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処刑タイム 2部  作者: 青梨ゆうる
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自分の声

こんにちは、

今回も簡単な話ですが自分の好きなタイプの話を自由気ままに書かせて頂きました。

正直今回は色々悩みながら書いていたので話がグチャグチャなところも有りますが読んでいた頂ければ嬉しいです。

もっと綺麗に話を作ってたくさんの方に面白いと言っていただける様に頑張ります!

 この世は無意味そんな事を考え始めたのはいつからだろうか……


「お嬢様ティータイムのお時間でございます」

「あら、もうそうな時間に1日が過ぎるのは早いですね、もう少し長くはなりませんかね?」

「お嬢様それは私共でも難しい事かと思いますが…」

「そうね」


「ところでお嬢様次のゲームの対戦相手の事なんですが…」

「ん?どうかしました?」

「次の対戦相手のえ~っと名前が…あ!椋とか言う子なんですが私が倒したいんです」

「ほぉ~あなたが自分から対戦相手を指名するとは珍しいですね、分かりました、それじゃあ次はお願いしますね」


「はい!ありがとうございます、それでは失礼いたします」

メイドがそう言うとドアがゆっくりとしまっていった。

「ふ、あの子があんな顔をするのは珍しいですね、今回の勝負どっちが勝っても良い稼ぎになりそうですね」

この国は不思議だ上の人間が一つ手を加えればすべての駒が動き歯車が回り始める…


                     その頃椋は…


「は~勝負に勝てば許され負ければ苦しみと死か…やばい体の震えが止まんね…単なるゲームなのになんだコレ」

椋は初めての感覚にいた…勝てば許され負ければ苦しみと死を同時に味わう事になる、人間は昔から命を賭け戦って来た、だが今はどうだ戦争が日本では有る訳でも無く言ってしまえば日本という国の中にいれば自分たちの様な下の人間は口を出さなければ裁かれる事も自分の意志潰されることはないのだからな…


椋が頭を抱えていると一つの影が椋の前に伸びた、椋は突然の事に驚きを隠せずに顔を上げる。

そこにいたのはさっきまで黒服の女二人と処刑された男に圧倒的な点数差をつけらくらくに勝った心が心配そうな顔でそこに立っていた。


「お疲れ、スゲーな心は自分の命がかかってるのにあんだけ自分の力を出し切れたんだから、俺なんて今怖くて怖くて体震えっぱなしだよ、はは」

椋が誰でも分かるような作り笑いを心に向けると心は椋に対して「お守り」っと言いながらボロボロになった熊のぬいぐるみを渡してきた。


「それを私だと思って絶対に勝ってきてね!私は椋君がどれだけプレイ技術があるのか分からないよ、けど!一つだけ分かる!椋君は絶対に負けない!」

椋は初めて人間という生物の優しさに触れた気がした…その時だった闘技場から女警備員の声が聞こえてくる、いよいよ椋の命がけのゲームが始まる。


「さて行きますか!俺の人生最後かもしれないゲームに!あ!そうだ!」

椋がさっきまでの恐怖は何処へ置いてきたのかと思う位に行き良い良くベンチから飛び出し心に手を振り心に叫んだ「心!俺は今からお前に最高のゲームを見せてやるよ!」そんな事を言いながら闘技場に向かって足を運んだ


次の瞬間だった。椋の視界は真っ白になったが一瞬で視界が広がったそして椋が見たのは何万人もの人間がこちらを見ている…そんな光景だ


そんな時だ女警備員が椋に手を向け叫ぶ…


「皆様!初の挑戦者を発表いたします!現在青コーナーから出てきました!椋君は今日は入ってきたばかりの新人君で~す!」

女警備員が椋の事を紹介した瞬間全観客の視線が椋に集中する、椋は何が起こっているのか分からずにデスクトップの方へと戸惑いながらもゆっくりゆっくり足を進めていた。すると女警備員が「これから!椋君が何処のランク世界で生きていくのか抽選をしていきたいと思います!」


女警備員がマイクに向かって叫ぶと観客の興奮度は一気にマックスにまで達しさっきまで少しの話声しか聞こえてこなかったとは思えない程だった。


だがそんな時だ勢い任せに興奮をした大富豪が椋を変に挑発をする。


「兄ちゃんもしあんたが今日の抽選で奴隷だったら俺が買ってやるよ、まぁどうせ速攻廃棄処分だろうけどな!ハハハ!」


それに続く様に女が声を重ねる


「ちょっとやめてあげなよ~あの子もどうせあんな落ちこぼれになりたくないだろうしえんぎ悪いわよ!ハハハ!」

そんな冷やかしを受け続けていたそんな時だ椋が奴隷の方を見て闘技場全員が驚く様な事を口にする。


「ねぇ、姉ちゃん俺抽選やらなくて良いわ」

闘技場全員が驚きを隠せづにいると、椋が続けて言った。

「俺は中途半端に平民でも大富豪のどっちからでも始めたくない!俺は奴隷から始めるぜ!」

女警備員が初めての事におどおどしていると、やはりここの上に立っている者は下の人間をゴミの様に見下す嫌な癖を持っているらしい…


「オイオイ、兄ちゃんそれは本気か?空気に飲まれて頭馬鹿になったかどう考えても最初から奴隷よりこき使われずにすむ平民か俺らみたいな大富豪の方が良いだろ?あんなゴミよりも!」

「そうよ!なんであんなゴミでくずで家畜でしかない奴らの味方になる訳?あんたホント馬鹿でしょ!」

その時だった…何処からか首輪の様な物が飛んできて椋の足元に落ちた、そっちを見ると一人の少年が男に引っ張られ体を椋に向かって必死に伸ばしていたその時少年から椋は言われる。


「お兄さんホントに僕みたいな扱いをされても良いんだね!毎日毎日蹴られたり、殴られたり痛くても良いんだね!」

椋は一瞬戸惑ったが少年に何を言われてるのかすぐに分かった。


少年は必死に椋に叫ぶと椋は足元にある首輪を取り銀のプレートに奴隷と刻み込まれたのを見て少年に向かって叫んぶ「ふ、良いぜ!俺がこの狂ったゲーム全部ぶっ壊してやる!」そう言うと少年は大きく「ありがとう!」叫び後に「お兄さん、一つ教えるね!僕の名前は形部優斗、死人の名前だけど僕の最後の夢をかなえて」

優斗がそう叫ぶと男は何かを妨害するかの様に少年をさっき以上に力で引っ張るだが優斗は最後の事を言うまであきらめようとしなかった。


だが優斗も力が持たず白い手すりから手が離れるだが優斗がとっさに言った。

「お兄さん!お願い!僕の妹を助けて!妹の名は美奈!美奈だ!」

優斗は最後の最後までニコニコと笑いながら妹の名を叫んだ…そして椋は簡単に答える。

「分かった!美奈だな絶対助ける!」

そう言うと優斗はニコニコと笑顔の間に何処かへ連れていかれてしまった…

椋はその光景を見た後に手に持っている、動物用の首はを付け大富豪の方を睨み付け叫ぶ…


「オラ!今日から俺は奴隷だ!俺の事買ってくれんだろ!」

そう言うと大富豪からは椋に向かって大量の罵声が浴びせられた、だが椋両手を上げニコニコとした笑顔で大富豪の罵声を無かったかのように笑顔でいた、今まで罵声を浴びせられそんな行動をした者がいなかったのだろう…大富豪は皆思った事が有った。それは………「こいつがいたら自分の天国は崩れる」そう思ったのだろう

大富豪の椋に対する罵声が無くなりその矛先は椋以外の気弱い奴隷の移った。


だが椋にとっては好都合だった。自分に矛先が向かないイコール椋がどんだけ上のランクにボロ勝ちをしても自分の方には攻撃が来ないだがそれでは他の奴隷ランクいる者が傷つくだから椋が一番上に立ちルールを変えれば良いそんな考えだった。

そんなことを椋が考えているとさっきまでオドオドしていた女警備員は落ち着き自分のペースで話を進めていく。


「それでは観客の皆さまお待たせいたしました。ランク戦を始めたいと思います!ですがその前に他のプレイヤーの方に出てきていただきましょうか!それではどうぞ!」


そう言うと椋の向いている赤コーナー側からは黒服の女一人にメイド姿の女が一人づつ出て来た。

その時点で観客はざわつき始める、そうなるのも仕方が無いこのメイドはこの場所を作った。王女についているメイドなのだから簡単に言ってしまえば大富豪の上にあたる身分だった。そんなランクの人間がいると言う事は今回対戦する相手は相当名の知れたプレイヤーだという事だが今青コーナーにいるの身分が奴隷の椋のみと言う事は次に出てくる者が最強のプレイヤーだと皆は思った。


その時だ、女警備員によって青コーナーからもう一人プレイヤーが呼ばれる…

「それでは!最後の注目のプレイヤー登場お願いします!」

闘技場にいる全員が青コーナーの最後のプレイヤーを唾を飲み待つ…だが現れたのさっきの試合で心に負けて死んだ男の代わりに上のランクに上げられただけに過ぎない男だった、だがそれでも上にランクが上がった事に代わり無いなので平民でも奴隷を下に見る者はいる、この男の様な奴は特にそうだ。


男が中央を堂々と歩いて来るだが…この男はまだ知らな…ランクだけがすべてではない事に…

その時だ男は椋に睨みをきかし近づいて来る…男も奴隷程度睨めば簡単にひるんでパニックを起こすと思ったのだろう。

だが違った男が足元から少しづつ顔見ていくと椋は何と睨み返してくる…男も馬鹿だが人間だ…この四人の中で一番自分が下だと言う事に直ぐに気づく…


そして椋はキラキラした笑顔で女警備員に言った。

「それじょあ始めましょうか、俺興奮して楽しみだから」

女警備員がまた混乱しながらも大きく「は、はいそれじゃあ皆さま近くのイスに座ってください」

そういわれ四人のプレイヤーは近くのイスに腰をかけPCを起動した。


PCが完全に起動した。画面にはデスゲームっと一つだけソフトが表示されている。デスゲームにカーソルを持って行きダブルクリックをすると始めると直ぐに各国が表示された。


このゲームはある意味言ってしまえばこの国選択から勝敗が決まって良いと言われているゲームだった。そして日本は悪意があるが最弱と言われる国だった…普通のプレイヤーだったらゲーム上最強と言われているアメリカかソ連を選択するのが定番になっている…それにプラスこれはハンデ戦で奴隷から選んで行く…だからここで普通はアメリカかソ連を選択するのが普通なのだが椋は違った…


椋は迷いなく日本を取った…これに関しても前代未聞だったのだろう奴隷が日本を取るなど、その瞬間椋の隣に座っている男は自分が今回の処刑対象では無い事を確信した。椋に顔を向け完全に舐めきった顔で椋を煽る。


「オイオイ、奴隷ってのは身分もなきゃ脳みそも無いのかあんな有利な状況だったのに勝ちを簡単に逃したまぁ、お前が俺に勝てる確率が消えたよ!ハハハ!」

その煽りに合わせて大富豪が煽りに乗る。


「オイオイ、兄ちゃんそれ言ったら可哀そうだろ、まぁ頭が悪いのは俺も思うけどな!ハハハ!」

「そうよぉ今日がその子の命日なんだから最後までいじめるのは可哀そうよ~」

この時点で椋は勝ちを確信した。だが人間は自分の勝ちが確信すると相手をもっと泳がせてから潰したと思うのが普通だった。そこで椋は男をもっと調子づかせたところで落とそうと罠をかけた。


「へ、これは簡単に言ったらお前に対してのハンデだよ、俺がそんなミスをする訳ないだろ!バーカ!」

人間は単純な生物だと椋は今回の会話で改めて知った。そう心理戦に持ち込んでしまえば相手のメンタルを削りきる事もそう難しくは無かったのだ。

この様に人間は自分より格下だと思っている相手に馬鹿にされると直ぐに頭に血が上り上手く物事や言葉を考えられなくなるのだ。


「こ、このガキ!」

もちろん男はこの挑発に見事乗せられた。そこにだ言葉を重ね合わせる様に椋が挑発を繰り返すと男は見事に壊れた…

「お前は俺が殺す!そうだなぁお前が苦しむ顔を真ん前で俺は見たいからこの試合に勝ったらお前を雇って俺がこの手で少しずつ地獄に送ってやるよ~」


そんな会話をしていると女警備員が止めに入る様に二人にイスに座る様に指示する。

椋が静かにイスに腰をかけ男も隣に座る。

その時だ、男が突然騒ぎ始める。

「ほ~二人とも可愛いね~ねぇこの後お茶しない?」


男は自分が今回のゲームで死なない事自分の中で確信しているのだろう開いた口が閉じることが無い。

もちろんこの時点で黒服の女が黙っていられるはずがない。それはそうだ、平民程度が王女の下につ付くメイドに対して軽々しく話かけるなど…自分を殺して下さいと言っているようなものだ。


「お、お前この方を誰だと思ている!この方はここ処刑場を作った第一王女セルフィーヌ様の第一ユキナ様だぞ!この馬鹿め!お前の様な奴が話かけて良いお方では無い!お前は家畜とでも話していろ!」

ここまで言われると男もイラ立ちがしたのだろう、黒服の女に向かって暴言を吐き始める」

「あ~そうかい!それじゃあこの後にでも俺がお前を買ってやるよ!そして毎日犯し続けてやんよ!なんせこの試合に勝てば俺のランクは平民から大富豪に格上げだからな!」


黒服の女もこの時点でキレていた

「こ!この!」

その時だったユキナによって話が途中で切られた。

「うるさい!」


ユキナが叫ぶと二人は動くことがまともに出来なくなった。それだけのオーラの持ち主だと言う事だ。


ここで女警備員が闘技場の空気を変えようと慌てて二人に座るように指示され二人はゆっくりとイスに腰をかけた。

「そ、それでは今回のルールを説明します!モニターをご覧ください!」

そう女警備員が声をかけると闘技場にいた全員が目向けるただしモニターにミーファは目を向けずに大富豪の一部の観客の方に目を向けていた。

それにつられるように椋もそちらを向くがミーファは一瞬の椋の不審な動きを見逃さなかった。


そう椋が自分の動きでモニター以外のところを見ていたのに気付いた事に一瞬で分かったのだそしてミーファはこの時点で驚きを隠すのに必死だった、このミーファが試合前に大富豪の方を見るのはいつもの事だがその事に気が付くのも外から見て分かる人間少ないかった。そして今までミーファの下に付いていた人間にもバレた事が無くそれに正面にいるクラスプレイヤーにも気づかれた事が無かったからだ

その時だった女警備員が試合開始のカウントを開始する…



                現在の時刻…PM14時頃


「それでは!デスアタック負ければ処刑タイムアリ!リスポーン100回まで開始します!」

ここからだ普通のゲームでは味わえない、命を賭ける、死や苦しみをを恐怖と思ったら負けのゲームが今始まる…

そして女警備員によるカウントは少しづつだが進んで行く…


「5…」

「4…」

「3…」

「2…」

そしてカウントはゲーム開始を告げる手前に来る…


「1…」

この時点で恐怖に負ける奴はここじゃ勝ち残れない…闘技場いや…こうなったら言い方を統一しようではないかそう処刑場と…

「4名の方自分の自由勝ち取って下さいね!試合開始!」


女警備員の掛け声とと共にマッチングする、だがこの時椋がゲーム人生の中で絶対的に味わった事の無い感覚に見舞われた。

「は!なんだコレ!外からじゃあ分からなかったが実際に試合が始まったら突然周りが実際の戦場に!」

その時だ…右方向から銃の発砲音と共に椋の顔正面スレスレを数発の弾丸かすった。


椋は後ろに数歩よろめくと弾丸が飛んできた方向から聞き覚えのある男の声が聞こえて来た。

「オイオイ、どうしたよ奴隷!お前の力早く見せてくれよ~俺にさっきデカい口聞いてたよな~」

男は挑発気味に言うと椋は立とうとしたが足が空くんで立てないその時だいつ椋の前に来たのだろうか突然男は椋の前に立ち椋の頭に銃を突きつけ椋の頭に一発の銃弾を浴びせた。

男の嫌な笑い声が戦場に響く


椋の視界は真っ暗になり気づけば視界には残り99のカウントが表示されていた。

椋は気づいたこれはFPS視点が中心になるように改造されていたのだ、そうこのデスアタックは普通だとTPS視点が中心のゲームになっておりそれに改造されているところは一つだけではない事にすぐに気づく頭を打たれた時に頭に相当の頭痛がした。

これはプレイヤーが受けいたダメージの部位に何かを使いそこへ直接ダメージを与えているのだ、これは凄く厄介な機能だがコレを利用すれば勝つことも簡単だった。


椋がざっくりとして作戦を考えようとすると次に女の声が聞こえて来た。

このゲームの特徴的なところは自分の近くにいるプレイヤーの声しか聞こえてところだったのだが一つ可笑しい事が…

「何で敵プレイヤーの声が聞こえてくるんだこれじゃあ作戦が筒抜けになるじゃないか」


椋の頭の中にはこの様な疑問があった、その時だ何処からか声が聞こえてくるそう女の声が二人になっていたのだ

「あ~あ~椋さん聞こえますでしょうか?聞こえているなら空を向いて下さい、なおこの説明は他の方には聞こえていませんなので撃たれたら隠れて下さいね」


そう言われ椋は慌てて空を見上げるが特に人が話せそうな物は無かった、だがあっちからわ聞こえている。

「あ!聞こえているんですね!それじゃあ良かった」

女の落ち着いた声が少しづつ聞こえてくるだが何処から聞こえているのか全く分からない。

「それじゃあ軽く説明しちゃいますね」


ここで椋は軽くだが女からこのゲームの説明を受けた普通はゲームが始める前に受けるのが普通なのだが男がいきなり椋へ挑発を仕掛けたりその挑発を椋が受けたりはたまたコレも問題を起こしたのは男の方だが女性陣二人を男がナンパしたりするのが問題でルール説明がゲームのルールのみになってしまっていたらしい…


だが椋の頭は勉強などの事は苦手だが心理戦であれば天性の才能を持っていると言えるだろ…そう椋今の数分で女の話を理解しこのゲームで上位に残る方法が分かったのだ…


「分かった、ざっくり言ったルールはこんなんだ第一に自分以外のプレイヤーは自分のと同様100回分リスポーン出来る、そして次のルール第二ダメージを受けるとこの空間によって肉体ダメージ与えられそしてリスポーン回数が減るたびに肉体にかかるダメージが大きくなるそして最後にこのゲームではマップが見れない。」


これはFPSゲームやTPSゲームにおいて相当きつい…理由を簡単に説明してしまえば例えば銃声が自分の数メートル先で鳴るとする目には見えてはいないがマップを見れば家が有るからそこからの狙撃と分かるだがマップが無いと言う事は自分の見えない先に何が有るの分からないから動きようがなってしまう

だが椋はそんな時でも笑っている。

そうこの男が得意な勝負がこの中には含まれているからだ…


そう言うと椋は武器を持ち何処かへ走って行ってしまった。

女警備員があきれてしまう位…

「あの方はホントに凄いですね、ほんとに…ですがここではその油断が命とりですよ」

そう言うと女警備員は薄く笑みを浮かべ手元にあったトランシーバーによって何処かに連絡をとって言った。


「え、あ!どうも!多分ですがあの子上がりますよそこまで、フフフ、そんなことは、え、はい、次お願いしますね」


                    その頃椋…


「クソ!あのクソガキ何処だ!」

その時だった男の足元が突如爆発が起きる。

「う、うああああああ!!お!俺の足が!足が!い、いてぇよくそ何でこんなにいてえんだよ!これ単なるゲームだろうが!」


男が叫んでいると男を遊ぶかのように男の近くにグレネードが落ちるだがグレネードは直接当たらない。だが男のからだは爆風によってそこらじゅうに飛ばされ男にはダメージだけが入りリスポーンが許されなかった。

そこの戦場には男の痛々しい叫び声だけが響く

「誰か、誰か、たすけ……テ…おね……がいし…ます…」


その時だ男をグレネードの爆風で吹っ飛ばしていた、犯人が二人草影から少しづつ体を出し出て来た。

「フフ、ホントにあなた男ですか?この位の痛みでそんな顔ぐちゃぐちゃにしてキモーい」

出てきて速攻男をののしったのは金髪で手元にはAK47を細身の体に似合わず持った女だった。

そして奥から出ていたのは黒髪でこちらも細身で戦場にはいないような女だった、だが手元にはまだピンの抜かれていないグレネードが持たれている。


そんな時だ男に金髪女は銃を向け足、うで。太ももの順で発砲した。

男は味わった事の無い激痛を受けもう泣きながら頼む事しか出来なくなっていた。

「神様のバカヤロー俺が何したって言うんだよ!」

男の感情はコントロースが出来なくなっていた。

「フフフ、あははは!このまま何もかも無くなれば良いんだ!」


男の反応を見ても女二人の反応は変わらなかった、黒髪の女に関しては人が前に倒れているのに全く興味を示していなかった、だが金髪の女に関してはどうだろうか男が苦しむ顔を見て楽しんでいる様に感じる正直言ってしまえば普通の人間だったら感覚が狂っていると考えるがこの地獄の場所だったらこれが当たり前なのかもしれない。


そんな事をしていると金髪の女が男をいじめるのが飽きたのか離れて行った。ここで男も心をホッとなでおろした。そう男はこれ以上の苦しみを味合わなくて済むのだからそう思った……だがここが処刑場と言われる理由はこれから男に起きる事によって証明される。


男が空を見上げホッと静かに呼吸を整えていると突然視界が少し暗くなった。何事かと思い男が苦しい体勢から体を少し起こすと黒髪の女が男の足に縄を結んでいるのだ男は一瞬自分に何が起きているのか分からなかったが黒髪の女が立ち上がり少し口元を緩めると男に向かって少し不可解に事を聞いた。


「ねぇ、あなた私達二人の事をしってる?」

男は一瞬何を聞かれているのか分からずに戸惑ったが無意識に横に首を振った。

そうすると黒髪の女は静かに微笑み男にもう一つの質問をぶつけた。

「そっかじゃあこの名前は聞いた事あるかな?ユキナとイルナ二人の姉妹の話」

女が微笑みながら男に言うと男の顔は一気に青ざめ男はとっさに口を開いてしまった、。そうまるで化け物を見た時の様に…


「ま、ま、まさか二人の姉妹って…」

男がこうなってしまうのも無理はない。

この処刑場には一つの伝説が有るからだここに長年いる者だったら知っているだろう話が一つ…

そんな時だ黒髪の女を男が話っていると少し遠めの所から一台の乗り物の音がした。男はどちらにしろ両太ももをあの金髪の女に撃たれているので動くことができない。


だが黒髪の女は動かないそれどころか笑っているのだ…だが女が取った行動は何と盾になる壁も無い場所で身を隠さずにグレネードを磨き始めたのだ。

普通戦場でそんな行動をすればスナイパーによって頭を撃たれるかもしれない、別の考えなんかだと男の仲間が援護としてこちらへ向かってくるかもしれない。だが女は砂漠のど真ん中で堂々と上足を地面にしっかりつけ何かを待っている。


それを見て何かを悟ったのだろうか男は女に向かって話かけた。

「へ、残念だったなクソ尼さっきの会話は味方に伝えさせて貰ったぜ!この試合が終わったらてめえらぁ二人とも俺の性奴隷だ!普通の奴隷じゃねぇ!ゆっくり可愛がってやるよ」

男はニヤニヤと女に話かけるが痛みのせいか息が上がっていた。


そうこのゲームは最初から見てのとうり普通のゲームじゃない。瀕死になってから少しづつ死へ近づいていくシステムなのだそしてこのゲームの特徴の一つ…そう自分のキャラが受けたダメージが直接自分の体に来るシステム即ち男はもうリスポーンまでの時間が近いのだ。


だがここで疑問が一つ浮かぶ椋が男によって頭をぶち抜かれた時は女警備員の話を聞いていられる程度だった。だが男は違う金髪の女によって太ももを撃たれた時に顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにするレベルだった。即ち男は椋以上にリスポーンを繰り返している事になる。それを二人は気づいていたのだろうだからここまでリスポーンまでの時間を長引かせた。


そんな時だ何処かに行っていた金髪の女がバイクの爆音を響かせこちらに向かって来る。

それを確認した黒髪の女は男の方を向きニヤリと笑い一言男に向かって放った。

「これであんたがリスポーンすれば丁度100回だね~おめでと!これであなたは地獄の拷問行きだね~」

男は女が何を言っているの理解に苦しんだ当たり前だ男の数えている中では後数回残っているからだ。


その男の顔を見て男が話の内容を理解していないのが女は直ぐに分かった。そして女は男に対して優しく赤ん坊をあやす様な口ぶりで話す。

「あ~ごめんなちゃいね~なんであなたがコレで人生終わりなのか理由を説明してあげるね~理由は簡単私の投げて当てたグレネードは1回当たるたびにリスポーン回数を減らす効果が有るのそして私達はあんたの事をずっと見てたもちろんあの椋君の頭を撃って死体撃ちした事もね~」


男は女の言っている意味が上手く理解できなかった。

「は!俺の事ずっと見てた!ってかリスポーン回数を減らすグレネードってなんだよ!そんなの有るはずが無いだろが!ホラをふくんじゃね!この俺様に対して!」


女は最後に男に向かって色々思っていた事を吐き捨てた。

「あ~うるさい!男がグチグチ言うんじゃないよ!一つ言っとくよあんたのプレイスタイルは昔から嫌いだったんだ試合開始前に相手を挑発したり女性プレイヤーに向かって下品な会話を振って無視をされれば今回の様に死体撃ちをするお前のその様な所が大っ嫌いだったんだ」


女が男に向かってそう叫ぶと、少し遠めの場所から物音が少しづつこちらに近づいて来る。

そうこうしているうつに椋がこの地獄の様な場所へ到着した。

「どう解釈すれば良いだ、俺を最初に殺した男が黒髪の女によって手足を撃たれ動かなくなってるそれに男は殺されたのか…いやでも殺されればリスポーンするよな?」


そんな事をしていると金髪の女が乗ったバイクが山から飛び出し到着した。

「お待たせしました、それじゃあイルナ様の好きな事をしましょうか」

イルナは不敵に笑い男に最後の時間を言い渡した。


「それじゃあ、お兄さん私のいえ…私達の楽しい遊びに参加して下さいね」

男は覚悟していたことだがその時が来たと考えると恐怖心が強くなったのだろう、女が男の足に縄を結ぼうとすると男は最後に力を振り絞り服の中に隠していた。小型銃を黒髪の女に向かってとっさに発砲した

男が発砲した弾丸は女の腹部に命中しただが黒髪の女は少し体を弾丸の勢いによってよろめきはしたがダメージを受けている様子は無かった。


「は!今女の人撃たれたよなリスポーンして無い嘘だろ…まさか…チート行為!?」

そのような行為は確かに出来るかもしれないだがそんな事をすれば反則負けで即刻処刑の場合も有った。

皆不思議に思うしか無かった。それは外の観客も同じ考えでいる。


「は!チート行為ってそんなの有りかよ!」

「まさかどっかで売ってるとかかだったら俺は自分の事を守るために買うぜ」

大富豪からすればそのような事で自分の身が守れるならいくらだろうと買うだろう…そうなぜなら…金が有るからだ。


大富豪と奴隷の違いはここにある考えがすべてを示している。大富豪の場合金がなきゃ誰かを生贄に使い自分を潤す。だが奴隷は違う金がなきゃ自分で稼ぐしかない。例えばの話を出すとこうなる。女は体を使い大富豪から金を騙し奪い男は自分の命を危険な天秤に乗っけ金を稼ぐそう簡単に言えば男は戦い女は上の人間の犬になれば良い話だ神はこの光景を望んだのだから光景を作り出したのだろう。


正直笑える話だな。


まぁそんな話を今しても特に今はないが神は見ているいつも自分が作り出した駒の事を……

そんな事を考える少女が戦いの外にいる。

そう心本人がそうだ


「あぁ~椋君も馬鹿だよね~なんであんな事に真剣になれるのか私は不思議で仕方ないよ」

そんな事を言っていると男が一人後ろから話かけて来た。

「心はひどいなぁ~あんな初心者君を騙すなんて、あぁ~可哀そうだね~優しい、優しい僕には考えられないよ」

「ふふ、兄さんだってここに来てから沢山のお人好しを騙してきたじゃないですか、そう言えばこの前の女どうしたんですか?え~っと名前は確か」


兄は不敵に笑い心に言った。

「あ~媛ちゃんの事か、あの子だったらこの前壊れて動かなくなっちゃたから地下に送ったよ。今頃はあいつらと楽しくしてるとおもうよ」


心は兄の表情を見て釣られる様に笑い後ろを向き兄を見ずに言って歩いて行ってしまった。

「兄さんこれから私は独房に戻ります、終わったら呼んで下さい。私が椋君に近づかないとスキを窺えませんから」

そんな事を言われ兄は処刑場に表示されている大きなモニターを見て小さくつぶやいた。


「心、お前はスキなんか窺わないだろやれる獲物はすぐにやるタイプだ…だって俺の実の妹なんだから…」

兄は不敵に笑い出す。


そんな時だった。処刑場にいた一部が歓声を上げた。それに合わせる様にモニターには小型銃をイルナとユキナに向かって向ける男が映っていた。

だがそこに映っている映像は特に不思議な点は無い皆が一部の観客が何に対して興奮しているのか分からなかった。奴隷や平民は大富豪がドラックを吸いてまた効果が効いたのかと思ったが今回の状況は全然違った。


興奮していたのは大富豪だけでは無い平民やそれどころか奴隷の一部も興奮している。

だが意味の分かっていない者からすればただただ気味の悪いだけだった。

意味の分かっていない者は何処がそこまで興奮するプレイなのか探しているとモニターの右上辺りに「REPLAY」っと表示がされ皆が興奮したプレイがモニターに再度放送される。そんな時だ皆が興奮している意味がすぐに分かった。


その理由は何と男が放った銃弾はユキナの腹部に命中はしていなかった。

見ていた観客から色々な声が出る。

「はぁ!?今の何が起こったんだ男の弾丸が当たってないのに腹部に穴が開いた!」

「うそ…だろ…なんで当たってもいないの腹部に穴が開いてんだ…」

「すげ!何が起こったのか全く分からなかったけどあの男プロだったのか!」


それはゲームをプレイしている四人にも聞こえていた。

「へへへ、プロだってよまぁ確かに俺はプロいや神以上の人間だけどな!ハハハ!」

男がイルナとユキナに向かって話かけるとユキナは何を思ったのか笑っている男の口を無理やり開け口の中にグレネードをつめた。

そしてユキナは男に向かって一言放つ…


「このグレは私が作った特殊なグレなんだ、今から聞くことに正確に答えてじゃないとあんたの頭が粉々になるよ、まぁ今のあんたからしたら私たちに嘘言って得はないけどね」

男はとっさに自分の頭がグレによって吹っ飛ぶのを想像したら恐怖を感じてしまったのだろう男は先程まで口を開け大笑いしていた男が何もなかったかの様に静かになった。


そんな男の姿を見たイルナとユキナは不敵な笑みを浮かべていた。そんな時だイルナが男に聞いた。

「実際あんたってチーターなの?」

ユキナが聞くと男はいかれた笑みを浮かべポツリと言った。

「あぁ~確かに俺はチーターだぜ、昔に関しても今に関してもなぁ~」


男がニヤニヤしていると二人の女は顔を見合わせ何かを話していた。顔を男に向けてると男に対してチート行為を教えろ話たのだ、男も二人の権力を持ってそんな物が必要なのかと頭を回転させたが一人の女によってそんな疑問何処かに飛んでいってしまった。

「ねぇ、あなた何で私たちの様な権力を持った人間がそんな事聞くのかって思ったでしょ」


男は驚きを隠せない程に困惑している。

「は…なんで…俺の思ってる事分かんだ…」

そう言うと女はまたも男の頭の中を読み取った様に会話を進める」

「だから、あんたの顔を見れば何となく分かるって」


イルナとユキナは顔を見合わせ笑い始めた。

「あはは!なんでってあんたと同じでせこい手使ってるからだよ」

女は落ち着いた声で言うと男は何を言ってるのか分からずにいるのだろう、口を軽く開けポカーンとしていた。


その会話は外の世界にも聞こえていた。

多分外の世界にいる者全員がこの事を知らなかったのだろう、全員が口を開けている、だが女の一言によってさっきまで口が開いていた全員が口を閉じた。そう男も…

「教えてやるよ、この機能上の人間に頼めばオンとオフ切り替えられるんだよ」


そう言うと金髪の女が一部の方向へ銃の先を向ける、その瞬間だった激しい爆音と共に砂の山に大量の弾丸が叩き込まれた。

そしてイルナが発砲を止めるとユキナが叫び始める。


「ねぇ、少年君!早く出てきなよ今ので分かったでしょ!私たちはあんたの心臓音が聞こえてるんだよ」

女が叫ぶと砂の向こうから日本兵の装備を身に着けた椋が体を出した。

そんな時だ金髪の女が耐えきれなくなったのか銃を椋へ向ける、だが椋は動こうとしない。回りから見れば椋が恰好を付け体を出したが突然女に銃を向けられ動けなくなった。そんなふうに見えた、だが違った


イルナが引き金を引こうとするとユキナが不敵に笑みを浮かべユキナはイルナの耳元で小さく囁いた。

「イルナ弾丸が入っていませんよ」

イルナは驚きつつもマガジンを抜き中身を確認した。するとだ、ホントに中には一発も弾丸は残って入なかった。


イルナは驚きを隠す事が出来ずにいた、それも当たり間だろう、イルナの持っている、アサルトライフルは1秒の間に数発の弾丸を吐き出せる。

それにだ、普通の人間であればその数秒の間に出される弾丸の数を数える事は確実に不可能だ、ところが椋からすれば飛んできた弾丸の数を感覚で数えるなど容易い事に入ってしまうのだろう。


一つ言うと今回の様なFPSなどのゲームに関しては自分の視界だけでは無く音なども重要になって来るのがFPSの特徴の一つだ、そして椋は元だがこのゲームの世界ランカーでも有る。

相当の事がない限りは椋がこのゲームで「敗北」の二文字をモニターに映すことはないだろう。

そう不意打ちでなければの話だ…


そん時だ…椋の腕を一発の弾丸後ろからかすった。

椋が瞬間的に後ろを振り返ると一人の兵士が立っている…だが、体は血だらけで歩くのも苦しそうな状態だった。

椋はとっさにイルナとユキナの攻撃を警戒し少し下に降りた所で傷だらけの兵士のプロフィールを確認する、まだ新兵だった


「新兵ってまだスキルがまともに使えないときじゃないか、初心者かでもスキルが使える様になるまでは初心者ルームでプレイするはずなんだけど」

椋は独り言を言いながら新兵に一歩一歩近づくそんな時だ、椋の背後から「しゃがめ!」っと聞き覚えのある声がした。


そんな声に反応したのかとっさにしゃがむと椋の顔スレスレを弾丸が通り過ぎっていった。その数秒後の事だった椋の前方では大きな爆発音と共にキノコ雲が上がった。椋が呆然と立ちすくんでいると後ろから何者かが近づいて来る。

「いや~お兄さん危なかったね~」


そう言われた次の瞬間愛用のアサルトライフルのリロードを済ませたイルナが視界に入ってきた。

「お兄さんは運が良いよ~だってユキナ様あの状況になったらあたしでも容赦なく撃つんだもん、まぁリスポーンできる回数いないでやってくれるからまだマシだけどね」

イルナが小さな声で椋に向かって話すとイルナの背後で爆発が起きた。


イルナは変な声と共に数キロ先に飛ばされ顔面から砂の山に飛び込む結果になった。

そんな時だこちらも聞き覚えのある声が少しづつ近づいて来る。椋は何が起こったのか分からない状態でそちらを向くと手元で自分お手製のグレネードを遊びながら近づいて来るユキナの姿が有った。

「イルナうるさいですよ、私はそんな悪魔の様な事はしません」


驚いた様にイルナが砂の山から頭を引っこ抜く…の…だが…

「イルナ…さ…ま……」

さっきまで元気だったイルナがいきなり動かなくなった。そんな時だイルナが砂の中でリスポーンされた

ユキナも椋も何が起きたのか分からずにいたがイルナが何故リスポーンする事になったのか直ぐに分かった。


「あ……」

そうリスポーンさせた犯人はユキナだ…椋がユキナを見るとさっきまでクールにいたはずのユキナが今にのガン泣きしそうに言った。

「あぁ~間違って……イルナ……に…火薬がいっぱい…入ってる方投げっちゃった…」


そうイルナがリスポーンした理由…それは…単純にユキナが間違えて火薬が大量に入ったグレネードをイルナに直で当ててしまっただけ…つまり…ただ単に、ドジをユキナが踏んだだけだった。

椋もどうすれば良いのか分からずにいた。砂漠のど真ん中そして今にも号泣しそうな女性もうゲームどころの話ではなくなっていた。


そんな時だ椋の目線の前にGAMEOVERの文字が赤字で表示された。

椋は何のことなのか分からずにいたが直ぐに悟った、そう椋はこの試合走っていただけでキルを取っていないのだ、それどころか男によって一度殺されただけでゲームは終わっている即ち結果で言えば椋が一番した。

椋は想像してしまったこの後自分がどうなるのか…あの奴隷の男の様に何もしていない自分が苦痛を受けそして死んで行くそんな事を考えてしまったのだ…


そんな時だ男の笑い声が少し遠くからする。そうそちらを向けば直ぐに視界に入って来る位の距離にそいつは倒れてこっちを不敵な笑みで見て笑っている。そん時だ不敵に笑う男は椋に向かって話た。

「あぁ~~~~~やっぱり!やっぱり!そうだよねぇ~~~~~やっぱり負け犬は口だけが大きいんだねぇ~~~~」


不敵に笑う男は明らか椋を見て馬鹿にしていた。その馬鹿にするのはこの後も続いた。

「あ!そうだぁ~~~そう言えばさっきお前さぁ~~~俺様に対してなんて言ってたっけ~~~~~?」

男は不敵に笑い続け最後に言った「早く!お前が処刑されるところが見たいから戻って来いよ~~~じゃあ先に俺は待ってるからなぁ~~~~アウト!」


椋の頭の中は一瞬にして真っ白になる。恐怖心から来ているのか現実世界に戻れる「アウト」っというのが声が震え言えなかった。だが処刑の対象になってしまったからにはもう死ぬしかない…そう男の様に

椋は震える声で唱えた。

「あ、アウト」


椋が小さく震えた声で唱えると視界は真っ白になり現実世界へ戻ってきた。

そして視界に早速入ったのは男の顔だった。それも顔面の全体的に激痛が走っていた。

椋は薄れている意識の中状況を確認した。椋が見たのは男が自分を馬乗りにし力の限りこぶしを固めて自分の顔面をぶん殴っている。それが椋の視界からでも確認できる事だった。


男は高々と笑い観客は歓声を上げ女警備員は止めに入って来ない。それどころか処刑の準備を始めている。

椋は薄れる意識の中分かった。そうここでは処刑される奴をゴミいや…ゴミ以下と考えていると…


そんな時だ…女警備員がマイクを高らかに上げ今回の処刑を説明し始めた。

「それでは皆様今回の処刑方法が決まりました!!今回の処刑は何と~~~」

周りからはドラムロールの音だけが響きドラムロールが止まった瞬間に女警備員が今回の処刑方法を発表する。


「アイアイメイデンです!」

処刑法の名前が出ると観客からは不思議そうな声がした。

そして女警備員によって今回の説明が入る。

「え~皆様も聞きなれなでしょうがこのアイアンメイデンは中世ヨーロッパで行われていた言われる拷問です。まぁざっくり説明しちゃうと2メートル程高さがある、女性の形をした外見に中は空洞だけどたくさんの針でグサッって感じです、まぁ実際にやる方が早いですね」


そう言うと天井から首輪上の物が勢いよく飛び出してきた。この時点で椋は死ぬことを覚悟した。

だがそんな事を裏切る様に首輪は椋の上に乗っていた、男の首に巻き付いた、男は苦しそうにもがいていたいたが降ろされることは無くどんどんと頭上に上げられて行く。

観客も驚いていたが一番驚いたのは今も頭上で吊り下げられている男だろう。


男は少し呼吸の出来る位置を見つけたのだろう女警備員に向かって雑な言葉で話始める。

「お…おま…え……なんで……俺なんだ…俺は……こいつに…勝…ったんだ…ぞ」

今にも死にそうだったが必死に呼吸をし話し続けた。

だが女警備員は少し下を見た後に少しのため息をこぼし簡単に説明した。


「はぁ~じゃあ簡単に説明いたしますね、今回のルールは三名がリスポーン出来なくなったらゲーム終了などとは誰も言っていない、つまり今回のルールの場合はタイムオーバーまでリスポーンした回数が少ない方が勝利と言う単純なルールだったんですよ」


女警備員が男に説明していると男の限界が近づいたのか暴れ始める。

男の体が鎖によって吊り下げられる中女警備員がマイクに向かって声を入れる。


「あの~無理だったら言ってくださいね、降ろしますので」

男は女警備員の言った事を信じたのだろう、男は最後の力を振り絞り「下に降ろせ」と合図を送った。

それを見た女警備員がニヤっと口元を緩める、そして手元に置いて有る赤いボタンを押し込むと男の首に巻き付いていた、鎖が解けた。


だが男はここで自分は終わりだと感じた。そう男の鎖が首から外されたのは2メートル程上の方だ、つまり落下する。確かに人間は道具を使えば空中を飛ぶを事は可能だろうだが…今の男に空中を飛ぶ手段など無い…


そんな事をしている間に男はコンクリートの地面に叩きつけられた。

男からはグシャリと生々しい音がした。さっきまで歓声を上げていた観客は静まりかえり処刑場はシーンっと音が消えた。だがそんな中椋一人は二つの感情に包まれていた。一つは自分の目の前で人が死んだ恐怖そして二つ目は……他人が死んで自分が生き残った興奮……それだけが椋の感情をくすぐった…



処刑タイム2部を読んでいただきありがとうございました。

今は40枚書くのに大分時間がかかっているのにプラスまだ話もグチャグチャで可笑しなところばかりなのでもっと集中して読んでいただいた方に話が面白かったと言っていただける様に頑張ります!

次回の話はいつになるのか分からないですが面白いものをかけるよう頑張ります!

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