4日目 奇天烈な出来事
素晴らしい事が起こります
「ごめんなぁ...急にメンバーになんかさせちゃって、俺もそういうつもりじゃなかったんだけどなぁ」
「いやいや大丈夫だよ。てか王子なの?!一般人みたいに出歩いてたけど...」
「なんと!?サダンがまた遊んでいたのか?!何度言ったらわかるのじゃ、メンバーを集う事だけを行えと言うておるのに...結果的にメンバーが見つかったのはいいものの...」
親子喧嘩か。それはよそでやって欲しいが俺が口出しをするようなことじゃない
「あの!一ついいですか?俺学生だから学校にも行かないといけないし...家族もいるからずっと離れてるってのは...」
一番の心配はそこだ
「大丈夫じゃ!そなたは学校以外で活動してくれればいい。地球で大変な事があったらそなたの判断で動くのじゃ、そしてこっちの世界で急用ができたらできれば来て欲しい。これでどうじゃ?」
以外としっかりしているしこれで心配もないだろう
「わかりました。ありがとうございます」
「なぁ、君名前なんて言うの?」
名前を聞かれた。王子とこう話す機会は無いだろう、少し緊張するがちゃんと答える
「俺は...九瑟 不月だ。よろしく」
「へぇ、そうなんだ教えてくれてサンキュ。所で学校いったことないんだよなぁ」
「そうなの?!まぁ面白いんじゃ無いかな...俺友達いないし一人ぼっちだし」
「似てるな!ずっと執事に勉強教わってたから俺も友達いないし学校とか行った事なくてね、行ってみたいなぁ。まぁ安心しろ、俺が『今』から友達だ!いやいや親友だ!」
サダン。ナンキン王国の王子が友達になってくれた、俺はずーーーっと友達というものがいなかった今まで遊ぶ楽しみも笑いもほとんど感じられなかった。それが今日変わる、こいつが友達...親友になってくれたおかげで何かが微笑んだ。絆ってやつだろう、こうやって嬉という感情が浮かんでくる事を知った。
「ありがとうな」
「紹介するぜ。この国」
「ここが教会!ここに初代が願いを込めた『願石』がある。ほら、この透明なケースの中に入ってるぜ国の特注で何をしても壊れないんだ」
「そんでここがカリブ街。色々な服、食物、雑貨、武器、道具がある店が沢山あるよ。俺はここにある焼肉屋の『ガチンコ勝負』っていう店が好きなんだー」
「次にここ!トール公園。イナズマの形をしているんだ、ここで演説や祭りを行ったりしているんだ、何てったって広いし、もちろん遊びの場としてもあるぞ。ちなみにこの国は中心の国だから大体ここにくれば分からない事もわかるぜ。地域によって違うものもあるだろうけどな」
王子直々にこんなことしてもらっていいのだろうか...紹介してもらっているしサダン的には良いのだろう、こいつも友達というのをあまり感じられてこなかった。だあらこそ今を大切にしたいというのが伝わってくる
「あのさぁ、気になるんだけど人が行き交うのに「ハァハァー!!王子様」とかされないけどいいの?すごい人なのに」
「いやぁ...俺そういうのは苦手でさ、だってみんな平等がいいんじゃん?そんな改まってる時間あるならしたいことしてくれーって感じでね」
俺と考え方が一緒だ。みんな平等であるべきという思考が、気が合うのかもしれない
「じゃあそろそろ帰るか?地球に。親も心配しているっぽいしな」
「ありがとう!じゃあまた今度くるよ」
こうして地球に戻った俺は家に帰る事になった。
「あらー!どうしたの?どこか行ってたの?フヅキにしては珍しいわねー。なんか良い事あった?」
俺の母親は性格が正反対だ。人とよく絡みに行くしいつも笑って楽しそうにしている。この人からこんな奴が生まれたのが奇跡って思うくらいだ
「別に...けどないとも言い切れないかな」
「唐揚げつくっておいたから食べましょー。いただきます!」
「お。うまい!やっぱ俺唐揚げ好きだなー...あいつが言ってたガチンコ勝負ってとこにも行ってみたいなぁ...」
「ん?あいつ?なんか言った」
「いや何も言ってないよ」
俺は食事を終えて風呂に入ると眠る事にした、今日は色々と情報量が多すぎたためか疲れている気がするだから早く眠る
「頼む...この思いよ、伝わってくれ...!これから、世界を守りゆく者への最後の願いだ...。どうか、どうかこの世界を託した!だから後は.............................................................救える事を願っているぞ...」
「ハッ!!ハァ...ハ...何だったんだあの夢は」
どうやら初代らしき人物が石に願っている様子が見えた
これが願石とかいうやつだろう。しかし何故、夢に現れたのだろうか...
一体どうなっていくのでしょうか。5日目お楽しみに