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仲間

作者: yuta3105

僕は中学2年生。


まだ人生の半分の半分も過ごして居ないだろうか。


僕は生まれつき筋肉の障害が有り、皆のイジメの対象だった。



最初は幼稚園の頃、幼稚園には積み木の部屋が有った。


皆が大きな積み木で滑り台を作り、僕は実験台。


超危険な滑り台を滑り降りなくてはならなかった。


何度もお尻を怪我して、何故か僕だけ怒られる。


毎日が嫌だった。



小学校では知らない子と仲良くなったが、幼稚園の頃一緒だった子が僕の病気を言いふら


し、またまたイジメの対象に…


鬼ごっこもやったが、勿論僕が鬼。


病気で足が遅い僕が追いつけるはずも無く、


泣きながら帰って、次の日には殴られる。


訳わかんなかった。


そんな俺にも友達が出来た!


T君、M君、D君だ。


すごく嬉しかった。


沢山遊び、沢山話した。



中学にあがった。


俺は毎日TとMと居た。


楽しかった。めちゃくちゃ楽しかった。


でも、イジメは止まない。


その頃の流行りはドッヂボール。


入れてもらえるはずがない。


ある日、お前も入れてやる。と言われた。


嬉しかった。


でも、結局球拾い。超つまんねーよ。


ワザと遠くに飛ばされ、俺が走ると「カタツムリだ~(笑」と言ってからかわれてた。


勿論毎日。


ある日、Dが、ドッヂボールしようと言い、俺をグランドへ引っ張った。


対抗できなかった。


コートに入った。


皆が俺に球拾いをしろと言った。


ムカつくのを押さえ、コートを出ようとしたその時、Dが俺を止め、皆に言った。


「仲間外れはダメ、病気とか知らねーよ。友達じゃないの?」



俺は泣いた。



イジメをとめた。



どれだけ勇気が有っただろうか…



どれだけ怖かっただろうか…



本当の友達を知った。



本当の勇気を知った。



本当の仲間を見つけた。


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