1日目 憎いから救いたい
新しい小説書き始めました、是非楽しんでください。
[説明]台詞の時はルビで話します。逆に台詞じゃなければルビを振った漢字で話します。
俺は俗に言うぼっち...いやどちらかと言えば一匹狼だ。
学校にいても一人、出かける時も一人だ。
しかし必ず影で噂をする輩がいる
「ずっと一人だよねぇ...w」とか「あいついつもああだよな...w」とか。
よく耳に入ってくる。だがもう慣れた、当たり前のように聞きすぎると痛みも何も感じなくなる
俺は訴えたい、平等であるべきだと。こちら側からしてみれば
あちら側は《大勢》でいるだけ。俺は《一人》なだけ、一人だったら文句を言われるのがおかしい、
人数は違えど置かれている状況はなんら変わりない
そう思いつつ、道端を歩いていて子供達の声が聞こえてくる
「あははー!」「そうだねー!」
昔は全然今みたいじゃなかった、明るくて、面白くて友達も結構いた。
だけどふと気づいたら友達も失い、その上俺は人に興味を持ちずらくなっていた。
すると
「キャー!!」
俺は後ろを振り返った
最近話題になっている、人々を襲い、快楽を味わう馬鹿な奴ら 厄介が出没していた
俺はこう言う
「またか...」
俺は見る見るうちに化け物に変身し、厄介へと走った
「地獄へ落ちろ...」
そう言い。厄介を切り裂いて倒した。言うまでもなく、俺は
《狼》になれる
この世界は普通だ。厄介が出てくるだけで他は何も変わらない、俺が生まれた頃にはこんな奴らがいたらしいがあまり認知度がなかったらしい。こんな生物がいるなんて信じられていなかったからだろう。俺が言えないが、気色の悪い
THE.化け物
と言う感じだ。
しかしある日を境にその存在が世界中へと広まっていった。
とある記者がこのことを明るみに出そうと検討し、色々な被害者のコメントを元に張り込みを続け、ようやくその姿をカメラで捉えた...その末に知れ渡った。
俺はいつからか狼になれるようになっていた、おそらく一匹狼になってからだろう、何故この力を持っているのか、他にも似たような人がいるのか。定かではないが、この姿は間違いなく世間に知れ渡らない方がいいだろう、多分みんなパニックなる。
だから倒したらすぐに何処かへと走り出す。誰にもバレないように颯爽と
厄介退治は役2週間ほど前から行なっている
「ねぇなぁねぇなぁ...面白いことしたる..してやる..ブグクグググ!」
「なんだコイツ...!!ここで人生終わりかぁ..」
初めて出会ったときは恐怖でいっぱいっぱい、今とは比べ物にならない程だ
でも俺は他の人間にも手を出してることが憎たらしかった、
「生きている価値も無い奴がよぉ...脳脳と自分の行動で誰かを傷つけるなよ...!」
自分も傷ついた事が何度がある、だから堂々と言えた。
「じゃあ...じゃねー...じゃあねーブグググググ」
「ガルァァァァアブルゥゥルルルルッッ! 許 せ" ね ぇ"」
鋭利な爪で厄介を切り裂いてやった
自分が何をしてどんな姿かは見当がつかなかったがまず他の人を巻き込まんようにすぐに走った
かなり脚が速くなっており全然疲れなく息も荒く無い、少しばかり落ち着きて少し周りを見渡すとようやく自分の姿に気付いた
「こ、これ...狼だよな...」
なんとか理性は保てる。しかし自分の知らないところで暴走しているかもという不安もある
しばらく経つと牙は戻り、爪は普通通りになり、顔つきも変わった。
「ああ、こうなったからには仕方がない。プロブレム退治を『始める』か。ずっと突っ立っていても変わらない」
こう決意し、2週間後の今に至る。2週間の間にだいぶ慣れた、色々な厄介が現れるたびに動くのも判断力も精神面もより良くなっていっていると思う。
ずっと一人で生きてきたが何かを見つけられた気がした、今までとは何か一癖違う何かが
2日目お楽しみに