」(最初のトーン)




はっ!あまりの尊いお言葉に意識が飛んでいました。どうやら彼は救われたようですね。

今回救われた彼が今後どうなるかは分かりません。しかし彼の足取りは軽く、いつもより遠くが見える彼の視線には明るい学園生活と生きることの歴史的意義しかなかった。


毎回書いてる気がしますが反省はしてます。

少しでも笑えたなら私は満足ですw

次回はもちろん未定!

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