プロローグ(人物紹介等)
少しずつ、加筆予定です。
ちなみに名前の後の年齢は、第一部の第1章冒頭時の年齢です。
フローレンス(12歳)
第1部の女主人公。
実は前世の記憶を持っていて、この世界が自分がかつて愛読したコミックの世界であり、このまま行くと最愛の義兄エドマンドから、「義母上」と呼ばれる運命が自分に待っていることを知ってしまう。
そのために、その運命を免れようといろいろ画策して、奔走するのだが、それが却って周囲に不幸をまき散らすことになっていく。
なお、フローレンス以外の登場人物は、一切、前世の記憶を持っていない。
ジェーン(9歳)
第2部の女主人公で、フローレンスの実の妹。
エドマンド(15歳)
男主人公で、フローレンスやジェーンの義兄。
現皇帝ウォルターの実の甥にして、皇女イザベラの婚約者。
政治家としての才能は、将来、有望な片りんを示しているのだが、女性の心を読むことが今一つ下手。
イザベラ(15歳)
エドマンドの婚約者で皇女。
(実は、いわゆる頭の少しお弱い御方で、それもあってエドマンドと婚約した。)
アーサー(18歳)
フローレンスの婚約者で皇太子。イザベラの同父母兄。
ウォルター(39歳)
現皇帝。アーサーやイザベラの父。
コーデリア(39歳)
現皇后。アーサーやイザベラの母。
ドミニク(33歳)
エドマンドの実父で、フローレンスやジェーンの養父。ウォルターの同父母弟。
ヘレナ(33歳)
フローレンスやジェーンの実母で、エドマンドの養母。
ネヴィル(36歳)
フローレンスやジェーンの実父。ウォルターやドミニクとは同父母兄弟。既に故人。
リンダ(33歳)
エドマンドの実母。既に故人。
ローラ(15歳)
とある亡くなった伯爵の娘。兄が二人いたが、長兄が病死し、次兄マルコムが修道僧のため、生活に困っている。
これ以降は、基本的に第二部のみの登場人物になります。
オリヴィア
エドマンドとローラの娘。
サムエル
表向きは、ウォルターとコーデリアの間の第2皇子だが、真実は、エドマンドとイザベラの間の秘密の子。そのために、本来は皇太弟となるべき立場ながら、エドマンドとタバサの間の養子に出されている。
タバサ
エドマンドの政略結婚の相手で、バーフ大公家の大公妃だったが、エドマンドに再嫁する。
そのため、大公妃の称号を未だに持っている。
背景世界の説明
旧作「少女漫画のヒロインの姉に転生しました」の世界観をベースにしていますが、この世界で主人公たちのいる帝国は、大公家が3つに分裂してしまったために、皇室独裁に近い皇室優位の政治体制になっています。
帝国
大陸の東にある大きな島国。面積、約50万平方キロ、人口、約5000万人。
表向きは、皇室を中心とする中央集権制の政治体制だが、帝国各地に皇室や貴族、教会が保有する荘園ができたこと等から地方分権化が進み、軍事力は帝国各地に割拠している多数の騎士団に多くを依存している。
ちなみにほとんどの騎士団は、皇室や3つの大公家に、軍事貴族等を介して忠誠を誓っており、帝国で内乱が起こった際には、帝国からの動員に応じて鎮圧に当たる。
また、教会自身も、騎士修道会という形で騎士団を独自に保有しており、それなりの軍事力を持っている。
教会
帝国の国教で、大陸から伝わってきた一神教の宗教で、真教とも自称する。
大陸から離れた後、地域的な事情も相まって独自の宗派となったために、大陸に残った教会からは、お互いに異端として敵視し合う関係にある。
この世界を創造したのは、悪魔であり、この世界は地獄であるとして、輪廻転生の教えを柱とする。
ちなみに聖職者の間では、男女は同格であり、帝国国教会を統括する教皇に、女性も何人も就任したことがある。
現在の枢機卿会議でも、枢機卿の3人に1人は女性が占めている。